影との戦い の商品レビュー
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映画(アニメ)を見てから原作を読んだので、内容の複雑さに少し躊躇しました。 映画よりも、原作の方がすばらしいと思いました。 底流を流れている考え方は共通します。 本作品では、魔法に対する考え方を示していると思いました。 映画(アニメ)の方は、なんとか分かりやすくしようとして、 単純化しすぎたのかもしれません。
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3巻が一番おもしろかったー!テルーが主役になってきたあたりから、ちょっと展開がしんどくなってきたかな・・・6巻は少し盛り上がりに欠けるというか、期待していたものとは違っていた。相変わらず竜は魅力的過ぎる。児童文学に目覚めるきっかけになってくれた、この作品の力はすごい。ありがとー。
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すごく深い作品で何度も読み返したい作品。 テーマは「責任」 主人公ゲドの驕りと葛藤、そして最後の影との「融合」... 最後はどうなるかとハラハラして読みました。 結局、自分の蒔いた種は、良い物悪い物関係なく刈り取る「責任」があるのです。
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後に大賢人と語られるゲドがまだ若かりし時の、己を知るまでの、己を知るための物語。 ファンタジーは殆ど読まない人間だけど、ル=グウィンの描くアースシーの世界にすっかり魅了されてしまった。
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ジブリ映画を観て、原作を読みはじめました。 世界観がわかるまでまどろっこしいところがありますが、慣れてくると面白くなってきました。「影」との戦いという地味な設定は、児童書なのにどうなの?って思うところもありますので、中学生くらいのこども向けかもしれません。 竜との戦いの...
ジブリ映画を観て、原作を読みはじめました。 世界観がわかるまでまどろっこしいところがありますが、慣れてくると面白くなってきました。「影」との戦いという地味な設定は、児童書なのにどうなの?って思うところもありますので、中学生くらいのこども向けかもしれません。 竜との戦いの章がありますが、もうちょっと派手に戦ってくれたら戦記という印象も残りますが、どちらかというと内省的な描写が全編に渡って多いので、巡礼記という印象を受けます。 これがいいのか悪いのかは全巻読まないとなんとも言えません。 ジブリ映画の描写は、原作を読まなければわからないことだらけのようです。
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ハイファンタジー。 少年ゲドの成長物語。 自分の影に打ち勝つという、分かりやすい話だが、よくまとまっていて読みやすい。 世界設定が綿密だが説明が多く、またその多くが本筋に必要とはいえない。作者が設定魔で、自己満足しているように思える。 神視点の描写が多く、主人公視点の細かい描写は...
ハイファンタジー。 少年ゲドの成長物語。 自分の影に打ち勝つという、分かりやすい話だが、よくまとまっていて読みやすい。 世界設定が綿密だが説明が多く、またその多くが本筋に必要とはいえない。作者が設定魔で、自己満足しているように思える。 神視点の描写が多く、主人公視点の細かい描写はあまりない。淡々と進む。
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世界設定は綿密に練られている。そのアースシーの世界は魅力的だ。反面、キャラクターの描写は最低限に抑えられており、ハリーポッターなど現代風のファンタジーものに慣れている方は物足りなく感じるだろう。ハイファンタジーの傑作であることは間違いない。一度は目を通しておきたい作品である。
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金曜ロードショーでのゲド戦記放映を見て、かつ原作既読者の反応がおもしろかったので、原作に手を出してみた。 闇の左手を先に読んでいたので、文章に関しては特に読みづらいとは感じなかったが、文章自体が淡々としていることにあわせ、物語に起伏があるかというと首をひねってしまう展開なので、...
金曜ロードショーでのゲド戦記放映を見て、かつ原作既読者の反応がおもしろかったので、原作に手を出してみた。 闇の左手を先に読んでいたので、文章に関しては特に読みづらいとは感じなかったが、文章自体が淡々としていることにあわせ、物語に起伏があるかというと首をひねってしまう展開なので、冒険活劇が好きな方は読みづらかろうと思う。一言でいえば地味である。 求道の物語、なのかな。影の名前は、物語を読むのに慣れている方はすぐにわかると思う。
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It is over.ここで、ここでゲドが笑うときに、私の目からは涙がポロリ〜と必ずこぼれるのですよ。初めて、英語版で読んでみました。I am whole, I am free 感動は同じだ。
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キャッチーではないし派手なストーリーでもないけど、読みやすいと思う。 主人公のゲドは前半では傲慢な若者として、 後半ではそれを後悔し、その償いをしようとする老成した人間として書かれている。 老成というと暗い言い方かもしれないけど、人生の中の大きな失敗をしたとき、人はその意味を考えずにはいられないだろうし、特にそれが若い時ならそんな感じになるのでは、と思わせた。 ゲドにまじないの手ほどきをした伯母や、最初の師であるオジオン、 無二の親友カラスノエンドウ、ロークの学園の賢者たち(特に守りの長)など魅力的な人物が多く、 大変そうだけどこんなに人間関係に恵まれているなら魔術師の人生も悪くないねw 悪者も、悪者すぎず、人を小馬鹿にするのが趣味だったり、騙すのが好きだったり、生きてると会わずにはいられない卑しい悪者でファンタジーだけど生々しかった。 日常生活の端々で現れる魔法の使われ方が、ただの便利なものとしてではなく世界の理や異世界との触れ合いであることが繰り返し表現されていて、そこはファンタジーらしくて素敵だった。 言葉遣いはそんなに古いとは思わなかったし、読書に慣れていれば10歳くらいから読めそう。 ずっと気になっていたけど、途中で飽きそうだと思って手を付けてなかった。でも全然退屈せずに読めました。続きも読もうとおもいます。
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