影との戦い の商品レビュー
ファンタジーだと思っていたら、真の名前を知る必要があったり、土地が細かく最初に開いたページで驚かされた。お話の中だとわかっていながら、妙にリアルで引き込まれた。
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思ってたものと全然違くてびっくりした。 めちゃくちゃ魔法の世界やん………… 紙で本読むの久々だし途中で眠くなるかと思ったのに一気に読んでしまった。 本を開いてすぐ、びっしりと細かく書かれた地図が出てきたところで「ああこれは土地の名前でわけがわからなくなって飽きるな」と思っていた...
思ってたものと全然違くてびっくりした。 めちゃくちゃ魔法の世界やん………… 紙で本読むの久々だし途中で眠くなるかと思ったのに一気に読んでしまった。 本を開いてすぐ、びっしりと細かく書かれた地図が出てきたところで「ああこれは土地の名前でわけがわからなくなって飽きるな」と思っていたけれど全くそんなことはなく、寧ろゲドと共に私も旅をするために、何度も何度も地図の頁を開いていた。そのくらいこの旅に魅了されていた…。 前半はゲドの行動にひたすらハラハラし、華やかに見せかけて大きな力を持つために地道な訓練を積む魔法使いや賢者達に感心し、後半はゲドの戦い・行動に圧倒されながらも自分もその場に居合わせているような気持ちでいた。 オジオンの行動に涙してしまった……。 早く次の旅に出たい気持ちがたまらない。次巻も早く読みます。
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久しぶりにファンタジーを読んだ。魔法使いの話だからファンタジーを期待したけど、魔法を使うには真の名を知らないといけなかったり、使えば使うほど体力と気力がいるだったり、妙にリアルな情景が浮かんでゲドと一緒に旅してる気分になった。精霊のシーンでは、自分だったら絶対に精霊に助けを求めて...
久しぶりにファンタジーを読んだ。魔法使いの話だからファンタジーを期待したけど、魔法を使うには真の名を知らないといけなかったり、使えば使うほど体力と気力がいるだったり、妙にリアルな情景が浮かんでゲドと一緒に旅してる気分になった。精霊のシーンでは、自分だったら絶対に精霊に助けを求めて取り込まれるなと思った。目の前の敵に立ち向かって疲弊した先に手を差し伸べられたら信じてしまうのにゲドは誘惑に負けず打ち勝ってすごい。
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久々にファンタジーの世界に浸れた 魔法ものだったの全く知らず、戦争物かと思い敬遠していた自分に早く読めと言いたい 一人の青年の物語として構成されているけど、読み方を変えるとそれは私たちにも反映されるし、投影できますね
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主人公と宿敵「影」の闘いが迫力もありラストにも満足できた。難しいイメージの物語だが、面白く、是非次巻も挑戦したい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『ゲド戦記』はもちろんタイトルは知っていたが、ジュブナイルのイメージが強く手に取ることはなかった。最近自分がル=グィン流行り+『ゲド戦記』は高い評価のためまずは一冊目を購入。 ちなみにジブリの映画は観ていない(ジブリはオンラインで観る手段がなく。この時代、考えて欲しい。需要はあると思う。) まずはジュブナイルだなあ、という感想。読みやすく理解しやすい内容のため、あっという間に読了。 ル=グィンがどういう意図だったのかはわからないけれど、主人公ゲドの成長や影などはそのまま読めば単純な解釈はできてしまう。一つの学びとしては良い本だと思うし、大人でも飽きずに読める物語の完成度を考えると、評価が高いのも理解できる。 ただ個人的好みからすると、うーん、もう少しやはり緻密な方が好きなのです。ジュブナイルだからその点考慮して、といった★のつけ方は嫌なので、素直に一冊の本(作品と本そのもの)としての感想。私が小学生だったらもっと評価は高かったかもとは思うけれど、残念ながら既に大人なので、純粋に楽しむにはやはり物足りないです。 サイズも普通の文庫より大きいのもマイナス。収納が。 ただちょっと考えたのは、影と一体になり”全きもの”になったということは、この世界の人々(影と一体になっていない人々)は完全じゃないのかなー? と。 それとも影を呼び出した時に、本来ゲドの中に存在していたゲドの影(悪)が離れ、一体になるまでの間は、ゲドは影のない存在(善)だったのだろうか。 この辺りは各読者の解釈や理解に違いがありそうだ。 『ゲド戦記』は6冊なのであと5冊あるわけだが、現時点は他の本を優先したいかな。
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「面白くてハマる」という話を、昔から度々、耳にしつつ、なんとなくハードルが高かった。 母が好きで実家にもあったが。図書館で借りた。 数章読み出すと、スラスラ読めて、一気読み。 「ゲド戦記」って邦題がハードル上げてた気もする。「戦記」って堅くて、戦争モノかなって印象を与える。 先が...
