家族の言い訳 の商品レビュー
身の回りにありそうな、なさそうな・・家族の中の、少しの後ろめたさとわだかまりをほぐしていく、いい話。
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家族になるとどんどん言葉にして伝える労力を惜しみ出す。けれど些細なことに愛が潜んでいて、それは言葉より私たちを幸せにする。 家族っていいなと思う。
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誰もが一番身近な家族をテーマに繰り広げられる短編物語集。それぞれにリアリティがあり、「おかあちゃんの口紅」父子の「粉雪のキャッチボール」は特にほろっときてしまった。
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凄くバランスの取れた短編集でした。主人公に共感したり、その家族に共感したり。タイトルに「言い訳」とあるだけあって、どの物語のどの家族も何らかの形ですれ違ってはいるものの、最後はちゃんと希望をもって前に進める。親でも子供でも、奥さん、旦那さんでも、家族がいる人なら皆、きっとどこか共...
凄くバランスの取れた短編集でした。主人公に共感したり、その家族に共感したり。タイトルに「言い訳」とあるだけあって、どの物語のどの家族も何らかの形ですれ違ってはいるものの、最後はちゃんと希望をもって前に進める。親でも子供でも、奥さん、旦那さんでも、家族がいる人なら皆、きっとどこか共感出来るはずです。
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心にぐっとくる短編集です。 短編集って苦手であまり読まないのですが、この作品はサクサク読み進めることができました。 人はそれぞれ、様々な想いを抱きながら生きている。そして人は、それぞれの想いを知らずに生きている。辛いこと、悲しいこともある。その人のことが分からなくて気持ちがずれ...
心にぐっとくる短編集です。 短編集って苦手であまり読まないのですが、この作品はサクサク読み進めることができました。 人はそれぞれ、様々な想いを抱きながら生きている。そして人は、それぞれの想いを知らずに生きている。辛いこと、悲しいこともある。その人のことが分からなくて気持ちがずれていくこともある。 だけど、ほんの些細なことで分かり合えて、ほんの些細なことで幸せな気持ちになれる。それが『家族』なんだと思った。 どの話も目頭が熱くなりました。
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ラジオドラマ、ラジオ朗読の小説として選ばれた、短編集とのこと。 ラジオドラマって今もやってるのかな? そういえばラジオってあんまり聞かなくなったな。 ラジオをおとなしく聴く場所もない。居場所がない。 家族の言い訳は、 どうだろう、私たちの世代の自分と家族の関係の中での自...
ラジオドラマ、ラジオ朗読の小説として選ばれた、短編集とのこと。 ラジオドラマって今もやってるのかな? そういえばラジオってあんまり聞かなくなったな。 ラジオをおとなしく聴く場所もない。居場所がない。 家族の言い訳は、 どうだろう、私たちの世代の自分と家族の関係の中での自分の言い分というものを題材にしているようなそんな短編集で、どの作品にも、なんとなく共感しながら、もっと素直になれたならという、自分への反省も思い浮かぶ。 うまいよね。 森 浩美
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家族をテーマにした、短編集。 短編なのにおかしいけれど、中盤からどんどん良くなっていった気がする。 心に残ったのはベタだけど『おかあちゃんの口紅』。 この話は、自分の母親を恥ずかしく思う中年男性が主人公。 疎遠になった母がある日体調を崩し、入院する。 検査結果は胃癌。さらに癌は...
家族をテーマにした、短編集。 短編なのにおかしいけれど、中盤からどんどん良くなっていった気がする。 心に残ったのはベタだけど『おかあちゃんの口紅』。 この話は、自分の母親を恥ずかしく思う中年男性が主人公。 疎遠になった母がある日体調を崩し、入院する。 検査結果は胃癌。さらに癌は進行していた。 結果を告げるべきか悩みながら病室へ戻ると、母と妻との会話が聞こえてきた。その会話の中で、母は幼い頃自分がプレゼントした口紅をお守りにして持っていることを知る。 彼は、自分がそれをプレゼントしたときの気持ちを思い出し、疎ましく思う気持ちの奥に常にあった、母への本当の気持ちに気付く。 あらすじをただ書くと、なんだかありきたりだなぁ。 でも主人公の感情の表現が的を射ていて、ありきたりだろうがなんだろうが、とにかく夢中になった。 何より自分と重なって痛かった。わたしも、心の中では家族をとっても大事に思っているのに、ついいつも苛々してしまう。そして後になって後悔する。その繰り返しだ。 もし今、わたしか家族のどちらかが死んでしまったとしても、「大好きだって、ちゃんと伝えられたなぁ。」と思えるように接していきたい。 昨日読んだ本の中に「情けないと思うことといとおしいと思うことって、なんて似ているのだろう」という言葉があったのだけれど、この言葉は家族への気持ちにもいえるなぁと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
森浩美さん。 名前、なんだか知ってるな~、という方も多いはず。 本業は作詞家。 SMAPの青いイナズマとかブラビのタイミングとか ちょい前のヒット曲はけっこうこの方。 色眼鏡(言葉は悪いが作詞家の気まぐれ小説かな、なんて。) で見ていたけど、いやいや、大変申し訳ありません! 誰しもが多かれ少なかれ 不安や不満を抱えて生きています。 そんなごく身近にありそうな素直に生きることの難しさに やさしい光を灯してくれます。 そんな短編集です。 相手が身近であればあるだけ隠したいことや疑ってしまうこと、 強い感情に支配されてしまうことがあるのだと思います。 もっとも身近な「家族」こそ、 その傾向が強く出てしまうのでしょう。 ひとがひとを愛する気持ちに触れて切なくなる。 家族を想う心が、静かに胸に迫ってきます。 そんな短編集なんです。
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泣けました。非常にいい本ですね。いろいろな家族の短編に、それぞれぐっときます。最初の親子の話とクリスマスの話しが好きです。家族の話しは、駄目だね。涙がでちゃいますね。
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最後から2番目のクリスマスのエピソードが一番泣けました。家族っていいですよね。私も大切にしたいと思います。
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