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ぼくのメジャースプーン の商品レビュー

4.2

1258件のお客様レビュー

  1. 5つ

    459

  2. 4つ

    461

  3. 3つ

    215

  4. 2つ

    24

  5. 1つ

    7

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2024/04/22

大切な人を誰かに壊された経験をもたない自分にとって、もしそのような事が起きたら自分がどのように考えるのかは想像もつかない。 先生と主人公の小学生との会話の中に「復讐」の意味を考えさられる内容がふんだんに含まれている。また、そこから翻って「怒り」「エゴ」といった言葉が思い浮かび考...

大切な人を誰かに壊された経験をもたない自分にとって、もしそのような事が起きたら自分がどのように考えるのかは想像もつかない。 先生と主人公の小学生との会話の中に「復讐」の意味を考えさられる内容がふんだんに含まれている。また、そこから翻って「怒り」「エゴ」といった言葉が思い浮かび考えさせられた。さらに、「人のためにと言いながらそれは自分のため」ということについても。 人間の奥底にある気持ちが、先生と少年との会話の中でどんどん深く掘り下げられ、炙り出されていく。そのように深く深く突き詰めていく辻村さんの筆致に敬服する。 最後、一筋の光が見える結末にホッとする。「名前探しの放課後」、ぜひ読まねば!

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2024/04/19

2024.04.16 ふみちゃん うさぎの虐殺事件 医大生 条件ゲーム提示能力 僕の闘い 復讐、許すこと、反省とは、など一生懸命考えるすごい小学四年生。 最後はどんな条件を出すのかといろいろ予想したが、まさかそうくるとは。。エピローグよかったな。 やはり名前探しの放課後の...

2024.04.16 ふみちゃん うさぎの虐殺事件 医大生 条件ゲーム提示能力 僕の闘い 復讐、許すこと、反省とは、など一生懸命考えるすごい小学四年生。 最後はどんな条件を出すのかといろいろ予想したが、まさかそうくるとは。。エピローグよかったな。 やはり名前探しの放課後の前に読むべきだった。

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2024/04/08

ふみちゃんとぼくのエピソード、ぼくの葛藤と覚悟の部分ではうるっとくるものはあったものの、いまいち入り込むことができなかった、、この力とはどういうものなのか、という説明が冗長に感じてしまいました。 他の作品とリンクする部分があるそうなので、色々読んでるともっと楽しめそう。

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2024/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後、ふみちゃんがピアノの発表会の時のことを覚えてたことが嬉しくて、泣きそうになった。あれはぼくの力じゃなくて、ぼくのふみちゃんに対する本気の思いが、相手の心に響いてたんだと思ったら泣けた。

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2024/04/06

学校で起きた陰惨ない事件。ふみちゃんのためにも「力」を使うことにしたぼくの”その日”までの行動、そして”その日”ぼくが決めた「力」にとても驚きながらも感動した。 スムーズに読むことが出来、自分を見つめ直すことが出来たと思う。

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2024/04/09

337ページ 970円 6月12日〜6月12日 小学4年生のぼくの学校でうさぎが殺された。ふみちゃんはショックを受けて心がどこかへ行ってしまったかのようになった。「ぼく」は、同じ力をもつ秋山先生のもとで、力について学び、うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを考える。 残酷な事件を...

337ページ 970円 6月12日〜6月12日 小学4年生のぼくの学校でうさぎが殺された。ふみちゃんはショックを受けて心がどこかへ行ってしまったかのようになった。「ぼく」は、同じ力をもつ秋山先生のもとで、力について学び、うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを考える。 残酷な事件をもとに、命の重さについて深く考えさせられる。秋山先生やその教え子が『子どもたちは夜と遊ぶ』の登場人物で、あの時明かされなかった、先生が消えた学生に何をしたのかがわかって、もう一度あの本を読み返したくなった。もう一つ 『名前探しの放課後』でも今回の登場人物が出ていたなと思い、主人公の「ぼく」の名前が何なのかが気になりながら終わる。月ちゃんと一緒にいる男の人も、兄なのか浅葱なのか気になった。

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2024/04/03

ぼくの小学校で起きた陰惨な事件。幼なじみのふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし言葉を失った。犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは一度だけ。 先生に導かれながらぼくは考える。罪と罰について、生きることについて。誰かが自分のために一生懸命になってくれることは何かしらそ...

ぼくの小学校で起きた陰惨な事件。幼なじみのふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし言葉を失った。犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは一度だけ。 先生に導かれながらぼくは考える。罪と罰について、生きることについて。誰かが自分のために一生懸命になってくれることは何かしらその人の救いになるって、私も信じている。

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2024/03/23

先生の言葉が終始、私に深く突き刺さってきました。 教育関係者や教育に興味のある方、子育てをしている方には特におすすめの本です。 また、他の本で出てきた登場人物が再び登場するのもとても面白い。早く他の作品も読みたいです!

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2024/03/20

表紙がオシャレだったからつい買ってしまった1冊。内容はとても面白かった。後悔があるとすれば辻村さんの作品は少し繋がりがあることを知らずに、順番を気にせずに読んでしまったこと。これから読む人は順番とか下調べしておくともっと楽しめるかもです! この作品はとても読書が楽しかったかと聞...

表紙がオシャレだったからつい買ってしまった1冊。内容はとても面白かった。後悔があるとすれば辻村さんの作品は少し繋がりがあることを知らずに、順番を気にせずに読んでしまったこと。これから読む人は順番とか下調べしておくともっと楽しめるかもです! この作品はとても読書が楽しかったかと聞かれたら微妙だが、随所に考えさせられるパッセージが散りばめられていて考えさせられる。罪と罰とはなにか、動物の命の重さなど自分の持っている嫌なところと向き合わせられる素敵な作品でした!

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2024/03/09

ふみちゃん、いい子すぎ。あんないい子が悲惨な事件にあってほんとに可哀想。 辻村深月の作品は大好きだけど、この作品はあまりハマらなかった…。ぼくと先生のやりとりが間延びした感じであんまりやった。

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