赤い指 の商品レビュー
分かりやすくシンプルな展開で続きが気になりどんどん読み進めていけたが、最後にどんな驚きの展開があるのか期待し過ぎてしまった。
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本書が上梓されたのは、2006年7月で、その一年前『容疑者Ⅹの献身』(ガリレオシリーズ)で直木賞を受賞しました。 『赤い指』と賞作品で同時期に共通する作風なんですね。小説の冒頭部分に犯人が登場して物語が展開していくところです。 現実には容疑者の自白の有無に関わらず状況証拠が...
本書が上梓されたのは、2006年7月で、その一年前『容疑者Ⅹの献身』(ガリレオシリーズ)で直木賞を受賞しました。 『赤い指』と賞作品で同時期に共通する作風なんですね。小説の冒頭部分に犯人が登場して物語が展開していくところです。 現実には容疑者の自白の有無に関わらず状況証拠が合致していれば、警察は調書を書き、検察が起訴すれば裁判が出来ます。ただし、それが果たして真相解明に至るかどうかは不明です。『赤い指』では、刑事として真相は最後まで分からないと述べた上で、善悪を良心に委ね自供まで追い込む心理的手法は秀逸だと思いました。 恭一郎は、父親・加賀隆正との確執があったのですね。その点において、父を許せていたのか、僕の中では解釈できていません。 今回読んだ作中に、看護師金森登紀子が登場人物の中にいたのには驚きました。 加賀恭一郎シリーズの最新刊『あなたが誰かを殺した』(2023年)にも登場していたからです。初登場は『赤い指』で、名脇役の看護師さんですね。 加賀刑事の父は、胆嚢と肝臓癌により入院先で亡くなりました。登紀子は「これを握っておられました」と言い、加賀が「桂馬か」と将棋の駒について呟くシーンが印象的でした。 本書に答えを書いていますが、僕なりの意訳は、以下の通りです。 対局の序盤で桂馬は活躍しない。将棋の格言で「桂の王手は合駒きかず 桂の高跳び歩の餌食 桂は控えて打て!」があります。これはお父さんのダイイングメッセージかな? 興味深いですね、読書は楽しい。
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天才東野圭吾を再確認しました。大まかな予想はできても、ここまで深いストーリーがあったとは。。。 そして私みたいな読書に慣れてない人間でも相変わらず読みやすいです。
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加賀シリーズ。 とにかく前原夫婦が腹立たしくて、イライラしながら読み進めた。 特に母親! 最後の怒涛の展開が切なすぎて、色々しんみり考えてしまった。
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家族の絆と、その家族にしかわからない深い闇をテーマとした作品。 他人から見ると普通の家族に見えて、実は親や子供に対して色々な思いがあるというのは、誰しもあることだと思う。それに向き合わないと、どんどん悪い方向に進んでしまうということに気付かされる作品でした。 母・政恵の心境を思う...
家族の絆と、その家族にしかわからない深い闇をテーマとした作品。 他人から見ると普通の家族に見えて、実は親や子供に対して色々な思いがあるというのは、誰しもあることだと思う。それに向き合わないと、どんどん悪い方向に進んでしまうということに気付かされる作品でした。 母・政恵の心境を思うとあまりに切ない。 そして加賀さんとお父さんの関係性も同時に描かれていて、将棋のシーンは切なくも温かい気持ちになるラストでした。
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自分にとって初めての加賀恭一郎シリーズ。 1発で加賀恭一郎のファンになった。 内容は結構重いけどめちゃくちゃ面白かった。 ただおばあちゃんはボケるどころか、これじゃメチャクチャ切れ者じゃん笑と突っ込みたくはなった! U-NEXTで実写ドラマも見たけどめちゃくちゃ完成度高くて大満足。 ラストの「親父の勝ちだよ」のセリフは涙なしでは見れなかった。 読んだことない人は絶対に読んでほしい一冊。
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加賀恭一郎シリーズ。 古い作品ですが、今にも通じるテーマです。 犯罪は稚拙ですが、終盤のたたみかける展開と加賀恭一郎自身の人間模様、人間臭さを見ることができた作品です。
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登場人物には酷くイライラさせられた。特に妻と息子。そこまで感情移入させる東野さんは凄い。 そしてラストの展開には驚かされる。赤い指の意味。衝撃の結末。 悲しく切ない家族の物語。こんな家族にはなりたくない。
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現在東野圭吾にハマり中。 白鳥とコウモリ、希望の糸を読んで、この2話が犯人がだれか分からず先が気になるのに対して、この本は犯人が分かりながらどうやって警察が犯人を知り得ていくかが同時並行で読み進めていく。 読み順としては、希望の糸の前に読むべきだったかな笑 自分の子供がかわいい。守りたい。そうなったのは親の責任。子供がかわいいからこそ、人道を間違えちゃあかんなと。向き合うことに向き合ってこなかった結末がこれか。 お母さんがボケたフリだというのがとても胸が痛くなった。お母さんもそりゃあ息子が可愛くて信じたかったよな。うん。
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途中で読むの止めようかと思うくらい息子と妻にイライラしましたね、、、。 家族に焦点をあてた物語で、お母さんの気持ちを考えると悲しくなりました。 どんなにイライラしても最後まで読むべき作品だなと思いました!
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