神の守り人(上) の商品レビュー
2010.10.17 (93) 期待にたがわぬ面白さ。物語の登場人物の心で物語を生きることができる。
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ついに神との対決をするのか?と思わせるタイトル。想像を絶する強さの神を相手にしなくてはならないのか?と軽い絶望感に包まれる。今回もバルサの行動には何か心を打たれるというか。下巻も楽しみ。
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これは、ものすごいダークな話だと思う。 アスラが背負った運命というか、それがなんかつらすぎる・・・。 しかし、マーサさんのおかげで少し人間らしいっていったらあまり表現よくないけど、そんな感情が芽生えてくるのはよかった。 でも、まだ神は彼女にやどってんだよね・・・。 あとはスファル...
これは、ものすごいダークな話だと思う。 アスラが背負った運命というか、それがなんかつらすぎる・・・。 しかし、マーサさんのおかげで少し人間らしいっていったらあまり表現よくないけど、そんな感情が芽生えてくるのはよかった。 でも、まだ神は彼女にやどってんだよね・・・。 あとはスファルさんがタンダとともに行動しようとした矢先の娘の裏切りとか・・・。どんだけ予想つかん展開なんですか、これ。 おもしろすぎて下巻読むのが更に楽しみ! そして、ちょっとバルサとタンダの距離が・・・。
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情報科教員MTのBlog (『神の守り人(上)・来訪編』を読了!!) https://willpwr.blog.jp/archives/51545213.html
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旅人を挟んでのバルサ視点の守り人になり つい懐かしく嬉しい気持ちになりながら読む。 用心棒という稼業から仕方ないことかもしれないが 己に関係の無い他人を守る彼女の業を なんとも言えぬ思いで読み進めた。 勿論それでもやりたくてやっていることで 得るものも当然ある。 それはジグロも同...
旅人を挟んでのバルサ視点の守り人になり つい懐かしく嬉しい気持ちになりながら読む。 用心棒という稼業から仕方ないことかもしれないが 己に関係の無い他人を守る彼女の業を なんとも言えぬ思いで読み進めた。 勿論それでもやりたくてやっていることで 得るものも当然ある。 それはジグロも同じであったと彼女が思えることは バルサにとって救いになるとも思うのだが。 のっけから、不穏で不思議な空気に引き込まれる。 やはり事細かな民族や文化の設定が素晴らしい。 房飾りに体長は金糸が使われているだとか 本当にありそうな、こんな民族がいそうなところが 物語に深みを出す。 幼い頃から神に仕える 闇の儀式 などが、ゲド戦記の2巻『壊れた腕環』を想起させた。 あれほど儀式自体が血に塗れてはいないが 起きている事象はこちらの方が酷いくらいかもしれない。 タンダにしろバルサにしろ これが間違ったことかもしれないが 己に反した道を選ばず、 苦難を恐れぬわけではないのに自らそこへ飛び込む その人間らしい弱さと強さに惚れる。 チキサの幼いながらも兄として妹を守ろうとする姿 母の言いつけを守り毅然としようと思いつつも 兄の言葉に心を揺らすアスラの姿 特にアスラのマーサの家での言動には心温まり 涙さえ浮かんだ。 ラストの方では良い意味で読者を裏切ってくれたし (その直後のねたばらしはあっさりとしていて もっと意表をついた答えかと思ったのは考え過ぎだったようだが) 下巻が非常に楽しみ。
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バルサは追われる兄妹を保護する。 妹は<畏ろしき神>を宿していた。彼女をめぐって様々な陰謀が暗躍する。 陰謀の中で、兄妹を救うというバルサの心意気だけがまっすぐでシンプルでゆえに、理解しやすい。 なので、ちょっとめくらましされて感じもあるんだけどね。 王家が神を恐れた...
バルサは追われる兄妹を保護する。 妹は<畏ろしき神>を宿していた。彼女をめぐって様々な陰謀が暗躍する。 陰謀の中で、兄妹を救うというバルサの心意気だけがまっすぐでシンプルでゆえに、理解しやすい。 なので、ちょっとめくらましされて感じもあるんだけどね。 王家が神を恐れた意味が、どうしても軽くなっていて、ゆえに妹の命を狙うのが極悪非道に見えるのもいたしかないとはいえ、ちょっと勧善懲悪だなと思うのであった。 とはいえ、単純な勧善懲悪としては描いてないのが、上橋菜穂子の腕なんだけどね。 結末も決して幸福なものではない。 が、それがリアルであり、バルサがそのリアルの中に生きていることになぜか安堵するのであった。 にしても、相変わらずバルサは格好よくて、タンダは母のようであったよ。
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純粋にカミサマの力を信じる少女と、それを危ぶむ兄とバルサたちの微妙な心の行き違い。純粋ゆえの残酷さってこういうことだな…と薄ら寒く思いました。信仰に支えられているのか、縛られているのか。 今回は常になく、バルサの存在に強い母性を感じる回でした。同じ年頃といっても、チャグムの時とも...
純粋にカミサマの力を信じる少女と、それを危ぶむ兄とバルサたちの微妙な心の行き違い。純粋ゆえの残酷さってこういうことだな…と薄ら寒く思いました。信仰に支えられているのか、縛られているのか。 今回は常になく、バルサの存在に強い母性を感じる回でした。同じ年頃といっても、チャグムの時とも違うような。
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上巻と下巻一度に読みました。今回も一度読み始めたら止まらない。面白かったです。 またしても子供を助ける事になるのですが、どちらかと言うとバルサとタンダの関係に踏み込んでいたような気がします。バルサの中の重く残る気持ちに気付きながらも、それを待つタンダが心配になってきます。お互...
上巻と下巻一度に読みました。今回も一度読み始めたら止まらない。面白かったです。 またしても子供を助ける事になるのですが、どちらかと言うとバルサとタンダの関係に踏み込んでいたような気がします。バルサの中の重く残る気持ちに気付きながらも、それを待つタンダが心配になってきます。お互いに大切に思ってるはずなのになぁ(><)
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守り人シリーズ第5弾、上巻。今回はバルサがメイン。 新ヨゴ皇国の隣国、ロタ王国のタルの民の幼い兄妹をひょんな経緯からバルサとタンダは助けるが、妹はロタの国に言い伝わる「畏しき神」タルハマヤをその身に招いているのではないか、と疑われ追われている。 言い伝えを守り、少女を追い始末...
守り人シリーズ第5弾、上巻。今回はバルサがメイン。 新ヨゴ皇国の隣国、ロタ王国のタルの民の幼い兄妹をひょんな経緯からバルサとタンダは助けるが、妹はロタの国に言い伝わる「畏しき神」タルハマヤをその身に招いているのではないか、と疑われ追われている。 言い伝えを守り、少女を追い始末しようとするロタの呪術師たちと、タンダと兄を人質に取られながら少女を守り逃げるバルサ。 来訪編となっているだけあって、起承転結でいうと「起承」で下巻 帰還編へと続きます。 物語は動き出したばかりですが、すでに裏切りや陰謀が見え隠れしていて何かが起こりそうな予感。下巻が気になります。
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久しぶりに<守り人>シリーズを。 タルの民、アスラとチキサが登場します。 アスラの中に宿る「カミサマ」とは? 二人はどうなるのでしょうか…。 帰還編へと参りましょう。
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