犬の力(上) の商品レビュー
30年に及ぶ血で血を洗うメキシコの麻薬戦争を巡る一大叙事詩。麻薬取締官、マフィア、殺し屋、娼婦、司祭など様々な登場人物の運命が複雑に絡み合い、彼らの友情・裏切り・復習が濃密に描かれる。 冒頭からグイグイと物語に引きこまれ、精緻なキャラクター造形、容赦のない骨太な展開にクラクラしっ...
30年に及ぶ血で血を洗うメキシコの麻薬戦争を巡る一大叙事詩。麻薬取締官、マフィア、殺し屋、娼婦、司祭など様々な登場人物の運命が複雑に絡み合い、彼らの友情・裏切り・復習が濃密に描かれる。 冒頭からグイグイと物語に引きこまれ、精緻なキャラクター造形、容赦のない骨太な展開にクラクラしっぱなし。 もうサイコー。一気に下巻へ
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昔つるんだ相手が別々の道に進み、敵対する。 この構図どこかで出会ったことがあるんだけど思い出せない。 ■このミス2010海外1位
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http://d.hatena.ne.jp/founder/20100402/1270163215 篠房六郎氏のツイートで興味を持ったので http://twitter.com/sino6/status/14285655363 http://twitter.com/sino6/...
http://d.hatena.ne.jp/founder/20100402/1270163215 篠房六郎氏のツイートで興味を持ったので http://twitter.com/sino6/status/14285655363 http://twitter.com/sino6/status/14335077686
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今までのウインズロウは肩慣らしだったのだ。 ケアリーはもう遠い昔のこと。 麻薬戦争を扱ったこの物語はもちろんフィクションですが、その実体にかなり迫っているはず。 問題を突きつけるウインズロウの本気にたじたじでした。
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登場人物多すぎ。 で、ちょいちょいキャラかぶってて、区別がつかない(汗) だんだん人が死んで行って、上巻の終わりぐらいでようやく整理できて来た感じ。 下巻に期待。
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最初の三分の一くらいは読み進めるのが苦痛だった けど、それからグングン引き込まれ、あっと言う間に上巻を 読み終えた。下巻の展開が楽しみでならない。
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ストーリーは波瀾万丈、抜群に面白いというのは否定しない。しかし、何しろバイオレンス・クライム物で、平気で人を撃ち殺したり切り刻んだりする登場人物たちの行動は、小説と割り切って読んでいても気分のいいものではない。残念ながら上巻で終わりにした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2010年版「このミステリーがすごい」で第1位に輝く力作。アメリカとメキシコの麻薬戦争の不毛さは、どこから生まれてくるのか。正義と悪との戦いではない。アート・ケラーとバレーラとの因縁がもの哀しい。
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マフィアものは好きじゃない。麻薬捜査官とかも。なのに『ストリートキッド』のウィンズロウだもん、おもしろくないはずないじゃない、と読み始めた。新聞の書評もよかったし。…読んでいて苦しかった…たくさん出てくる名前が覚えられない。どういう謀略で、誰と誰が手を組み、誰が誰を裏切っているの...
マフィアものは好きじゃない。麻薬捜査官とかも。なのに『ストリートキッド』のウィンズロウだもん、おもしろくないはずないじゃない、と読み始めた。新聞の書評もよかったし。…読んでいて苦しかった…たくさん出てくる名前が覚えられない。どういう謀略で、誰と誰が手を組み、誰が誰を裏切っているのか?いちいち前のページをめくって確認。途中で挫折しかかったが、上巻読んだぞ。それにしてもすごいバイオレンス。読みとおせるだろうか。自分の頭の悪さを再確認した感じ。
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久々に骨太の小説を読んだ。 メキシコマフィアとその撲滅に懸ける公安官。 翻訳ものは苦手だ。 特にこの作品は、場面変換が唐突で視点が急に変化し、婉曲表現や比喩が多いうえに登場人物が多い、しかもマフィアだの麻薬組織だの政府の組織だの、ちんぷんかんぷんな題材のオンパレードで、ついて行...
久々に骨太の小説を読んだ。 メキシコマフィアとその撲滅に懸ける公安官。 翻訳ものは苦手だ。 特にこの作品は、場面変換が唐突で視点が急に変化し、婉曲表現や比喩が多いうえに登場人物が多い、しかもマフィアだの麻薬組織だの政府の組織だの、ちんぷんかんぷんな題材のオンパレードで、ついて行くのが大変だった…。 下巻中盤になって、緊迫感あふれる展開にぐっと引き込まれて最後まで一気に読めた。この下巻中盤から終章までを読んで初めて、上巻からずっと我慢して読んでてよかった、という感じ…。 暴力にあふれ、いとも簡単にたくさんの人を殺してしまうこの小説は、全体を通して救いがないが、終盤のカランとノーラの逃避行のシーンはいい。 二人が幸せに暮らしていることを願う。
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