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最後の恋 の商品レビュー

3.3

216件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

    100

  4. 2つ

    27

  5. 1つ

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2018/05/05

最後の恋はいつなのか?良いのか悪いのか?色々な作家が同じ題材を切り取って書いているのに、全然違うから面白い。

Posted byブクログ

2018/04/18

8人の作家による短編集。阿川佐和子「海辺食堂の姉妹」あっけらかんとした妹おもいの姉のこころ。沢村凛「スケジュール」、きちんと予定を立てて過ごす特技を持った女性の予定通りにならない出会いからの恋。谷村志穂「ヒトリシズカ」、山男との長い愛のこと。柴田よしき「LAST LOVE」、幸せ...

8人の作家による短編集。阿川佐和子「海辺食堂の姉妹」あっけらかんとした妹おもいの姉のこころ。沢村凛「スケジュール」、きちんと予定を立てて過ごす特技を持った女性の予定通りにならない出会いからの恋。谷村志穂「ヒトリシズカ」、山男との長い愛のこと。柴田よしき「LAST LOVE」、幸せ感がひろがる。松尾由美「わたしは鏡」、人物描写が鮮やか。他三編も素敵。最後の恋というテーマに対し、そうくるか!と思わせる作品が大半。

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2017/11/19

女性作家8名による『最後の恋』をテーマにしたオムニバス短編。 少々期待しすぎたのか、最初にテーマ在りきで、それに沿って執筆したのだろうが、妙にわざとらしく感じ、また奇をてらった結末が多かったりする感が否めず、★3つ。 最後の角田光代さんの「おかえりなさい」は、ミステリアスな導入...

女性作家8名による『最後の恋』をテーマにしたオムニバス短編。 少々期待しすぎたのか、最初にテーマ在りきで、それに沿って執筆したのだろうが、妙にわざとらしく感じ、また奇をてらった結末が多かったりする感が否めず、★3つ。 最後の角田光代さんの「おかえりなさい」は、ミステリアスな導入から、意外な結末となり、しめくくりとしてはハズしていない。

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2017/05/08

【お風呂用はアンソロジー本】 お風呂で読むのは短く完結型。 お気に入りの作家をなかなか見つけられていない。 そうなると「作家開拓」という目的のもとお風呂の時間を過ごすことができるのは新しい発見。 内容の善し悪しよりも、作家との出会いを提供してくれたこの本に感謝。

Posted byブクログ

2017/03/27

「春太の毎日」三浦しをん 「LAST LOVE」柴田よしき 「私は鏡」松尾由美 「おかえりなさい」角田光代 が、お気に入り。

Posted byブクログ

2016/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

色々な「最後の恋」をつづったアンソロジー。全体的には読んでいて感情が激しく揺り動かされるとかそういう類いの話はあまり無く、淡々として誰でも経験をしていそうな共感を持つ恋愛話が続く。その中でも印象に残ったのは、女性は見かけによらないなという感想を持った「海辺食堂の姉妹」、結末が予想の斜め上を行き唯一「???」となった「わたしは鏡」。「ヒトリシズカ」は切ない。感想はこんなところです。

Posted byブクログ

2016/04/01

春太の毎日は、以前他の本で読んだことがあるが、やっぱり可愛かった。犬の恋。 ヒトリシズカは、最初そんなに惹かれなかったのに後半でジンと来た。え?ってなって、泣きそうになった。そうか…彼女は…彼を思い出にできないんだなって。 海辺食堂の姉妹は、妹のファンキーさに驚きながらも、1人の...

春太の毎日は、以前他の本で読んだことがあるが、やっぱり可愛かった。犬の恋。 ヒトリシズカは、最初そんなに惹かれなかったのに後半でジンと来た。え?ってなって、泣きそうになった。そうか…彼女は…彼を思い出にできないんだなって。 海辺食堂の姉妹は、妹のファンキーさに驚きながらも、1人の男性への想いを温め、それが幸せだと心を温める姉の感情が沁みた。 スケジュールは、ジューラーって私もかも!って思った(笑)そして突拍子のない恋に見舞われた主人公にほっこりした。 LAST LOVEは、失恋した主人公に素敵な恋が現れて良かった。最後の数ページが本当に好き。 わたしは鏡は、鏡が人間に恋をする小説?の文章がどストライク過ぎた。とっても素敵。 キープは、気持ちは分かるが、まーまー。 おかえりなさいは、最初いい感じかと思ったら途中から話がぶっ飛んで(笑)でも最初と最後の現在の所は切なくて好き。 全体的にはまーまー面白かった。素敵なジンとする文章がかなりあった。

Posted byブクログ

2016/03/19

8人の作家による短編集。表題通り最後の恋にまつわる色々なエピソードが描かれている。個人的には柴田よしきさんのlastloveが一番好き。 いろんな恋や愛の形があるけど、もう恋はしないって自分で決めても人はいつかまた愛情や恋を求めてしまうものなのだと全編から感じとれた。

Posted byブクログ

2016/02/13

色々な作家さんが書いている短篇集 テーマは最後の恋ってことなんだけど、色々な観点の最後の恋があって面白かった

Posted byブクログ

2015/11/29

 一番印象に残っているのは、沢村凛さんの「スケジュール」。仕事人間の友達や恋愛体質の友達に比べて、平々凡々の主人公。ただ一つ人よりも秀でているのはスケジューリングの才能だった…。  一番平凡で普通の主人公の、自分がたてたスケジュールを何が何でも崩したくない、スケジュール通りに行動...

 一番印象に残っているのは、沢村凛さんの「スケジュール」。仕事人間の友達や恋愛体質の友達に比べて、平々凡々の主人公。ただ一つ人よりも秀でているのはスケジューリングの才能だった…。  一番平凡で普通の主人公の、自分がたてたスケジュールを何が何でも崩したくない、スケジュール通りに行動したい、という気持ちの強さ、それゆえの話の結末に、なにかぞっとしたものを感じた。平凡なようで、実は非凡かつ怖い女性だと思った。こういう平凡の皮をかぶっている狂気じみたお話が好き。

Posted byブクログ