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最後の恋 の商品レビュー

3.3

215件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

    99

  4. 2つ

    27

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2015/10/20

2015年10月20日読了。「最後の恋」をテーマにした、8人の女性作家たちによる短編アンソロジー。恋愛/仕事/出産・育児/世間、などリアルに対峙するものの多い女性の「最後の恋」は、男性が同じ言葉からイメージするほどのほほんとしたものではないのだなあ・・・。松尾由美・角田光代の作品...

2015年10月20日読了。「最後の恋」をテーマにした、8人の女性作家たちによる短編アンソロジー。恋愛/仕事/出産・育児/世間、などリアルに対峙するものの多い女性の「最後の恋」は、男性が同じ言葉からイメージするほどのほほんとしたものではないのだなあ・・・。松尾由美・角田光代の作品などは切れ味よく描写も印象的で楽しめる、が他はあまり好みではなかったな。「今の恋が最後の恋と思える」ことが一番幸せだと思うが、そうでない人生というのも幸せなものなのかな・・・?

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2015/06/23

どれも女性が好みそうな女性作家による、女性向けの話という印象。 そのなかで「春太の毎日」は可愛らしくてよかった。

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2015/06/03

かなり大人な恋愛小説。キュンキュンするとかじゃなくて、じっくり考えさせられる。 でも、最近こういうのが好き。共感できる。 全部で8話。8作家さん全員読んだことない方ばかり、だけど名前だけは知ってるような有名な方ばかり。 8話の中で私ががっつり心を掴まれたのが、松尾由美さんの『わた...

かなり大人な恋愛小説。キュンキュンするとかじゃなくて、じっくり考えさせられる。 でも、最近こういうのが好き。共感できる。 全部で8話。8作家さん全員読んだことない方ばかり、だけど名前だけは知ってるような有名な方ばかり。 8話の中で私ががっつり心を掴まれたのが、松尾由美さんの『わたしは鏡』 もう、めちゃくちゃ切なくて、心揺さぶられました。ほんとに素敵。物語の最初から田村いずみの中性的な魅力にやられてたんだけど、最後に見せた男の顔に胸を鷲掴みにされました。作品の中に出てくる美容院の鏡の物語もすごくステキで、今度から美容院行くたびに田村いずみの切ない恋心が思い出されそうです。ほんとに良くて私には珍しく読了後にもう一度読み返してしまったぐらい。この話が無かったらこの本の評価は一つ低くしてたと思う。それぐらい良かった。

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2015/05/19

う〜ん。 これと言ってピンとくる作品がなかったな。 実力派の作家を並べたわりに、タイトルから感じる期待には添えていないと思います。

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2015/04/04

そうそうたるメンバーの女性作家による最後の恋をテーマにしたアンソロジー。短編だけに、それぞれの持ち味がうまく出し切れていないのか、いま一つの感があります。 しいてあげるなら、最後の角田光代さんの作品がよかったかな。

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2015/03/28

アンソロジー、好みは別れるかな(って、恋のアンソロジーに別れるはないか)。 でもね、どうしようもなく誰かが好きで好きで・・・っていうのを描こうとすると、ちょっと斜めからになるのかな。 パイプカットに始まり、離婚届で終わります。

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2015/03/15

いろんな作家さんが「最後の恋」をテーマに書いた短編集。 三浦しをん作品は肩の力を抜いてさらさらっと書いたんだろうなーという印象。 阿川作品は童話の世界のような印象。 角田さんのが好きだったかな。

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2015/02/19

恋愛小説にはいろんなジャンルがあるけど、一番好きなのは、って聞かれたらひょっとするとこの短編集の中の「春太の毎日」をあげるかもしれない。 三浦しをんさんの作品はどれも言葉の選び方が丁寧で好きなのだけどこの作品は特に、それを感じる。 誰かを好きになるって一時的なものじゃなくて遠...

恋愛小説にはいろんなジャンルがあるけど、一番好きなのは、って聞かれたらひょっとするとこの短編集の中の「春太の毎日」をあげるかもしれない。 三浦しをんさんの作品はどれも言葉の選び方が丁寧で好きなのだけどこの作品は特に、それを感じる。 誰かを好きになるって一時的なものじゃなくて遠い遠い未来のことまで考えられたら一番素敵な恋なんじゃないのかな、ってそんな風に考えさせられた話

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2017/01/30

アンソロジーは知らない作家を知る上では便利なんだけれど、入りきれない中途半端さもあって。面白かったのは阿川佐和子。おとぎ話?と思いきや、あら結構生々しい。 どの作家も短く矢を引いて、パシッと的に当てる術はお見事。どこに矢が飛んでいくのか当たってみないとわからない。

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2015/01/17

 8篇のほとんど全部、最初のほうで結末に見当がついてしまった。ありふれた筋書きであろうと、そこに至るまでの過程がきちんと描けていてエンターテインメントとして成立しているなら、私はネタ割れに文句なんかつけない。ネタ割れにがっかりするということは、小説として面白くなかったということだ...

 8篇のほとんど全部、最初のほうで結末に見当がついてしまった。ありふれた筋書きであろうと、そこに至るまでの過程がきちんと描けていてエンターテインメントとして成立しているなら、私はネタ割れに文句なんかつけない。ネタ割れにがっかりするということは、小説として面白くなかったということだ。  がっかりしなかったのは、阿川佐和子と沢村凛の作品かな。前者は海外のおとぎ話の翻訳ものみたいな文体に味わいがあっていい。後者は「才能」への洞察に共感する。いずれも「最後で最高の恋」とは関係ない感想だが。

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