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ぼくのメジャースプーン の商品レビュー

4.2

1258件のお客様レビュー

  1. 5つ

    459

  2. 4つ

    461

  3. 3つ

    215

  4. 2つ

    24

  5. 1つ

    7

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2024/06/16

先に名前探しの放課後を何度も何度も繰り返し読んでいたので、ああこの時の発言はここからきているんだなというものがたくさんわかってうれしい。 誰かを好きになるというか、大事にしたい人がいるってこういうことなんだと思う。誰かが周りから揶揄ってくるような好きとは違うのかもしれないけれど、...

先に名前探しの放課後を何度も何度も繰り返し読んでいたので、ああこの時の発言はここからきているんだなというものがたくさんわかってうれしい。 誰かを好きになるというか、大事にしたい人がいるってこういうことなんだと思う。誰かが周りから揶揄ってくるような好きとは違うのかもしれないけれど、間違いなくこの人を大事にしたいとか、この人が傷つくところをみたくないとか、自分が動くきっかけに誰かがいるって間違いなく柔らかい愛だと思うので。

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2024/06/16

めちゃくちゃ好きだった。 純粋さと同様に怖さが入り乱れてた。 ミステリーではないけど謎解きのような読者が試されてる感覚

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2024/06/15

難しかった。 内容は難しくないのに 扱うテーマが難しかった。 答えのない問って普段考えないし 考えなくても生きていけるんだけど 平和で穏やかな世界を作るには必要なのかも、、、

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2024/06/12

男の子の純粋さに心を打たれた。 と同時に、 自分のせいで誰かが傷つくというのは、場合によっては、自分が直接の加害者になるよりも痛みを伴うことであることを思い出した。それは時に、自分の存在を全否定したくなるぐらいのものである。 「しょうがない」「自分は悪くない」と思おうと思ったら...

男の子の純粋さに心を打たれた。 と同時に、 自分のせいで誰かが傷つくというのは、場合によっては、自分が直接の加害者になるよりも痛みを伴うことであることを思い出した。それは時に、自分の存在を全否定したくなるぐらいのものである。 「しょうがない」「自分は悪くない」と思おうと思ったら思えそうなのに、そうはならない、人に備わっている不思議な感情だと思う。 被害者にはもちろんなりたくないし、加害者にもなりたくない、そしてそれを誘発させる人にもなりたくない。でも生きていればどれかになってしまう可能性は大いにあって、どうしようもない感情に心身を痛めながら生きていくことになる。 ただ、そうであっても、周りに先生やお母さんのような人がいてくれれば、自らの命を無下に扱うことはギリ防ぐことができる。その存在を忘れてはいけないということも、この話は教えてくれているように思った。

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2024/06/12

自分のために一生懸命になってくれる誰かがいること。自分が誰かにとってのかけがえのない人間であることを思い出すことでしか、馬鹿にされて傷ついた心は修復されないと、 先生のこの言葉が好きだった。 ふみちゃんの元気になっていく姿は、最後描かれなかったけど、少しずつ正義感があって優しい元...

自分のために一生懸命になってくれる誰かがいること。自分が誰かにとってのかけがえのない人間であることを思い出すことでしか、馬鹿にされて傷ついた心は修復されないと、 先生のこの言葉が好きだった。 ふみちゃんの元気になっていく姿は、最後描かれなかったけど、少しずつ正義感があって優しい元のふみちゃんに戻っていくのだろうなと安心できた。

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2024/06/11

あの時のあれは… そして最後に使ったのはあの時だったのか… 言葉に支えられたりその逆もあったりする、また決断した判断が後悔を招く事もある、何が正解なのか 物語は一緒に教室のイスに座り辻村式道徳の授業を受けてるみたい 罪の重さを抱え それを優しく優しく解していき、ぼくのほっぺたに...

あの時のあれは… そして最後に使ったのはあの時だったのか… 言葉に支えられたりその逆もあったりする、また決断した判断が後悔を招く事もある、何が正解なのか 物語は一緒に教室のイスに座り辻村式道徳の授業を受けてるみたい 罪の重さを抱え それを優しく優しく解していき、ぼくのほっぺたに流れ唇を通り顎から滴る(同じものが えーそういう事です) 現実の消費と呼ばれるものに溢れている現代、それを程よくスルーしてくべきだなと 好きなフレーズ引用 人間って絶対に他人のために泣いたりできないんだって 秋先生かわいいお客様がみえてますよ 魔法使いが特別な鍵を扱うみたいに 自分のために一生懸命になってくれる誰かがいること。自分が誰かにとってのかけがえのない人間であることを思い出すことでしか、馬鹿にされて傷ついた心は修復されないと

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2024/06/03

命の重さ、善悪、復讐、答えのないテーマを小学生の「ぼく」を通して考えさせられる作品でした 登場人物みんな好きだけどふみちゃんが愛に溢れてて素敵! 最終盤に明かされるまさかのサプライズも良かった 声の力で解決したのでなく、言葉の持つ力だったのか、泣ける

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2024/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ふみちゃんがピアノの発表会に向かった本当の理由は、声の力をも上回る「ふみちゃんと仲がいいことが自慢なんだ」というぼくの言葉だったんじゃないかと思った ぼくのメジャースプーンってタイトルもすごく秀逸で倫理の講義を受けたみたいな読後感

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2024/05/30

②2024/05/30 読了 決戦当日からの一週間の出来事は、涙なしでは読めない。 辻村深月第4作品「ぼくのメジャースプーン」。主人公・ぼくが通う小学校で起きた兎殺傷事件によるショックで親友・ふみちゃんは心を閉ざしてしまう。ぼくは自信の持つ特別な「力」で事件を起こした医大生・...

②2024/05/30 読了 決戦当日からの一週間の出来事は、涙なしでは読めない。 辻村深月第4作品「ぼくのメジャースプーン」。主人公・ぼくが通う小学校で起きた兎殺傷事件によるショックで親友・ふみちゃんは心を閉ざしてしまう。ぼくは自信の持つ特別な「力」で事件を起こした医大生・市川雄太へ与える罰を考えるため、叔父であり心理学教授の秋山先生のもとへ通う一週間の物語。 この物語は、主人公・ぼくのやさしさが印象的だった。 ピアノ発表会前で自信を失っているふみちゃんに「ぼくはふみちゃんと仲がいいことが自慢なんだ」と語りかける。こんな素敵な言葉を紡げるぼくが羨ましいし、そんな言葉言われてみたい。

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2024/05/28

ある「力」を使って事件の犯人に会う覚悟を決めたぼく。 犯人に会うまでの1週間、その「力」について教わることになった先生とのやりとりがとても印象に残った。 最後、ぼくが打ち明けた秘密に対する先生の言葉に涙が出る。

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