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新釈 走れメロス 他四篇 の商品レビュー

3.8

650件のお客様レビュー

  1. 5つ

    123

  2. 4つ

    270

  3. 3つ

    157

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    5

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2024/09/01

森見作品の独特な言葉選びと京都の大学生たちが本当に好きでたまらない。山月記と走れメロスしか元を知らないから他作品の原作を読んで森見作品の面白さをより楽しむ必要有り…

Posted byブクログ

2024/06/02

著名な短編小説をオマージュして描かれた短編集。短編集だがそれぞれ登場人物や舞台背景は関連している。全く別の作家、作品をモチーフに描かれているが、柔軟にそれを使いこなし上手く自身の小説に落とし込んでいるところに感銘を受けた。シンプルに楽しんで読める作品。

Posted byブクログ

2024/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ザ森見さん メロス、山月記しか知らないから、 他の2つも原作を読みたくなった。特に藪の中 百物語は、ちょっときつねのはなしを思わせた 自分が書くならどうするか、って考えながら読むのも楽しそうだなと思った

Posted byブクログ

2024/05/20

大好きな森見登美彦さんの作品 ラジオで新訳 走れメロスの話をしていて 読んでみようと思った 本を読み始めたのは最近のことで この代表的な作品も一部は知らないものもあり… 原作を読んでみよう、と思えた 京都を題材とするので やはり京都が恋しくなる。鬱鬱とした大学生 何者でも...

大好きな森見登美彦さんの作品 ラジオで新訳 走れメロスの話をしていて 読んでみようと思った 本を読み始めたのは最近のことで この代表的な作品も一部は知らないものもあり… 原作を読んでみよう、と思えた 京都を題材とするので やはり京都が恋しくなる。鬱鬱とした大学生 何者でもないのに、自分を一級品と思っている ありふれた大学生…懐かしく心くすぐられました

Posted byブクログ

2024/03/29

全五篇だが、登場人物は繋がっていた。 「藪の中」好きだった。 原作もこんな感じなのだろうか。 2人の証言の間にあるズレは原作通りらしいが。 「走れメロス」これはおもしろい。 この笑いながら読む感じ。やはり彼の描く大学生はこうでないと始まらない。 「桜の森の満開の下」これも好き...

全五篇だが、登場人物は繋がっていた。 「藪の中」好きだった。 原作もこんな感じなのだろうか。 2人の証言の間にあるズレは原作通りらしいが。 「走れメロス」これはおもしろい。 この笑いながら読む感じ。やはり彼の描く大学生はこうでないと始まらない。 「桜の森の満開の下」これも好きだ。 ここで出る斎藤秀太郎がイイ。 やはり魅力的な男だと思った。

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2024/02/29

「藪の中」「桜の森の満開の下」がおもしろかった。 「藪の中」は歪んだ愛の形が描かれていた。でも、当人が幸せであればそれでいいじゃないか! 振り回される周りの人は大変だけど。 「桜の…」は満開の桜が怖いという気持ちはなんとなくわかる気がする。私は満開は迫力がありすぎるから8分咲きく...

「藪の中」「桜の森の満開の下」がおもしろかった。 「藪の中」は歪んだ愛の形が描かれていた。でも、当人が幸せであればそれでいいじゃないか! 振り回される周りの人は大変だけど。 「桜の…」は満開の桜が怖いという気持ちはなんとなくわかる気がする。私は満開は迫力がありすぎるから8分咲きくらいがちょうどいいと思っている。 主人公は、仕事も、恋人も、お金も手に入れ、順風満帆。だけど、怖いのは満開の桜と同じく、これから落ちていく一方なのが怖いのではないだろうか?

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2024/02/23

森見さんの本を初めて読んだ。 既に原典があることで、その面影のためか、五篇とも雰囲気が違って表現の幅が広いことに驚いた。 こんなにも自在に書くにはどうすればいいだろう。またひとつ勉強になったように思う。

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2024/01/14

舞台は京都、人物は学生。 一種のパロディーではあるが、実に巧妙に細工している。 短編五作品で、主だったところで言えば、斎藤秀太郎が、幾つかの作品に顔を出す。作者、森見も登場する。 『山月記』と『藪の中』と『走れメロス』以外は元ネタを読んだことがないので、比較しようもないが、...

舞台は京都、人物は学生。 一種のパロディーではあるが、実に巧妙に細工している。 短編五作品で、主だったところで言えば、斎藤秀太郎が、幾つかの作品に顔を出す。作者、森見も登場する。 『山月記』と『藪の中』と『走れメロス』以外は元ネタを読んだことがないので、比較しようもないが、比較できる上記の三作品でいうと、『山月記』は中島敦のわざとらしい口調が少ない分、評価できる。『藪の中』は多視点からの形式を受け継いでいるところは評価できる。ただ、屈折した鵜山の感性は理解しづらかった。残る『走れメロス』は原作の友情が見事にぶち破られていて、新時代の友情が描かれている。もはや、何も言えない。 未読の原作『桜の森の満開の下』や『百物語』も、いずれ読んでみたいと思っている。

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2024/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

森見さんらしく京都の大学生を題材にした歴史的な文学作品のオマージュ。 夜は短し〜…も読んだし、この作品も読んだがそこまで自分には刺さらなかった。ユーモアのセンスもわかって愉快なのだがそこまでな感じがしてしまう。 この作品も面白かった。走れメロスの詭弁論部のアレコレは笑ってしまいました。

Posted byブクログ

2023/12/28

久しぶりの森見作品。 山月記と走れメロスしか読んだことなかったから、他の作品のパロディー感みたいなのが分からないかもなと思いつつ読んだ。原作を知ってたほうが楽しめることは間違いないと思うけど、知らなくても森見節が効いてて楽しめたかな。 でもまあ普通に森見作品が読みたいな。

Posted byブクログ