神の守り人(上) の商品レビュー
女用心棒・バルサが人買いから助けた身寄りのない兄妹。その妹には古より伝わる破壊の神を召喚する力が宿っていた。 彼らの命を狙う追手からの逃亡生活の中で、次第に心通わせ、やがて運命をともにすることとなる。 不穏な空気を残し、物語は下巻へと続く。
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権力や民族の軋轢、そして絶大な神の暴力。抗いがたいものに振り回されながら、それぞれの「正しさ」を追求してゆく人々の物語。 この著者の作品には共通している要素だが、価値観の違いとその妥協点の探り方がよりはっきりと描かれている。だからこそかも知れないが人々の情の深さ、思いの強さが魅力...
権力や民族の軋轢、そして絶大な神の暴力。抗いがたいものに振り回されながら、それぞれの「正しさ」を追求してゆく人々の物語。 この著者の作品には共通している要素だが、価値観の違いとその妥協点の探り方がよりはっきりと描かれている。だからこそかも知れないが人々の情の深さ、思いの強さが魅力的。
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おお、きたきた。という感じ。 これからが目が離せない。 「大切に貯めてきたもので、ひたひたに満ちている器を、ひっくり返して空にする気がないなら、やめた方がいい」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長時間の移動のときに読みました。 読了と共に移動も終了して続きが気になります。 久々に物事は語り部で色を変える事、信仰とは何かと考えさせられました。
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バルサの旅再び。「闇の守り人」で過去の亡霊は落としたものの、バルサが培ってきた用心棒稼業のアカはしぶとい。 あえてわざわざ首を突っ込んでしまうのがバルサの悪いところだけど、いい所でもある。そこで見捨てたらバルサではない。だけど、もっと体をいたわって。とも、思わないでもない。 ...
バルサの旅再び。「闇の守り人」で過去の亡霊は落としたものの、バルサが培ってきた用心棒稼業のアカはしぶとい。 あえてわざわざ首を突っ込んでしまうのがバルサの悪いところだけど、いい所でもある。そこで見捨てたらバルサではない。だけど、もっと体をいたわって。とも、思わないでもない。 チキサとアスラの兄弟を巻き込んで繰り広げられる物語はどう転ぶのか楽しみ
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各地に伝わる伝説は、そのまま受け取って良いものか、その時代の為政者が作り変えているモノか… 物語を読みながら、こんなにも今の社会を、人間関係綱引きのありようを感じることも珍しい。 パラレルで動いていることがらか、いつ、出会うのか。後半も楽しみです。
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バルサとタンダ、ロタ王国の伝説に巻き込まれる。冒頭から残虐なシーンが展開され、「えっ!? 上橋さんなのに!?」と思いながらのめりこんで行ったら、あっという間にエンディグでした。 (下巻の解説は児玉清さん。これを読んでいるときにお亡くなりになりました。70代でファンタジーを楽しめ...
バルサとタンダ、ロタ王国の伝説に巻き込まれる。冒頭から残虐なシーンが展開され、「えっ!? 上橋さんなのに!?」と思いながらのめりこんで行ったら、あっという間にエンディグでした。 (下巻の解説は児玉清さん。これを読んでいるときにお亡くなりになりました。70代でファンタジーを楽しめちゃう素敵な方でした……)
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長く虐げられてきた、弱い立場の者に、圧倒的な力が宿ったなら? そんな運命に翻弄される少女アスラを勇気づけ、正しい道へ導こうとするバルサに感動
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シリーズ5弾。 ひょんなことから関わった事件に、大きく巻き込まれていくバルサたち。いつもそうやって始まりますよね。 全ては小さなことから。
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バルサのシリーズですよ。どうにもテンポがいい。登場人物とか地名とかがすごく覚えにくいんだけども。 今回は上下の二巻構成なんだけど、話が長いという感じはいささかも感じない。
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