午前零時のサンドリヨン の商品レビュー
女子高生マジシャン・酉野初が学園の謎を解く、日常の謎ミステリ。 青春小説としても秀逸。 マジックとミステリの融合。というより、マジックが物語において重要なアイテムになってる。 「空回りトライアンフ」 キャスター付書架の3段目が真ん中を除く全ての雑誌が逆向きになっていた謎について...
女子高生マジシャン・酉野初が学園の謎を解く、日常の謎ミステリ。 青春小説としても秀逸。 マジックとミステリの融合。というより、マジックが物語において重要なアイテムになってる。 「空回りトライアンフ」 キャスター付書架の3段目が真ん中を除く全ての雑誌が逆向きになっていた謎について。 「胸中カード・スタッブ」 机に刻まれた3つのfと盗まれた慶永さんのハンカチの謎。 登場人物が続々と増える。まあ、学園ミステリだものね。 「あてにならないプレディクタ」 幽霊騒動の謎。飯倉静香は果たして本当に霊能力者なのか。 酉野の心を抉る話。 「あなたのためのワイルド・カード」 カード・スタッブの時から話題の幽霊・藤井綾香についての決着。 そして須川くんの告白。
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【読了】今年30冊目は学園ミステリーもの。主人公の須川君もその一目惚れの相手ヒロインの酉野さんも、純な性格でいまどきこんな高校生がいるのか?と思ってしまう。最後が非常に痒いが青春の一コマということで大目に見よう。
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サンドリヨンでバイトするマジシャン、西野初。それに惹かれるポチこと設楽君。二人の微妙な距離感に校内のミステリーが絡んで楽しい一冊。 プラトニックな空気に心洗われる。
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鮎川哲也賞受賞作。期待値が高かったのでちょっと残念という感じかな。ミステリというより青春モノっぽい。
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第19回鮎川哲也賞受賞作。 日常の謎系の青春ミステリ。連作短編の形式になってます。 マジックと青春ものの組み合わせは面白いと思います。 しかしだね、オバチャンにはどーもこのキャラクターたちのセンシティブすぎるカンジが……うーん、なんというか、わざとらしくセンシティブな気配がするん...
第19回鮎川哲也賞受賞作。 日常の謎系の青春ミステリ。連作短編の形式になってます。 マジックと青春ものの組み合わせは面白いと思います。 しかしだね、オバチャンにはどーもこのキャラクターたちのセンシティブすぎるカンジが……うーん、なんというか、わざとらしくセンシティブな気配がするんだよね。 鈍感な子と繊細な子の落差が激しすぎるっつーか。 ストーリーやトリックのために偏った性格にしてるのが見え見えというか… ライトノベルとして読めば充分かもしれないんだけど、鮎川哲也賞と聞くとね、どーしても本格を求めてしまうから……\(__ )ゴメン
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短編かと思いきや、 連作になっていて、 最後はひとつの作品としてきれいにまとまっていたような。 ちょっとヒロインが美化され過ぎていて 微笑ましいような、笑っちゃいたいような気もしましたが、 全体としては面白かったと思います。 須川くん、お前はいいヤツだ。
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買ってよかったです。 甘酸っぱい恋愛ミステリー…というよりは青春ミステリーってとこでしょうかね。 短編集かと思いましたが、短編が集まってひとつの長編になっている作品。 手品は視覚に訴えるものが多く、小説として取り込むと途端にに混乱するな、とぼやいていた時にお勧めされた作品でした。 所感として、前半に出てきたカードマジックはイメージがしづらく、逆に紙に文字を書かせて読んだり幽霊に読心させたりするマジックはイメージしやすかったです。
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悩んだ結果の★4つ! 5つでもいいんだけどね(-.-;) 文章が心の声中心で組み立てられててよかったなぁ(o^o^o)ノ 儚い感じのキャラクターも新鮮な感じがしたし。
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女子高生マジシャンと彼女に一目惚れした主人公が、学校で起こる謎を解決していく話。 人を寄せ付けず心を閉ざしがちな彼女に頑張ってアタックする主人公が健気でいじらしい。ちょっと情けないところもある主人公の恋の行方を応援してしまう。4つの作品が繋がっている連作ミステリーで、伏線が丁寧に張られていて、読み終わった後にあれも伏線だったのかって気づいた。 全体的に可愛らしい印象で、巻末の選評に「苦さが欠けている」と書かれていたけど、これはこれでよかったと思う。
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最後の終わり方が 大変可愛らしかったです! 高校生、いいなぁー ミステリと手品を上手く重ねていたけれど、 「そんな上手い事言った気になって!」という所は 思わず、本当そうよねー、と(笑) でも 魔法として響く時もある。 青春の一幕としては、とても素敵なものでした。
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