世界音痴 の商品レビュー
初エッセイなだけあって、内容が濃い!笑 あーにやにやして読んでしまった。 わたしもわりと自分に甘く精神で生きているから、共感できる部分もある…けど、穂村さんほどじゃありません。ごめんなさい。 寝ぼけたまま菓子パンをほお張り、朝起きてお布団の中にその残がい(しっぽのようなもの)...
初エッセイなだけあって、内容が濃い!笑 あーにやにやして読んでしまった。 わたしもわりと自分に甘く精神で生きているから、共感できる部分もある…けど、穂村さんほどじゃありません。ごめんなさい。 寝ぼけたまま菓子パンをほお張り、朝起きてお布団の中にその残がい(しっぽのようなもの)を見つけて暗い気持ちになるとか… デニーズで年賀状を手書きし、豚のハンコを押してふきだしをつけ「にゃあ」と入れるとか… 元カノの名前をインターネットで検索するとか… 笑えて、不思議で、切ない。 獏を知らなくて、運転が下手で、お箸の持ち方がほぼグーで… 読みながら何度も、「結婚できて良かったね」と上から目線で祝福せずにいられませんでした。
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題名から絶妙なセンス。 もう面白すぎて、感想をどう書けばいいのかとぼんやりしてしまう。 短歌を最後に入れているのも、いろんな景色が浮かぶ。
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トイレで地道に読み進めた本。あまり印象に残っていない。ただ漠然といい日本語を使う人だなという印象。他のものを読んでみて判断したい。
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周りとどこかが微妙にずれている穂村さんの、まさに世界音痴な部分を集めたエッセイ集。でも分からなくもない、むしろ共感できる部分もあった。「自由さ」の中にある自然なルールが分からないこと、面白い映画(私の場合は本)であればあるほど、面白いそれを見終わった後の自分に早くなりたいと思う...
周りとどこかが微妙にずれている穂村さんの、まさに世界音痴な部分を集めたエッセイ集。でも分からなくもない、むしろ共感できる部分もあった。「自由さ」の中にある自然なルールが分からないこと、面白い映画(私の場合は本)であればあるほど、面白いそれを見終わった後の自分に早くなりたいと思う気持ち、自分可愛さが捨てられないこと。穂村さんの文章は不思議で掴み所がないけれど、物事の本質をついていたり、多くの人が心の奥に持っているものをついていたりしていて、クスッと笑えると同時にドキッともして大好き。
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うーん面白い。そして叙情的(?)で、少女漫画好きな私の好み。ふわふわできて感傷的になれて面白い…。エッセイ小説短歌が1冊で楽しめる感じ。人気の理由が分かります。 分かるんだけど、やはり変というか、欠けてるというか。誰にでもあるそれを日常と混ぜて言葉に出来る凄さ。
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穂村弘、イケイケでファンキーな人というイメージだったのに、ダメダメおじさんじゃん!けど、まあそれでもこれだけ世に出ている素敵な才能のある人なんだよなーと思うと、自分のもっとダメダメ人間なところを心のなかで反省し、ため息がでました。 回転寿司行きたくなりました。
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ボクは世界にチューニングができていない… そんなつぶやきが聞こえてきそうな本です。 自分という人間を可愛がるだけ可愛がって生きてきた男の末路とでも言いましょうか…( ̄▽ ̄) 魂の抜けた笑い声が漏れます。 ア・ハ・ハ・ハ……
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爆笑、しかし自分にも身に覚えのあることが多々。そして各エッセイの末尾にある短歌が面白い!!短歌の面白さも併せて教えてくれる一冊。
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この人はなんでこんなに私のことを知っているんだろう、と思う。これ、私のことを書いた小説じゃないの。 でも、やっぱり私にこの文章は書けないし、短歌も作れない。 読んで(うん、うん。私も世界音痴だよ。)と思うのは簡単でも、一から文章を考えて人に共感させるっていうのは才能と努力?の為...
この人はなんでこんなに私のことを知っているんだろう、と思う。これ、私のことを書いた小説じゃないの。 でも、やっぱり私にこの文章は書けないし、短歌も作れない。 読んで(うん、うん。私も世界音痴だよ。)と思うのは簡単でも、一から文章を考えて人に共感させるっていうのは才能と努力?の為せるわざだなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ポップな短歌で知られる著者のエッセイ集。この独特の言語感覚とユーモアは本当に面白くて、当たり前と思っている日常が少しずつずれていくような感覚を楽しめる。 歌集「ラインマーカーズ」も読んでいるので、そちらも楽しみながら読みたい。
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