世界音痴 の商品レビュー
共感する章が幾つもあった。 言語化する能力があるって改めて凄いなぁ、いいなぁ。 「点」の章が好き。 心の底の部分で恋に落ちている、ってことなんじゃないかなと思った。
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なぜこうしたのか分からないということや、 ふと考えたとりとめのないこと。 哲学っぽく思いを遊ばせることを、言語化している本。時折挟まれる短歌も味わい深い。 ただし、誰もが持っているこじらせ要素、この方は結構上を行っている。 分かる、共感できる部分もある、 でも、勝てない…ここま...
なぜこうしたのか分からないということや、 ふと考えたとりとめのないこと。 哲学っぽく思いを遊ばせることを、言語化している本。時折挟まれる短歌も味わい深い。 ただし、誰もが持っているこじらせ要素、この方は結構上を行っている。 分かる、共感できる部分もある、 でも、勝てない…ここまではいかない… そして穂村弘がかなり良い年齢になっていることにショックを受けた。 菓子パンをくくーって食べる音が好き。
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「君がいない夜のごはん」が気になって読んでみたいけど、まず穂村さん入門編としてこちらを読んでみた。 1日で一気読み。何回も声に出して笑ってしまった。 前半が特に情けなさとリアリティが溢れていて好き。 こういうシチュエーションに興奮する、みたいな妄想にさすが歌人、感性が豊かだなと...
「君がいない夜のごはん」が気になって読んでみたいけど、まず穂村さん入門編としてこちらを読んでみた。 1日で一気読み。何回も声に出して笑ってしまった。 前半が特に情けなさとリアリティが溢れていて好き。 こういうシチュエーションに興奮する、みたいな妄想にさすが歌人、感性が豊かだなと思ってしまった笑。でもいやらしさがなくて性別関係なく面白く読める本だと思いました。
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人間らしさが溢れる一冊 クスリと笑って、自分の共感できるところを見つけて少しだけ救われました。ありがとうございました!
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末期的日本国に生きる歌人、穂村弘。雪道で転びそうになった彼女の手を放してしまい、夜中にベッドの中で菓子パンやチョコレートバーをむさぼり食い、ネットで昔の恋人の名前を検索し、飲み会や社員旅行で緊張しつつ、青汁とサプリメントと自己啓発本で「素敵な人」を目指す日々。爆笑そして落涙の告白...
末期的日本国に生きる歌人、穂村弘。雪道で転びそうになった彼女の手を放してしまい、夜中にベッドの中で菓子パンやチョコレートバーをむさぼり食い、ネットで昔の恋人の名前を検索し、飲み会や社員旅行で緊張しつつ、青汁とサプリメントと自己啓発本で「素敵な人」を目指す日々。爆笑そして落涙の告白的エッセイ。 不思議と面白い。私は結構あるあるでした。
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やだー付き合いたくないこんな人って 思っちゃうけど 正直すぎて 好感しかない笑 友達になりたい 野球のホームランボールとか、回転寿司、 分かる〜
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菓子パン地獄、ジャムガリン、ビタミン小僧、青春ゾンビ.....本当に言葉のセンスがすごい。あだ名つけるのとか上手そう。 あぁ〜なんかわかるなぁ、と思ったのは忘れ物エンジェル。私も憧れます。笑
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ぜんっぜんわからない、この人!とビックリしてたら、あ、これ腑に落ちる、と共有することができて、そのあとは、そういう人なんだなというスタンスで読んでいくと、なかなか 風変わりで面白い。 側にいたらうまく対処できるかわからないけれど、こういう人もいるんだなぁというのは最近理解できてき...
ぜんっぜんわからない、この人!とビックリしてたら、あ、これ腑に落ちる、と共有することができて、そのあとは、そういう人なんだなというスタンスで読んでいくと、なかなか 風変わりで面白い。 側にいたらうまく対処できるかわからないけれど、こういう人もいるんだなぁというのは最近理解できてきた。実際目の前にしても、おおらかに受け入れられる自分でありたい。 2冊目の穂村弘だったけど、怖いもの見たさで次も行くと思う。
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ツボ。活字でこんなにニヤニヤしちゃうのってくらいくだらない。 一冊の文庫の中に連なる55のエッセイ。 全ての行間に溢れるほどのユーモアが詰まっている。 3ページで1エッセイ。 それで起承転結を済ませられる構成、歌人ならではの言葉選び、情景を斜めに捉えるズレた感性、くだらないほど...
ツボ。活字でこんなにニヤニヤしちゃうのってくらいくだらない。 一冊の文庫の中に連なる55のエッセイ。 全ての行間に溢れるほどのユーモアが詰まっている。 3ページで1エッセイ。 それで起承転結を済ませられる構成、歌人ならではの言葉選び、情景を斜めに捉えるズレた感性、くだらないほどくだらなすぎるエッセイなのに美しさを感じてしまうほど。 作者穂村弘(37歳)あーこの人ダメな人だなぁ、結婚できないだろうなぁ、と読みながら思いつつ、自分の中にもこんな「ほむほむ」いるなぁ、って。 読み進めていくと、自分の中に穂村弘が浸透してくる。 完全に浸透して、次のエッセイを読み始めてみる。一行目でなぜかわからないけどニヤついてしまう。とくに面白いわけじゃなくても堪えられない。 一行だけで面白い。 勝手に頭の中で作り上げた穂村弘が、その声で、一行目から読んでくれるからかな。その体験が愉快ゆかい。 (伝わるかな?伝わらないだろうな笑) ほとんどの人は穂村弘にはなれないけれど(なりたい。)読んでいると、誰の頭の中にもいる穂村弘的部分を呼び起こされると思う。 とくに好きなエッセイは ・パンピー・切り替えスイッチ・ジャムガリン・負けたと思うとき・蜂蜜入門(←一番好き)
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穂村さんは三冊目くらい。久しぶりに手に取る。もっとがっつりした本を読まねばならぬのに、ちょっと疲れて逃げるように手に取る。ちょうどいい軽さの休憩本。 穂村さんが世界に対して感じるズレ、それを冷静に文章にしているのが面白い。おおげさに書いているのが、あまりにも日常的なことすぎて。...
穂村さんは三冊目くらい。久しぶりに手に取る。もっとがっつりした本を読まねばならぬのに、ちょっと疲れて逃げるように手に取る。ちょうどいい軽さの休憩本。 穂村さんが世界に対して感じるズレ、それを冷静に文章にしているのが面白い。おおげさに書いているのが、あまりにも日常的なことすぎて。 お寿司屋さんの注文がカウンターで自分だけ通らない、飲み会や社員旅行で自然に振る舞えない、酔ってないのに運転していると止められる、とか。 あとは、パラサイトシングルらしさと世間のしあわせな家庭への恨み辛みなども強くて、まだ若いというか、ほかの作品に比べてあくが強い感じがした(たしか穂村さんは結婚して子供もできたはず) 恋愛下手エピソード(女の子が転びそうになったときに手を差し出さなかった、思わず「きゃっ」て言っちゃった)と、シングルエピソード(布団の中にくるまって母親が買ってきた「おそなえ」みたいな菓子パンをもそもそ食べている)などが三割くらい、 穂村さんの独特の世界音痴が三割くらい、(自分の慎重すぎて忘れ物をしない性格がいやだ(スマホなくした~とか言っている人がかっこいい)) 穂村さんの周りの人たちの記録が三割くらい。 それぞれのエピソードが2~3ページくらいで読めるので、ぱらっと読みたいときとか、トイレ本とかにちょうどいい。移動中などにも。布団から出たくないときにも。そんなエッセイ集でした。
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