「面白くてハマる」という話を、昔から度々、耳にしつつ、なんとなくハードルが高かった。 母が好きで実家にもあったが。図書館で借りた。 数章読み出すと、スラスラ読めて、一気読み。 「ゲド戦記」って邦題がハードル上げてた気もする。「戦記」って堅くて、戦争モノかなって印象を与える。 先が気になると、読み急いでしまい、文章を味わえていたかっていうと自信が無い。 壮大なファンタジーでありつつも、普遍的な心の弱さとか悩みとかが描かれているところが魅力なのかな!空想の世界にいけて楽しめた。
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不評価だったジブリアニメと全く違い、面白かった。母親を知らず我儘に育ったダニーだが、女呪い師に教えられた魔法の呪文で、魔力を操れるアビリティを強く持った稀に見る少年だった。 ある日、侵略者ガルガドの兵士を魔法で追い返し、廃人のようになるが、オンギンに助けられて、真の名〈ゲド〉を授...
不評価だったジブリアニメと全く違い、面白かった。母親を知らず我儘に育ったダニーだが、女呪い師に教えられた魔法の呪文で、魔力を操れるアビリティを強く持った稀に見る少年だった。 ある日、侵略者ガルガドの兵士を魔法で追い返し、廃人のようになるが、オンギンに助けられて、真の名〈ゲド〉を授けられる。普段はハイホーク(ハイタカ)と名乗る。ある傲慢さから悪霊を呼び出し、その影から逃げる旅を続け、その途中でエクス・アクべの腕輪のかけらを託される。親友・エスカリオルの助けで、影と対決することになる。 寒さと暗い情景、孤独との戦い。 虜になってしまいました。
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めちゃくちゃ面白かった 重厚な世界観、島の名前など固有名詞が溢れてるのに、これほど読みやすいのは話の軸がしっかりしているからだろうか 翻訳文が日本語文学として成立するレベルで書かれていることが大きいか 良くも悪くも翻訳物らしくなく、だからこそ得られる没入感 とても良質
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「映画とベツモノすぎる!!」が最初の感想です。 宮崎吾朗監督のジブリ映画を最初に知っていた分、驚きました。あれは原作から舞台と設定、名前を拝借した全く違う作品です。 ル=グウィンが怒ったのも納得… 主人公が背負った運命から、美しい文体に惹き込まれ、ページを捲る手が止まりません...
「映画とベツモノすぎる!!」が最初の感想です。 宮崎吾朗監督のジブリ映画を最初に知っていた分、驚きました。あれは原作から舞台と設定、名前を拝借した全く違う作品です。 ル=グウィンが怒ったのも納得… 主人公が背負った運命から、美しい文体に惹き込まれ、ページを捲る手が止まりません。 “真の名”を教えてはいけない…はここからきていたんですね。 誰もが抱えている自分の「闇」との闘い。それは年をとっても付き纏い、向き合うことになる。 普遍的なテーマで、子供から大人まで楽しめる作品だと思いました。 このままシリーズ一気に読破したいです。
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