ぼくのメジャースプーン の商品レビュー
責任を感じるから、自分のためにその人間が必要だから、その人が悲しいことが嫌だから。そうやって『自分のため』の気持ちで結びつき、相手に執着する。 その気持ちを、人はそれでも愛と呼ぶんです。
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「子どもたちは夜と遊ぶ」を先に読んでいたのでつながりが見えて面白かった。 好きな人のためにすること、すべきことはは人によって全然ちがう。それを計るのは自分自身。 「責任を感じるから、自分のためにその人間が必要だから、その人が悲しいことが嫌だから。そうやって、『自分のため』の気持...
「子どもたちは夜と遊ぶ」を先に読んでいたのでつながりが見えて面白かった。 好きな人のためにすること、すべきことはは人によって全然ちがう。それを計るのは自分自身。 「責任を感じるから、自分のためにその人間が必要だから、その人が悲しいことが嫌だから。そうやって、『自分のため』の気持ちで結びつき、相手に執着する。その気持ちを、人はそれでも愛と呼ぶんです」
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ある日とつぜん、幼馴染のふみちゃんを襲ったひどい事件。罰せられることのない犯人に対して、ぼくが出来ること、ぼくだけが使える力で戦うこと。 小学四年生のぼくが持つ、ふしぎな能力。そのルールを学びながら、だれかを罰すること、どうしようもない悪意と戦うことの意味を考える作品。 ...
ある日とつぜん、幼馴染のふみちゃんを襲ったひどい事件。罰せられることのない犯人に対して、ぼくが出来ること、ぼくだけが使える力で戦うこと。 小学四年生のぼくが持つ、ふしぎな能力。そのルールを学びながら、だれかを罰すること、どうしようもない悪意と戦うことの意味を考える作品。 辻村深月の作品は、やはりこういう空気を持っているものなのか。設定自体は、かなしくてやりきれなくて目をそむけたくなるような現実を描いているのに、登場人物はその中で当たり前に生きている。泣きたいくらいひどい現実と、すこしふしぎな世界の融合。 待ち構えるちいさなどんでん返しと、決して損なわれない希望の光が好ましいです。ほかの作品も読んでいこう。
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初めて読んだ辻村作品。 幼なじみのふみちゃんを傷つけた犯人に、ぼくはどんな「声」をかけるのか。 ぼくが選ぶ言葉がどんなものか、考えながら読めました。 ぼくの感情や、登場人物の価値観がよく描かれていると。言葉のリズムも好き。 ふみちゃんもとても愛らしい少女です。 どうして今まで...
初めて読んだ辻村作品。 幼なじみのふみちゃんを傷つけた犯人に、ぼくはどんな「声」をかけるのか。 ぼくが選ぶ言葉がどんなものか、考えながら読めました。 ぼくの感情や、登場人物の価値観がよく描かれていると。言葉のリズムも好き。 ふみちゃんもとても愛らしい少女です。 どうして今まで知らなかったんだろう、と思えるような小説でした。
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辻村深月作品で一番好きな一冊。 これを読んだ後に「子ども達は夜と遊ぶ」をよまなくて良かった。 夜と遊ぶも、「冷たい校舎の時は止まる」も正直あまり好きではないんですが、凍りのくじら、メジャースプーンと好きな作品が続いてます。 主人公の少年目線で物語が進むんですが、小学生目線なのがよ...
辻村深月作品で一番好きな一冊。 これを読んだ後に「子ども達は夜と遊ぶ」をよまなくて良かった。 夜と遊ぶも、「冷たい校舎の時は止まる」も正直あまり好きではないんですが、凍りのくじら、メジャースプーンと好きな作品が続いてます。 主人公の少年目線で物語が進むんですが、小学生目線なのがよかったのかなぁ。子供だから許せた感があります。 この人の作品の登場人物ってなんとなく人間味に欠ける気がする。
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辻村さんは、すごい。 本当に面白い。 他のおはなしとのリンクも素敵です。 どんどん文庫化たのしみ。
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辻村深月にはまってしまった。 不思議な力を持った少年の復讐の物語。 伊坂作品のように他の作品とのリンクがある模様。
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ある事件がきっかけで自分の持っている力に気づく。 その力を使って彼女の心の傷まで治す事ができるのか? まさに最近の犯罪の低年齢化に沿った内容になっている気がする。 人を1人殺したくらいではほとんど死刑になる確率が低い日本では ここに書かれていることはある意味課題になることかもし...
ある事件がきっかけで自分の持っている力に気づく。 その力を使って彼女の心の傷まで治す事ができるのか? まさに最近の犯罪の低年齢化に沿った内容になっている気がする。 人を1人殺したくらいではほとんど死刑になる確率が低い日本では ここに書かれていることはある意味課題になることかもしれない。 いろいろ考えさせられる1冊でした
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今まで読んだ辻村深月作品で1番! (といってもまだ4冊目だけど笑) 「子どもたちは〜」の秋先生が出てきて懐かしかった。
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辻村作品の中でも、少し毛色の違ったお話ではないかと。 全体的に重い話ですが、読後感は割と希望が持てる感じになっていて好きです。 内容や登場人物に若干のリンクがあるので、これを読む前に「子どもたちは夜と遊ぶ」を先に読んでおくことをお勧めします。
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