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ぼくのメジャースプーン の商品レビュー

4.2

1258件のお客様レビュー

  1. 5つ

    459

  2. 4つ

    461

  3. 3つ

    215

  4. 2つ

    24

  5. 1つ

    7

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2024/08/14

生と死を考えさせてくれるお話。 主人公は小学生だけど、深く考えている。 先生は大人で温かく見守ってくれる。責任を教えてくれる。そして好きってなんなのか、教えてくれた。 動物の命と人間の命。よくよく話題にはなるけれど、答えはない。自分の頭で考えることを諦めないでいこう。

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2024/07/31

善悪について、第三者が罪を裁くことの良し悪しについて、その他さまざまな側面から「自分の大切な人が不幸に見舞われた際の向き合い方」について紐解くストーリーはとても斬新であり、なかなか興味深かったです。また前作にあたる「子どもたちは夜と遊ぶ」の登場人物のその後が見れたことは、イチファ...

善悪について、第三者が罪を裁くことの良し悪しについて、その他さまざまな側面から「自分の大切な人が不幸に見舞われた際の向き合い方」について紐解くストーリーはとても斬新であり、なかなか興味深かったです。また前作にあたる「子どもたちは夜と遊ぶ」の登場人物のその後が見れたことは、イチファンとして嬉しかったですね。 ※以下余談 全体的に面白かったので満足度は高いんですが、主人公が小4にしてはしっかりしすぎている点、作中の議論が小学生向けの内容とは思えない点、そして前作で謎だった秋先生の行動が超能力だったと明かされる展開は、ちょっと腑に落ちなくて何とも言えないモヤモヤが残っています。

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2024/07/30

テーマが深い。登場人物が持つ、悪意も含めた全てがピュアな感情に、自分だったらどうするんだろうと考えてしまいました。

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2024/07/30

秀人の条件提示ゲームに関する話。 秋先生も能力者で指導。ふみちゃんにストレスを与えた市川への復讐劇

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2024/07/21

面白いです。泣けます。 ふみちゃんへのぼくの気持ち。とても強い気持ち。読みながら応援していました。 こんなに強い愛ってあるのでしょうか。感服です。 でも感情も表現も小学生らしいけど、らしくない。 小学生なんてもっともっと自分本位なものではないですか。こんなに賢くて、意思の固い、...

面白いです。泣けます。 ふみちゃんへのぼくの気持ち。とても強い気持ち。読みながら応援していました。 こんなに強い愛ってあるのでしょうか。感服です。 でも感情も表現も小学生らしいけど、らしくない。 小学生なんてもっともっと自分本位なものではないですか。こんなに賢くて、意思の固い、愛を貫くことのできる小学生がいるのかな。我が家に小4男子がいるので、そう思ってしまいます。でもそんな現実はまあいっかと思わせてくれるくらい、素晴らしい内容でした。 生涯で一度でもこんなに愛されることがあるのなら、もう十分かもしれない。 読む手を止められない、そんな作品です。

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2024/07/15

この作品で辻村ワールドすごろくが遂に真価を発揮する。 【子どもたちは夜と遊ぶ】とのリンクが濃く、今作へのフリもあるので先に読むことをオススメしたい。面白さが格段に上がる。 単体としては、辻村作品に求める大きなどんでん返しはなく少し物足りないかもしれないが…。 哲学的なテーマを小...

この作品で辻村ワールドすごろくが遂に真価を発揮する。 【子どもたちは夜と遊ぶ】とのリンクが濃く、今作へのフリもあるので先に読むことをオススメしたい。面白さが格段に上がる。 単体としては、辻村作品に求める大きなどんでん返しはなく少し物足りないかもしれないが…。 哲学的なテーマを小学四年生というフィルターを通して、時に残酷に、甘酸っぱくも仕上げた名作。

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2024/07/14

主人公の思慮深さが小学4年とは思えない部分もありつつ‥「復讐とは」についてじっくり考えさせてくれる物語でした。

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2024/07/06

辻村先生の作品は、世界が繋がっている。気づいた瞬間心が震えた。嬉しさと、感動と。 そしてぼくが出した答えは予想外のものだった。 誰の考えも誰の答えも何が正解で何が不正解というものはないのかもしれない。それでも、自分の中に正解を持っているということ。それが大切なことだと気付かされた...

辻村先生の作品は、世界が繋がっている。気づいた瞬間心が震えた。嬉しさと、感動と。 そしてぼくが出した答えは予想外のものだった。 誰の考えも誰の答えも何が正解で何が不正解というものはないのかもしれない。それでも、自分の中に正解を持っているということ。それが大切なことだと気付かされた。 秋先生の言葉の続きはなんだったのだろうか。

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2024/07/06

この本を読んで取り返しのつかない過ちをしない為に、自分自身を推し計る術を身につけていくべきだと感じた。

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2024/06/29

圧倒的な「悪」を前にした時、人はどうするのか。その「悪」と対峙する人間は果たして絶対に「正しく」て、圧倒的な「善」なのか。 小学校で起きたある事件によって心を壊された少女、彼女のために一人の少年が闘いを始めようとする。 こんな事考えるのも馬鹿らしいのだが、スティーヴン・キングの遺...

圧倒的な「悪」を前にした時、人はどうするのか。その「悪」と対峙する人間は果たして絶対に「正しく」て、圧倒的な「善」なのか。 小学校で起きたある事件によって心を壊された少女、彼女のために一人の少年が闘いを始めようとする。 こんな事考えるのも馬鹿らしいのだが、スティーヴン・キングの遺伝子のようなものがあるとしてそれが文学を通じて脈々と受け継がれているのだとしたら、辻村こそその継承者なのではないだろうか。 本作を読んでいてある頁に涙が落ちそうになった。この本は心に揺さぶりをかけ、「善」と「悪」の問いかけをし続ける。 圧倒的傑作だ。

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