世界音痴 の商品レビュー
途中で読むのやめた本 歌人穂村弘さんのエッセイ 歌人?とはなんだかわからずwikiに直行した 現代において歌人というのは日常的に和歌・短歌を作り、何らかの手段でそれを発表している人を指す場合が普通である。 らしい。 たしかに、パートごとに短歌がついていた。 感想としては、性格...
途中で読むのやめた本 歌人穂村弘さんのエッセイ 歌人?とはなんだかわからずwikiに直行した 現代において歌人というのは日常的に和歌・短歌を作り、何らかの手段でそれを発表している人を指す場合が普通である。 らしい。 たしかに、パートごとに短歌がついていた。 感想としては、性格が合わないのか読んでいてこれといった感情も湧いてこない エッセイは人間を体験するものだと思っており、作家を好きになったり嫌いになったりするようなものだと思う 穂村さんに対しては興味を持つことができなかった 詩的な完成が欠陥していることを何度か自覚させられるような詩とは遠い性格だからなのか、飲み会は嫌いなのでそこで話が合うかと思えばピンとこず。 そういったことの連続でダラダラ読み終えることを目標にし始めたので読むのをやめた 詩的な目線を持てるようになってから出直します。
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ダ・ヴィンチの連載で穂村弘さんの名前は存じていた。掲載されている短歌もぐっとくるものが多く、たった2Pの連載なのに毎回濃度が濃いなと感じていた。本著は2002年刊行のショートエッセイ集。共感できる部分もあり、ちょっと引いてしまうぶぶんもあり。でも、そんな個性的な人物だからこそ、胸...
ダ・ヴィンチの連載で穂村弘さんの名前は存じていた。掲載されている短歌もぐっとくるものが多く、たった2Pの連載なのに毎回濃度が濃いなと感じていた。本著は2002年刊行のショートエッセイ集。共感できる部分もあり、ちょっと引いてしまうぶぶんもあり。でも、そんな個性的な人物だからこそ、胸を打つ歌をつくれるんだろうと感じた。他の著作も読んでみたい。
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2013年6月18日 基本的にめっちゃ笑えるけど、胸にぐさっとくる。 担当編集者の村上さんはあとがきに、 読者一人一人に「これは自分のことだ」「穂村弘は僕の(わたしの)分身だ」と思わせ、たまらなく切なく、いとおしい気持ちにさせるパワーを持っている、という点で、穂村弘は「平成の...
2013年6月18日 基本的にめっちゃ笑えるけど、胸にぐさっとくる。 担当編集者の村上さんはあとがきに、 読者一人一人に「これは自分のことだ」「穂村弘は僕の(わたしの)分身だ」と思わせ、たまらなく切なく、いとおしい気持ちにさせるパワーを持っている、という点で、穂村弘は「平成の太宰治」なのではないか と書いているが、言いえて妙。
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自分が一番好きな作者が世界に違和を感じてることを書いてるエッセイ。 しゃぶしゃぶ食べたことなかったとか、自分の部屋の窓開けたことなかったとか、中学生の頃の桂馬のエピソードとかたまらない。 「毎年、半そでに着替えるのが人よりも一日だけ送れる。街に出て人々が半そでになっているのを発...
自分が一番好きな作者が世界に違和を感じてることを書いてるエッセイ。 しゃぶしゃぶ食べたことなかったとか、自分の部屋の窓開けたことなかったとか、中学生の頃の桂馬のエピソードとかたまらない。 「毎年、半そでに着替えるのが人よりも一日だけ送れる。街に出て人々が半そでになっているのを発見して、初めて自分も半袖を着るからだ」(『再び、世界音痴』) 「おぼえている。あれは、ついこの間のことに思えるのに。気が付くと、ぼくは三十八歳で、ネクタイを締めて、総務課長で、…大トロの半額パックを手にもって、うまいかまずいか、新鮮化腐っているか、得か損かを考えている。いつのまに、こんなに遠くに来てしまったのか。」(『顔を覆って』) 『桂馬』『人生の経験値』『おさるの携帯電話』
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めちゃくちゃ久しぶりに読み返したら、こんなにほむほむって気持ち悪かったっけ?って驚いた、もちろんいい意味で。 こんなに駄目エピソードばかり綴ってるほむほむが実はモテモテなこと、知ってるよ、ずるい男だ本当。
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共感する章が幾つもあった。 言語化する能力があるって改めて凄いなぁ、いいなぁ。 「点」の章が好き。 心の底の部分で恋に落ちている、ってことなんじゃないかなと思った。
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なぜこうしたのか分からないということや、 ふと考えたとりとめのないこと。 哲学っぽく思いを遊ばせることを、言語化している本。時折挟まれる短歌も味わい深い。 ただし、誰もが持っているこじらせ要素、この方は結構上を行っている。 分かる、共感できる部分もある、 でも、勝てない…ここま...
なぜこうしたのか分からないということや、 ふと考えたとりとめのないこと。 哲学っぽく思いを遊ばせることを、言語化している本。時折挟まれる短歌も味わい深い。 ただし、誰もが持っているこじらせ要素、この方は結構上を行っている。 分かる、共感できる部分もある、 でも、勝てない…ここまではいかない… そして穂村弘がかなり良い年齢になっていることにショックを受けた。 菓子パンをくくーって食べる音が好き。
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「君がいない夜のごはん」が気になって読んでみたいけど、まず穂村さん入門編としてこちらを読んでみた。 1日で一気読み。何回も声に出して笑ってしまった。 前半が特に情けなさとリアリティが溢れていて好き。 こういうシチュエーションに興奮する、みたいな妄想にさすが歌人、感性が豊かだなと...
「君がいない夜のごはん」が気になって読んでみたいけど、まず穂村さん入門編としてこちらを読んでみた。 1日で一気読み。何回も声に出して笑ってしまった。 前半が特に情けなさとリアリティが溢れていて好き。 こういうシチュエーションに興奮する、みたいな妄想にさすが歌人、感性が豊かだなと思ってしまった笑。でもいやらしさがなくて性別関係なく面白く読める本だと思いました。
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人間らしさが溢れる一冊 クスリと笑って、自分の共感できるところを見つけて少しだけ救われました。ありがとうございました!
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末期的日本国に生きる歌人、穂村弘。雪道で転びそうになった彼女の手を放してしまい、夜中にベッドの中で菓子パンやチョコレートバーをむさぼり食い、ネットで昔の恋人の名前を検索し、飲み会や社員旅行で緊張しつつ、青汁とサプリメントと自己啓発本で「素敵な人」を目指す日々。爆笑そして落涙の告白...
末期的日本国に生きる歌人、穂村弘。雪道で転びそうになった彼女の手を放してしまい、夜中にベッドの中で菓子パンやチョコレートバーをむさぼり食い、ネットで昔の恋人の名前を検索し、飲み会や社員旅行で緊張しつつ、青汁とサプリメントと自己啓発本で「素敵な人」を目指す日々。爆笑そして落涙の告白的エッセイ。 不思議と面白い。私は結構あるあるでした。
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