神の守り人(上) の商品レビュー
ロタ王国の牢城で起きた奇怪な事件。 事情を知らずに、美少女アスラとその兄を助けた女用心棒のバルサ。 12歳の少女一家にはロタ王国を揺るがす恐ろしい秘密が… タンダと共に、なんとか命を助けようとするが。 畏ろしき神の流れ来る河とは。 ロタ人の呪術師スファルは、カシャル(猟犬)という...
ロタ王国の牢城で起きた奇怪な事件。 事情を知らずに、美少女アスラとその兄を助けた女用心棒のバルサ。 12歳の少女一家にはロタ王国を揺るがす恐ろしい秘密が… タンダと共に、なんとか命を助けようとするが。 畏ろしき神の流れ来る河とは。 ロタ人の呪術師スファルは、カシャル(猟犬)という一族で、タルの民が禁忌を犯さないように代々見張っていたのだ。 スファルにさえも見抜けなかったことが…?!
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上橋菜穂子先生の講演(人類学関係)に行って、サインももらってきました(^^Y 自慢! サインは、『精霊の守り人』にしてもらいました。このシリーズは最高。文庫になるを待っているのですが、早く全部読みたいです。
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上橋菜穂子の神の守り人を読みました。短槍使いの女用心棒バルサが主人公のシリーズ五巻目でした。今回はタンダに誘われて出かけた薬草の市で、バルサが人買いに捕まった兄妹を助けたところから物語が始まります。その妹には残酷な神が憑いていて、神の力を自由に操って生きているものをたちまち殺して...
上橋菜穂子の神の守り人を読みました。短槍使いの女用心棒バルサが主人公のシリーズ五巻目でした。今回はタンダに誘われて出かけた薬草の市で、バルサが人買いに捕まった兄妹を助けたところから物語が始まります。その妹には残酷な神が憑いていて、神の力を自由に操って生きているものをたちまち殺してしまうことが出来るのでした。あまりにも大きな力を持ってしまったあどけない少女の苦悩が描かれています。テーマが暗いので、物語を読み終えてもこころの中にわだかまりが残りますが、面白く読めたことは間違いありません。この物語でバルサも三十路を越えたとのことなので、これからシリーズがどのように展開していくのか楽しみです。
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今回、シリーズ第五弾の『神の守り人』では、異界から何百年かに一度この世に訪れるという恐ろしい神を身に宿した少女が登場します。神は少女の願いを受け入れてその力を振るい、いとも容易く人々を殺していく……。 人には過ぎた力だと、過去の歴史は言い、そのことを知る者たちは少女を殺そうと...
今回、シリーズ第五弾の『神の守り人』では、異界から何百年かに一度この世に訪れるという恐ろしい神を身に宿した少女が登場します。神は少女の願いを受け入れてその力を振るい、いとも容易く人々を殺していく……。 人には過ぎた力だと、過去の歴史は言い、そのことを知る者たちは少女を殺そうと、あるいは利用しようと企んでいる。行き掛かり上、彼女を助けることになったバルサは、事情を知って、危険だからという理由で、まだ幼い娘を殺そうという人々の考え方に納得せず、少女を連れて逃げます。 けれど少女は、自分の大切な人を殺した人間たちへの憎しみを、その小さな胸のうちに募らせていて…… 文庫版で出ている分は、ずっと順番に読んできたけれども、今回が一番面白かった……! 伏せられた歴史、虐げられてきた民族、人々の暮らしへの不満、そういうものの絡み合って大きな流れに転じていく様子を巧みに描かれていて、守り人世界にひたりきって読んでいました。人物の魅力もだけれど、背景にある世界のたしかさが、上橋さんの大きな魅力なのだなあと感じます。 情景描写の巧みさや臨場感も素晴らしく、また、登場人物の心情や、物語り全体を通して語られるテーマがしっかりと胸をうつ。良作です。
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少女・アスラをめぐり、命を奪おうとするもの、守ろうとするもの、真意が知れないものが絡んでいく「来訪編」。さまざまなところの思惑が絡まりつつある状況で、アスラもバルサも、どうなっていくのでしょうか。 バルサとタンダの絆がなんだか読んでいて嬉しいです。
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女用心棒バルサは逡巡の末、人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。 ふたりには恐ろしい秘密が隠されていた。 ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを巡り、“猟犬”と呼ばれる呪術師たちが動き出す。 タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサ。 追いすがる“猟犬”たち。 バル...
女用心棒バルサは逡巡の末、人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。 ふたりには恐ろしい秘密が隠されていた。 ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを巡り、“猟犬”と呼ばれる呪術師たちが動き出す。 タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサ。 追いすがる“猟犬”たち。 バルサは幼い頃から培った逃亡の技と経験を頼りに、 陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける。 (「BOOK」データベースより)
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女用心棒バルサは、人買いの手から、ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを助けてしまう。バルサは、「猟犬」と呼ばれる呪術師たちに追われながら、陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける! 「精霊の守り人」と同じような展開であるが、「精霊〜」が用心棒として雇われて少年を助けていたのに...
女用心棒バルサは、人買いの手から、ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを助けてしまう。バルサは、「猟犬」と呼ばれる呪術師たちに追われながら、陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける! 「精霊の守り人」と同じような展開であるが、「精霊〜」が用心棒として雇われて少年を助けていたのに対し、本作ではバルサが自らの判断で少女を助けている。また、本シリーズではバルサの旅する国の描写が、歴史・文化・風土まで、とてもリアルに描写されており素晴らしい。それにしても、バルサは相変わらず強い!
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いつも、年甲斐もなく? ワクワクしながら読んでいます。 いい作品を読むのに年齢は関係ないですよね。 「帰還編」が楽しみ!
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守り人シリーズ。女用心棒バルサは人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。妹アスラはロタ王国を揺るがす力「畏れる神タルハマヤ」をその身に宿す。罠や陰謀の中バルサはカシャル<猟犬>と呼ばれる呪術師からアスラを守り駆け抜ける
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守り人シリーズ。 人買いの商人から幼い兄妹を助けたバルサ。 しかし、妹には災いを招くタルハマヤ〈畏ろしき神〉を宿していた――― 文庫落ちになるのを待ってました。 相変わらず、バルサがカッコイイ! そして出てくる食べ物が美味しそう・・・ 今回は頭の切れる敵がいてバルサも大変そう...
守り人シリーズ。 人買いの商人から幼い兄妹を助けたバルサ。 しかし、妹には災いを招くタルハマヤ〈畏ろしき神〉を宿していた――― 文庫落ちになるのを待ってました。 相変わらず、バルサがカッコイイ! そして出てくる食べ物が美味しそう・・・ 今回は頭の切れる敵がいてバルサも大変そう。 バルサはチキサ・アスラの兄妹とタンダを救うことができるのか? 続きが気になります。 帰還編を読むのが楽しみです。
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