動的平衡 の商品レビュー
生物と無生物の間と比べて新しい発見があまりない。著者の主観的な考え方も多くて、科学的考察が少ない気がする
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科学の話なんだけど、 哲学に直結していて、 本当に深くて面白い。 難しい箇所もあるんだけど、 面白いので、 読み飛ばすのがもったいなくて 何度も何度も読んでは、 納得度を深めています。 壮大な生命の流れを知ると、 小さな自分の悩みなんて 大したことじゃないな って思えてきます...
科学の話なんだけど、 哲学に直結していて、 本当に深くて面白い。 難しい箇所もあるんだけど、 面白いので、 読み飛ばすのがもったいなくて 何度も何度も読んでは、 納得度を深めています。 壮大な生命の流れを知ると、 小さな自分の悩みなんて 大したことじゃないな って思えてきますね。 人間の行うことは 思えばみんな「自転車操業」。 それは時に虚しさを伴うけれど、 それこそが生きるってことなんだ と思えば、悩みもなくなる。 命の営みに、参加できて 良かった!
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圧倒的生命のダイナミズム! 根っからの文系で、科学的なことはよく分からないけれど、福岡さんの本は文学みたいに読めるから好きです。
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生命とは動的な平衡状態にあるシステムである。我々生物は一時も止まることなく、「流れて」いる。機械のように一部分を取り替えれば病気が治ったりするような単純な存在でなく、全体で平衡状態を保っているのが生物だ。食べ物、ダイエット、生命は時計仕掛けかなど身近な観点からも生命とは何かと言う...
生命とは動的な平衡状態にあるシステムである。我々生物は一時も止まることなく、「流れて」いる。機械のように一部分を取り替えれば病気が治ったりするような単純な存在でなく、全体で平衡状態を保っているのが生物だ。食べ物、ダイエット、生命は時計仕掛けかなど身近な観点からも生命とは何かと言うことに迫る。
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よく考えたら、ものを食べて分解してそれを自分の一部に変換するってすごいことですよね…。 「生きている」ということが全ての出発点だなと思いました。まさに命あっての物種。当たり前のことなんですけど、ちゃんとその意味を認識してなかったなー。 あらゆる頁がおもしろかったので、しばらくした...
よく考えたら、ものを食べて分解してそれを自分の一部に変換するってすごいことですよね…。 「生きている」ということが全ての出発点だなと思いました。まさに命あっての物種。当たり前のことなんですけど、ちゃんとその意味を認識してなかったなー。 あらゆる頁がおもしろかったので、しばらくしたらまたゆっくり読み返したいです。
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おくらばせながら読みました。動的平衡ってなんのこと?とこの本を目にする度に思ってました。ダイナミックな均衡と勝手に言い換えながら読んだら、私にはしっくりきました。生命は動的かつさサスティナブルなもので機械論的なな思考で捉えてはならないというのが著者の核心。「生命はそこになぜ宿るの...
おくらばせながら読みました。動的平衡ってなんのこと?とこの本を目にする度に思ってました。ダイナミックな均衡と勝手に言い換えながら読んだら、私にはしっくりきました。生命は動的かつさサスティナブルなもので機械論的なな思考で捉えてはならないというのが著者の核心。「生命はそこになぜ宿るのか」という副題がついているが、この問題を解決しているかは疑問かな。
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エントロピーは常に増大の方向へ向かう。これは如何なる手でも止めることのできない絶対法則である。つまり、いつか世界は無秩序に成らざるを得ないということ。しかし、いくらか抗うことはできる。エントロピーの増大より速く自己を分解し、再構築するのである。 私達は毎日何かを食べることによ...
エントロピーは常に増大の方向へ向かう。これは如何なる手でも止めることのできない絶対法則である。つまり、いつか世界は無秩序に成らざるを得ないということ。しかし、いくらか抗うことはできる。エントロピーの増大より速く自己を分解し、再構築するのである。 私達は毎日何かを食べることによって、新たな分子を取り込み古い分子を排泄する。それはつまり、この体は分子の”流れ”による”効果”であるということでもある。このように私達の体は、絶え間なく代謝と再合成を繰り返している。これが動的な平衡状態というものであり、それが生きているということなのだ。
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「生物と無生物のあいだ」に比べると・・・という感じだったが、分子生物学から見たダイエットや食品の安全性なんかは面白かったなぁ。
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分子生物学者・福岡伸一ハカセの生命をめぐる論考。 ざっくりとトピックを書き出すと、こんな感じ ・人類という種を定義する際に頻出する「思考」や「認識」とは、どういうメカニズムなのか ・身体の構成という点で、食事とは何かを分子生物学的な視点から ・身体を構成する細胞について/生命の設...
分子生物学者・福岡伸一ハカセの生命をめぐる論考。 ざっくりとトピックを書き出すと、こんな感じ ・人類という種を定義する際に頻出する「思考」や「認識」とは、どういうメカニズムなのか ・身体の構成という点で、食事とは何かを分子生物学的な視点から ・身体を構成する細胞について/生命の設計図である遺伝子について ・「分子の淀み」としての生命、機械論的解釈からの脱却"動的平衡" 面白かった 理系的、分子的・生物学的知識がほとんどない私にとっては、悉く目から鱗状態。 いやーよくできた話すぎて眉唾ものに思えるくらい笑 自分個人の生ではなく人類・生物全体としての生を考える視座はあまり触れたことがなかったので、新鮮でした。
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生物と無生物の間に続いてこれも読んでみた。相変わらず表現がいちいち素敵。内容は先の本の話を膨らませた感じ。小難しい話したかと思えばダイエットに有効な食事法紹介したり愉快な本でした。
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