ぼくのメジャースプーン の商品レビュー
このお話では特別に力を持っていたけど、 実際自分達が何気なく使っている この“声”もいい方とか言葉によっては すごい力を持っているんだと思う。 あたしは、“声”を使うのが下手だから よく友達に注意される・・・。 この物語を読んで意識が変わった気がする。 小学4年生にしては、た...
このお話では特別に力を持っていたけど、 実際自分達が何気なく使っている この“声”もいい方とか言葉によっては すごい力を持っているんだと思う。 あたしは、“声”を使うのが下手だから よく友達に注意される・・・。 この物語を読んで意識が変わった気がする。 小学4年生にしては、たくさんの事を考えてるなぁ て感心した。 自分なんか遊ぶこととか楽しいことしか頭になかった気がする。 名前探しの放課後も読んだけど この作品をその前によんでればなぁ てちょっと後悔。
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今まで読んだ辻村作品(あまり多くないけど…)の中で一番良かったです。 文庫ウラの内容紹介を見た限りでは、まさかこういう話だとは思わなかった…。ありきたりだけど、「罪」と「罰」について考えさせられました。 終わり方も、安直なハッピーエンドではなくて、若干の希望を持たせるような書き...
今まで読んだ辻村作品(あまり多くないけど…)の中で一番良かったです。 文庫ウラの内容紹介を見た限りでは、まさかこういう話だとは思わなかった…。ありきたりだけど、「罪」と「罰」について考えさせられました。 終わり方も、安直なハッピーエンドではなくて、若干の希望を持たせるような書き方がぐっときました。
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内容(「BOOK」データベースより) ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャン...
内容(「BOOK」データベースより) ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。
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この著者、デビューした時から気にはなっていたのですが、全く読まないままに時は過ぎ、今では5・6冊の文庫が平積みにされるまでになっていました。いつの間にやら人気作家になってたんですねぇ 内容は、ある事件に巻き込まれて心を閉ざした友達の為に、犯人と対峙しようとする少年の物語。この少...
この著者、デビューした時から気にはなっていたのですが、全く読まないままに時は過ぎ、今では5・6冊の文庫が平積みにされるまでになっていました。いつの間にやら人気作家になってたんですねぇ 内容は、ある事件に巻き込まれて心を閉ざした友達の為に、犯人と対峙しようとする少年の物語。この少年は1つの武器を持っています。その武器は、使い方によっては人の命を奪う事も出来るし、使い方を間違えれば全く無意味になる事もあります。 物語の中盤は、この武器の振るい方について、少年と先生が繰り広げる様々な問答でストーリーが進んでいきます。どのようにこの武器を使えばいいのか。この本を読んだ人は、私に限らずみんな、自分なりの答えを模索しようとすると思います。 読者への挑戦なんてものはついていませんが、『あなたなら、この武器をどのように使いますか?』そんな問いかけをされているような感じです。 少年も、先生やその周囲の人達とのやり取りを元に、自分なりの回答を見つけ……これ以上書くとネタバレせざるをえなくなるのでやめましょう。 とても悲しく、とても優しい物語です。 今年読む小説の中で、これ以上のものはもう出ないんじゃないか。そんな気分にさせる1冊でした。
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長いけどサクサク読める。ひきこまれる。ただ主人公の年齢の低さに抵抗がある・・・けどどうしようもない!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(ネタバレあり) 「復讐」の話。 小学生の「ぼく」が相手にどんな罰を与えるのか、そしてどんな過程でその答えに至るのか、とても考えさせられる話でした。 秋山先生と「ぼく」の復讐に対する意識の対立が、印象に残っています。 復讐対象を、自分に関わりのない他者として割り切って関わりを断つのか、その人生に責任を負って自分と相手に繋がりを作って全力で向き合うのか。 そして、「誰かのため」だと思って取る行動が、はたして「自分のため」なのか「相手のため」なのか。 普段は気にも留めないような、こうした人間の心の矛盾にぶつかり真剣に悩むということは、きっととても労力がいることだとだろうな、と思います。 『もう何年も能力者が出ず、廃れていくように思えた力。それが再び本当に目覚めたのは、どの瞬間だったのだろう。その存在を教えられ(後略)』(P502) ぼくが能力に目覚めたのは、ふみちゃんのピアノ発表会のときではなかったのですね。 そのことを知ったときの秋先生の気持ちはどんなものだったんだろう。 辻村深月さんの作品は毎度子どもたちの心理にばかり目が行きますが、この物語はきっと秋先生のためでもあるのだろうな、と思いました。
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凍りのくじらからの流れでふみちゃんがでてきてうおおおってなった。 主人公が小学生っぽくないけどそれはそれで。 この作家さんの本がもっと読みたい!
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この本は題名を見て、面白そうな話かなと思い、読んでみました。主人公である「ぼく」は少し変わった力を持っていて、母親からは力を使うことは禁止されています。ある日、学校で事件が起こり、そのせいで「ぼく」が尊敬している女の子が心を閉ざしてしまいました。おもに、「ぼく」と先生の会話なんで...
この本は題名を見て、面白そうな話かなと思い、読んでみました。主人公である「ぼく」は少し変わった力を持っていて、母親からは力を使うことは禁止されています。ある日、学校で事件が起こり、そのせいで「ぼく」が尊敬している女の子が心を閉ざしてしまいました。おもに、「ぼく」と先生の会話なんですが、結構考えさせられました。少し分厚めの本でしたが、わりと読みやすい本だったので読めました。
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辻村さんがどんな結論を最後に出すのか、とても興味深く読みました。悲しい話だったけど、読んで良かった。
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「辻村深月っぽさ」とでもいうのでしょうか。 1つファンタジー的な設定を組み立てて、 その世界に基づいた物語が繰り広げられる。 ただ、本質はそこではないような気がします。 久々にblogでもの考えてみたいかもしれません。
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