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ぼくのメジャースプーン の商品レビュー

4.2

1258件のお客様レビュー

  1. 5つ

    459

  2. 4つ

    461

  3. 3つ

    215

  4. 2つ

    24

  5. 1つ

    7

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2024/12/17

二日で読み終わったので それなりに面白かったです。 ただ、力を持っているというファンタジー要素が少し苦手でした。

Posted byブクログ

2024/12/11

ストーリーと共に、復讐とは?を考えさせられる哲学的な内容に、かなり考えながら読んだ。 もう一回読み直したい、なるべく早く。

Posted byブクログ

2024/12/07

祝辻村深月作家デビュー20周年 限定愛蔵版ぼくのメジャースプーンが 6月に発売されている模様 愛蔵版は凍りのくじらと2冊のようですから 辻村作品の中でも人気作なのでしょう ストーリー自体は 主人公の男の子の 同級生で幼なじみの大切な女の子が 学校で起きた陰惨な事件の発見者となっ...

祝辻村深月作家デビュー20周年 限定愛蔵版ぼくのメジャースプーンが 6月に発売されている模様 愛蔵版は凍りのくじらと2冊のようですから 辻村作品の中でも人気作なのでしょう ストーリー自体は 主人公の男の子の 同級生で幼なじみの大切な女の子が 学校で起きた陰惨な事件の発見者となってしまい 心を閉ざしてしまう 彼が持つ特殊な能力を使って 彼女の心を取り戻したい そんなお話 その同じ能力を持ち「条件ゲーム提示能力」と呼ぶ 叔父に 能力の使い方や使う言葉の意味合いを 教えてもらいながら 正義、罪、罰 等について哲学していきます 能力を遺伝的なものとしながら 人に対する言葉の重み 物事の判断の是非は 能力とは関係なく日常的課題と思われ ファンタジーで味付けしながら 辻村さんの道徳観を読める作品かと思う

Posted byブクログ

2024/12/04

辻村深月作品の中でもトップクラスの満足度かもしれない。とりあえず、もう一度名前探しの放課後を読み直したい。 琥珀の夏でもそうだったけれど、重いテーマを綺麗事にせず真剣に向き合って、納得できる結論を出して作品を描いているのというのがわかる。今回も「復讐」と「命の重さ」というものすご...

辻村深月作品の中でもトップクラスの満足度かもしれない。とりあえず、もう一度名前探しの放課後を読み直したい。 琥珀の夏でもそうだったけれど、重いテーマを綺麗事にせず真剣に向き合って、納得できる結論を出して作品を描いているのというのがわかる。今回も「復讐」と「命の重さ」というものすごく重いテーマで、前者に関しては相手に復讐してはい終わり、という展開にもできたはずなのに「復讐してその時自分の心はどうなる?」「罪を償うとは?」「そもそも復讐とは?」という根本的なところまで丁寧に描かれているのがすごくいいなと思った。 憎い相手に復讐するって、どうしても感情が先立ってしまうし考えるのが難しい話だと思う。人間の心理状態を無視して物語が展開していく作品があまり好きではないのだけれど、辻村深月作品は、それを一切感じさせないから安心して読める。 この作品も、辻村深月作によくある「どこか欠点のある大人しいけど頭のいい女の子」が「どこか魅力的な男の子」に救われる話になってることに気づいてニヤリ

Posted byブクログ

2024/11/30
  • ネタバレ

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この本を読むと極めて哲学することになる。設定は突拍子もないようなものなのに、それをありのまま受け止めさせられ、自身の前に天秤が置かれ自身を試されているような感覚に陥る。

Posted byブクログ

2024/11/28

子供が主人公だけど、「大人の本」。 参った。やられました。 「誰かのために必死になってあげること、必死に怒って悲しんであげること、自分がそれくらい誰かにとってかけがえのない存在であることを思い出してもらうこと、でしか、その人を救えない。」 真っ当すぎるセリフが心を打ちました。

Posted byブクログ

2024/11/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

特別な力を持った良くある話かと思ったら、全然違った。 少年と先生との掛け合いがとてもリアルであり、考えさせられるものだった。 先生との相談を繰り返し、最後に少年が下した判断こそが、これまで冷静に描かれていた少年が実は彼もずっとPTSDであったことを顕著に表していた。 それでも「非力なナイト」であり続けた少年が非常に良かった。

Posted byブクログ

2024/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とんでもなく賢い小学四年生だった。 ◯◯するな。そうしなければ◯◯できない。の順番を逆にしてることに、私は全然気がつかなかった。 慌てて読み返したけど、それでもちゃんと理解できているか不安になるくらい。 自分の命を賭けてまで、市川雄太を縛ろうとする「ぼく」の覚悟に驚いたし、市川雄太が自分のことに見苦しく執着するのを確認することで、彼に勝ちたかったという考えの深さに、背中がぞくっとした。 秋先生との哲学的な問答はとても興味深く、面白いほどすらすら読めた。 人間は殺したらいけないのに、虫は殺しても良いのか。食べる為なら殺しても良いのか。命や心の重さに差はあるのか。 難しくて答えが出ないようなことを一緒に考えることで、答えは出ていないのに読んでいるうちにどんどんスッキリしていく感覚があった。 「ふみちゃんが悲しいことが、苦しいことが、本当に嫌だったんでしょう?それを愛と呼んで何がいけないんですか」 という先生の言葉は、「ぼく」への愛に溢れていた。 この力を持つことで、たくさんたくさん考えながら生きてきたんだろうな。 どうやらこの本に出てくる登場人物が他の本にもちらほら出てくるようなので、それも読んでみたい。 辻村深月の世界に浸りたいなと思わせる、素晴らしい作家さんだと思う。

Posted byブクログ

2024/11/19

自宅の本棚の奥にあった作品。読んで無かったので、つい手に取って読み始める。 あっという間に引き込まれる。 焦点に対し丁寧に掘り起こし、物語の力を感じる。良い、とても良い。 次は『名前探しの放課後』を読んでみよう

Posted byブクログ

2024/11/13

辻村先生は1番好きで色々読んできましたが、全然面白いと感じませんでした 引き込まれる要素もなく、先生と主人公の会話が倫理の授業のようにダラダラ続くのが答えのない話で退屈でした ふみちゃんも展開がないし要所要所で飛ばしてしまいました

Posted byブクログ