プリンセス・トヨトミ の商品レビュー

万城目学【著】

2012/02/27

凝っていて、展開も面白いだけに、オチがあっさりしているので物足りなさがありました。出だしもタラタラと長くて、掴みが悪かったかも。

2017/11/09

大阪を舞台とした万城目学さんの小説です。
1615年の大阪夏の陣で断絶したはずの豊臣家の末裔（まつえい）が今も生きつづけ、大阪の男たちは400年もの間その秘密を守り続けていた。やがてそれは一国家成立へとつながっていく…という前代未聞のストーリー。

大阪の人々にとっては『太閤さん』つまり豊臣秀吉は、大阪城を築き大阪を発展させた天下人として長く親しまれている人です。だから大阪では豊臣びいきの人が多い。これに似た例として、京都の高齢者の中には、今でも天皇陛下は東京の皇居へ出張されていると思っている人がいるらしい。いずれは、京都の御所へお戻りになられるのだ、と信じていらっしゃるとか。どちらも地元の一代有名人を慕うあまりの考え方なのでしょう。

大阪人には大阪人の秀吉信仰がありました。特に、この小説ではそれが中心となって、日本の政府を巻き込むことになっていくのです。西日本の中心地大阪。小説の中だけでなく、最近は政界にも「大阪」旋風が巻き起こっています。
ほんとうに日本を変えてしまうかもしれない「大阪」の底力を感じた小説です。

2012/02/19

最初すごく面白かったけど、だんだんと読みづらく感じた。私がなかなか世界にハマりきれなかったからかな。。。
大阪住んでたことあるし、大阪好きだし、そういう意味では面白かったけど、トンデモないストーリーを期待ほどには楽しめなかったです。期待が大きすぎたのかな。
万城目さんの本、まえに「鴨川ホルモー」を読みました。あのときも同じように、最初はそのキテレツな設定が面白くて楽しいんだけど、それがずっとは私の場合は続かなかったです。好みの問題でしょう。。。

2012/02/18

同じタイミングで読んだ『偉大なるしゅららぼん』のほうが好み。ちょっとオチが甘くないですか？という印象。
しかし、懐かしい町並みが舞台（近所に住んでいた）で地理関係が手に取るように把握できたので☆4つ。

2012/02/17

社団法人ＯＪＯって何？セーラー服を着た太っちょ少年大輔と茶子はどうなる？面白いんだけどワクワクしない。「どうやったらこんなの思いつくの？」的なぶっ飛び感が足りない。けど、ズッコケ三人組のエリート版のような調査官三人のやりとりは面白い。

2012/02/16

映画のキャスティングで旭を演じるのは綾瀬はるかなのかと思って不思議な感じがしていたけれどミラクル鳥居のほうだとわかって納得。でも、この二人の性別を逆にしてしまってよかったのだろうか？　
映画はまだ未見なので。

大阪が独立していても別に不思議ではない気がする。
大阪愛にあふれた作品。こんな独立ならあってもいい。
大阪国の機関そのものが町内会的役割分担で庶民的に運営されているのかとおもいきやラストの情報処理能力は前フリのかいもあってなるほどと思える凄さ。
面白かった。

2012/02/13

大阪在住なので、知っている地名が多くて興奮しました！(笑)
その興奮のおかげか、前半はぐいぐいと読んでいけましたが
途中から少しぐったり。

最後もあれでよかったのかなあ…と思わず首を傾げてしまいましたし。

ただ登場人物のキャラは濃くて、面白かったと思います。

2012/02/09

どうなるんだろう～と引き込まれました。
登場人物が個性的ですね。鳥居さんのミラクルが良かったです。

映画化されたので期待しすぎてしまいました。

2012/02/08

ずっと手元にあってなかなか読み始めなかったけれど、読み出してしまうと一気に読めました。
大阪生まれ、関西育ちで大阪大好きな私にはとっても面白かった。ステレオタイプのコテコテの大阪とはまた違った大阪らしい雰囲気の中、話が進んで行きます。
最後にあぁこれは父と息子の物語なんだと思いました。
映画ではキャストの男女が逆転しているようなので、そちらも見てみようかと思います。

2012/02/06

父から息子へ継承される物語。親と子の物語、かな。
大阪のまちや商店街の雰囲気ってこんな感じなのかな。