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動的平衡 の商品レビュー

4.1

227件のお客様レビュー

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    71

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2012/01/19

私達は恐ろしく無知であるのにそれを疑いもせず生きていることが多い。 たとえば、コラーゲン製品とか。食品添加物とか。 目から鱗な話ばかりで好奇心がどんどん湧きます。 生物とか苦手な方でも、楽しく読めるからオススメですよ。 私は生物に詳しくないので福岡さんの論評が正しいか...

私達は恐ろしく無知であるのにそれを疑いもせず生きていることが多い。 たとえば、コラーゲン製品とか。食品添加物とか。 目から鱗な話ばかりで好奇心がどんどん湧きます。 生物とか苦手な方でも、楽しく読めるからオススメですよ。 私は生物に詳しくないので福岡さんの論評が正しいかどうかひわからないけれど、福岡さんのいうように、生命とは機械的なプラモデルなんかではなく、複雑であり常に破壊と創造を繰り返す、神秘であると思う。 デカルトの考え方には、賛同出来ない。生命現象が機械論的に説明可能だとか。 鋼の錬金術師のシーンを思い出す。 肉体の素材を集めたところで、ヒトが生まれるわけはない。 それは、犬や猫だって同じ。 人間は、自分達が進化の頂点で優れているという、傲慢な考え方を捨てるべきなのだとおもう。 ヒトは魚の様に水中で生きられないし、鳥の様に空を飛ぶことも出来ない。 遺伝子組み換えや、臓器売買や、そうやって個々別に“パーツ”を扱える様になったからこそ、人間は自然に対して謙虚になるべきなのではないかな。

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2012/01/17

生物学の本なのに、どこか詩的でファンタジーを思わせる語り口。 理系の方でなくとも引き込まれる。 福岡先生の本を読んでいる方にとっては、情報がかぶっているところがあるので、物足りなさを感じるかもしれませんが、専門的な話を物語のようにまとめる表現力に脱帽!

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2012/01/14

爆問学問で福岡さんのお話しを聞いて、かなりときめいてしまって買いました。東洋医学とリンクしてお話を聞いてしまいます。 良い意味でカテゴライズに困る世界観の本です。

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2012/01/11

優秀な友達から教えてもらった本 最初は物理学とかの本かと思ってたら、分子生物学の本だった(笑) 今まで聞いてきた「当たり前」「なるほどー」と思ってきた事が違うという真実。本を読むって有象無象にならなくてすむなぁ。 「私たち生命は、受精卵が成立したその瞬間から行進が開始される。...

優秀な友達から教えてもらった本 最初は物理学とかの本かと思ってたら、分子生物学の本だった(笑) 今まで聞いてきた「当たり前」「なるほどー」と思ってきた事が違うという真実。本を読むって有象無象にならなくてすむなぁ。 「私たち生命は、受精卵が成立したその瞬間から行進が開始される。それは時間軸に沿って流れる、後戻りのできない一方向のプロセスである。」

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2012/01/07

生命とは分子の淀みでしかない。物事を考える時に人って単位は余りにも中途半端で、もっと大きな、もしくは、より小さな単位で考えなくては、見えてくるものはないのだと思う。 僕達は分子の淀みの中で生きている。 生きているというよりは周辺よりも密度が濃いだけ。それを人は存在している、生きて...

生命とは分子の淀みでしかない。物事を考える時に人って単位は余りにも中途半端で、もっと大きな、もしくは、より小さな単位で考えなくては、見えてくるものはないのだと思う。 僕達は分子の淀みの中で生きている。 生きているというよりは周辺よりも密度が濃いだけ。それを人は存在している、生きていると呼んでいる。 直感とは脳の中のバイアスでしかない。それを打ち破るために人は学ぶ。 人は物事を線形的にしか考えられない。生命も機械論的にしか考えられない。でも実際は非線形の方が物事は多い。それを理解できていれば、世界は大きく違って見える。そのために学ぶ。 生きる意味を見出す本は実はこういう本なのかもしれない。 「耳を澄ませよう。自然は歌と真実で満ちている」

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2012/01/09

●直感が導きやすい誤謬を見直すために、あるいは直感が把握しずらい現象へイマジネーションを届かせるためにこそ、勉強をつづけるべき。 ●汝とは、汝の食べたものそのものである。 ●効率よりも質感、加速は等身大の速度まで減速され、直線性は循環性に置き換えられる。このような流れこそがロハス...

●直感が導きやすい誤謬を見直すために、あるいは直感が把握しずらい現象へイマジネーションを届かせるためにこそ、勉強をつづけるべき。 ●汝とは、汝の食べたものそのものである。 ●効率よりも質感、加速は等身大の速度まで減速され、直線性は循環性に置き換えられる。このような流れこそがロハスの思考。

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2012/01/06

ちょう飛ばし読みw。 生物学とかのことをわかりやすく書いている本。 ソトコトの連載記事をまとめたものらしい。じっくりよむと面白そう。

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2011/12/19

全体の中でも特に一章『脳にかけられた「バイアス」』と二章『汝とは「汝の食べた物」である』は、なんとなくもやもやと持っていた疑問が氷解する素晴らしいものでした。 自分の体の中(本書の定義では「体の外」)で起こっていることへの無関心さに気づき、少しは理解でき、またそういうことが自然界...

全体の中でも特に一章『脳にかけられた「バイアス」』と二章『汝とは「汝の食べた物」である』は、なんとなくもやもやと持っていた疑問が氷解する素晴らしいものでした。 自分の体の中(本書の定義では「体の外」)で起こっていることへの無関心さに気づき、少しは理解でき、またそういうことが自然界のあちこちで起きているのだなあという感動さえ覚えるのです。 変化・破壊・創造があってこそのバランスという「動的平衡」、とてもいい言葉です。

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2011/11/24

11月24日 嶋本紹介 ベストセラー作家の福岡さんの本.分子生物学をおもしろく思うにはうってつけの本.ただ,この本は雑誌のエッセイを集めたものなので全体としては深さが足りない感もある.各章が小話という感じだが,それぞれ面白い.

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2011/11/09

身体に善いものを取り込み、身体に悪いものを取り除く。そうすれば、健康な身体ができる。そのような単純な足し算、引き算の考え方に基づく、ある意味機械を見るような目で人体を見る、素朴な身体観に疑問を投げかける良書。サプリメント、コラーゲンなどの美容商品の効果に科学的な根拠はあるのかと疑...

身体に善いものを取り込み、身体に悪いものを取り除く。そうすれば、健康な身体ができる。そのような単純な足し算、引き算の考え方に基づく、ある意味機械を見るような目で人体を見る、素朴な身体観に疑問を投げかける良書。サプリメント、コラーゲンなどの美容商品の効果に科学的な根拠はあるのかと疑問を持っている人にもお薦め。

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