犬の力(上) の商品レビュー
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ ...
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ つまらない もしくは趣味が合わない 2010.6.7 上下巻読了 麻薬取締官と麻薬業者の、愛憎、謀略、友情なんでもある闘いの、長いお話。スピード感のある、最近のアメリカ作品に多い、映画化を考えて書かれた様な作品 でも、最初の方は登場人物の説明みたいで、やや読みづらい。中程からは、スピーディーでスリリング。文体も、それに拍車をかける。グングン、読み進める。だけど、どこかで読んだ様な、何かの映画で見た様な気がしちゃうんだよなー。 それでも、細部のリアルさが、より一層、盛り上げる。 ちょっと評価が辛いのは、どこの書評でも高評価のため、逆らってみました。本当は、もうちょっと面白い。映画化されたら、きっとかなり面白い。
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メキシコでの麻薬密売ルートをたたきつぶそうと執念を燃やす捜査官アート・ケリーは元CIA。 若い日に後見人のような存在「叔父貴(テイオ)」として面倒を見てくれた名士ミゲル・バレーラが実は組織の大立て者で、大ボス検挙の手がかりをくれたのはトップにのし上がるため。 アートは利用されたの...
メキシコでの麻薬密売ルートをたたきつぶそうと執念を燃やす捜査官アート・ケリーは元CIA。 若い日に後見人のような存在「叔父貴(テイオ)」として面倒を見てくれた名士ミゲル・バレーラが実は組織の大立て者で、大ボス検挙の手がかりをくれたのはトップにのし上がるため。 アートは利用されたのだ。 アートだけではなく、組織側の若い者がいかに取り込まれていくかも描かれます。 バレーラの甥のアダンとラウル。 摘発されにくいように上流階級に食い込む方策をとる。羽振りのいいラウルに取り込まれて良家の子息の大学生からやがて殺人者となるファビアン。 アイルランド移民で、足を洗おうとして果たせないショーン・カラン。 互いにバトルを繰り広げつつ、人生行路を切り開く。 カランと若い頃に出会ったことのある高級娼婦のノーラ。民衆の中に立ち混じって力になっていたカトリックの枢機卿フアン・パラーダと知り合い、奉仕活動に通うようになる。時折「白い館」での仕事も続けながら。 バレーラの愛人など、美女も登場、ゴッドファーザーを思わせる家族の絆や銃撃シーン、組織の興亡。 テンポ良くリズミカルな文章で読ませます。
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すごく良く出来た、面白い作品。 まるでハリウッド映画の様。 救いのない物語の展開と、 血生臭い描写に心が痛む。 しかし、著者の筆力は只者ではない。 恐ろしい世界を覗いてしまった。
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メキシコを舞台にした麻薬戦争を30年に渡り描いた大作。描写もリアルです。もし映画になったらノーラは誰がやるんだろう?ってくらい魅力的なキャラです。大作でしたが読みやすかったです。 訳者の方が、別本にて、この訳をやってる時に病を克服したとのコメントがあり、あとがきが熱かったのが理解...
メキシコを舞台にした麻薬戦争を30年に渡り描いた大作。描写もリアルです。もし映画になったらノーラは誰がやるんだろう?ってくらい魅力的なキャラです。大作でしたが読みやすかったです。 訳者の方が、別本にて、この訳をやってる時に病を克服したとのコメントがあり、あとがきが熱かったのが理解できました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
メキシコの山中にあるヘロインの源、赤いケシの花畑を炎が包み込む。メキシコ・シナロワ州のの麻薬の元締めをターゲットにしたコンドル作戦の一環だ。この作戦に顧問として参加したアメリカ麻薬取締局(通称DEA)の特別捜査官アート・ケラーは麻薬撲滅戦争の信奉者だった。ボクシングが縁で友情が芽生えたメキシコの青年アダン・バレーラと弟のラウル、そして叔父貴ミゲル・アンヘル・バレーラ。アートにメキシコの地元情報を提供し麻薬撲滅に協力する姿勢を見せいていたバレーラだったが、やがて叔父貴を中心としたバレーラ一味はメキシコ有数の麻薬カルテルを築き、アダン、ラウル達はアートの宿敵となっていく。アメリカ、ヘルズ・キッチン出身の少年カランはやがて無慈悲な殺し屋として、カリフォルニアガールのノーラは高級娼婦として、壮絶な麻薬戦争に関わることとなる。麻薬組織の一味はもちろんのこと、血縁者やフアン・パラーダ司教、アートの部下…巻き込まれた人々は否応なしに痛みを味わうことになる。壮大な麻薬抗争を描いたウィンズロウの超大作。【感想の詳細は下巻へ!】
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ラテンアメリカを舞台に、麻薬カルテル、マフィア、アメリカ政府(DEA, CIA‥)、バチカンなど様々な組織が複雑に絡み合っての麻薬戦争。拷問シーンなど引いてしまう描写も多々あるが、圧倒的な筆力である。部下を拷問の末殺されたDEA捜査官アートのあきらめない復讐を軸に、たくさんの魅力...
ラテンアメリカを舞台に、麻薬カルテル、マフィア、アメリカ政府(DEA, CIA‥)、バチカンなど様々な組織が複雑に絡み合っての麻薬戦争。拷問シーンなど引いてしまう描写も多々あるが、圧倒的な筆力である。部下を拷問の末殺されたDEA捜査官アートのあきらめない復讐を軸に、たくさんの魅力的な人物がそれぞれの物語を生きて、一気に読める。ファン・パラーダ司教、娼婦のノーラ、アイルランドの殺し屋カランなど生き生きしている。
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初めてドン・ウィンズロウの作品に挑戦しました。次々と裏切りと死の場面。それでいてどきつくなく淡々とした描写が続きます。上巻だけで三週間以上かかりました。全巻読み終わるのはいつでしょうか。
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和訳の語尾に違和感を覚える。 そこだけが、最初から最後までずっと気になった。 内容はあっというまに引き込まれ、読み終えるまで他のことが手に付かなかった。一気に上下とも読み終えた。 正義について、人間について、世界について考えさせられる本。
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麻薬を題材にした話。処刑のシーンがとても残酷非道で気持ち悪く読んでいくのが辛かった。ちなみに犬の力とは、悪の象徴のことをいい犬は、出てこない。
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登場人物が多すぎて混乱したり、 時代背景が良く分からなくなったり、 最初はすごく小難しかったですが キャラクターが立ってくるととても楽しくなってきました。 下巻が楽しみです。
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