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十角館の殺人 の商品レビュー

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55件のお客様レビュー

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    14

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2016/12/27

直前まで『カミーユ』と『扇動者』を読んでしまっていたので見劣りは否めなかった。 ただ著名な作者の若き日の作品なので、成熟した先達と比べるのはフェアでは無いとも思う。 が、 それでもミスリードを誘う為、設けられたシチュエーションの真偽が結局詳らかにされなかったり 、大量殺人の動...

直前まで『カミーユ』と『扇動者』を読んでしまっていたので見劣りは否めなかった。 ただ著名な作者の若き日の作品なので、成熟した先達と比べるのはフェアでは無いとも思う。 が、 それでもミスリードを誘う為、設けられたシチュエーションの真偽が結局詳らかにされなかったり 、大量殺人の動機となる出来事の詳細が犯人の推測の域を出なかったりと突っ込みどころが物語の根幹を成す部分にあったのは残念。 海外評価も高いと話題の様だが、漫画好きの私は『だったら金田一少年〜』を読んでみてよ!と言いたい。 いやいや本家の横溝先生の小説ももちろん素晴らしい! とは言え、近々この方の近年の作品を読んでみたいと思う。 当時の年齢を鑑みると正直それくらいの力量は感じられた。 その前にずっとタイミングを見計らっていた姫川さんにそろそろ手を出そう!

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2016/05/11

無人島で起こる殺人事件。 ぐんぐん読める。 有名な本らしいので、その後のミステリーでよく使われる手法の気がした。 これが最初だったらすごいと思う。 ただトリックと動機に関しては、あんまり納得いかず。 合宿一日目だったら飲むでしょ。 飲んべぇは反省しないからな。

Posted byブクログ

2016/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こんなに本格的な推理小説だとは思わずに 読み始めました。 ストーリーは,外国人のニックネームで お互いを呼び合い展開していきます。 正直なところ,カタカナの名前を覚えるのが 苦手なので,日本名で書いてくれれば良いのに… と思っていました。 最後は,そうだったのか?!と感心。 どうなるのかと,どんどん読み進められました。

Posted byブクログ

2015/08/20

「Another」で知った著者であるが、かなり有名な推理小説家であることは知っていたのだが、ハードカバーを見つけることが出来ず、アメリカで評判になっているを知って、ここに至って推理小説の方を読むことにした。本作は正に推理小説の中の推理小説、完全とこれまでの古典作品に挑戦したとも言...

「Another」で知った著者であるが、かなり有名な推理小説家であることは知っていたのだが、ハードカバーを見つけることが出来ず、アメリカで評判になっているを知って、ここに至って推理小説の方を読むことにした。本作は正に推理小説の中の推理小説、完全とこれまでの古典作品に挑戦したとも言えるミステリーであった。読者は度々ミスディレクションに惑わされ、最後に謎解きしてもらってありがとうとでも言いたくなるような作品であった。これは更に読みたくなる作家がひとり増えてしまった。

Posted byブクログ

2022/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あっと驚く結末、と事前知識があり過ぎたため、あまり驚きませんでした。知りすぎるのもいけませんね。 セリフがアニメぽく聞こえてしまったのと、やはり犯人さんの行動、無理がないかなあ、と。いや、でも面白いですよ!!(事前知識を入れた私がいけない)

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2014/10/12

[ 内容 ] 十角形の奇妙な館を訪れた大学ミステリ研の七人。 彼らを襲う連続殺人の謎。 結末に待ち受ける“衝撃の一行”とは? 本格ミステリの名作がYA!に登場。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2014/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初の綾辻作品。 表紙のイラストが手伝い人物をイメージしやすかった。島の人物と共に次第に追いつめられてゆく感情があり一気に読んだ。島と本土の行き来の展開のテンポもよい。個性的な登場人物に愛着も湧いた。最初に怪しいと思った人物が犯人だったが、ミスリードにつられ読み進めるほど誰もを怪しく感じてしまった。衝撃の一行、文庫本の方では工夫がこらしてあるとの事。そちらも読んでみたい。 ひとつ、犯行の動機が想像である事が気になった。実際は彼らが某氏に飲酒を強要したかは謎。本当に事故かもしれない。むしろ話が進み登場人物の人格がわかるにつれ、その想像を疑った。兄貴的で医学に通じるポウはそんなことするかな?エラリイはしっかりしているし、アガサも女の子が飲まされていたら助けそうだ。 さておき純粋にミステリの醍醐味を味わえる一冊。久しぶりにわくわくした。

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2014/07/09

約30年も前に22歳の若者が作り上げた作品ってことに驚いちゃう。 そっか、三人称の叙述トリックってこの作品が嚆矢だったのかと感心する。 こういう作品好きです。 作風からして中高校生向けなんだろうけど、知的パズルとして十分に楽しめるよね。

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2014/04/29

エピローグを見たあとにプロローグを見返して、すべてがつながった気がした。内容自体は少し古い小説のため目新しくはなかったが、読者に真相をほのめかしつつ欺くという点では、巧みな点が非常に多かったように思われる。角島での惨劇と本島における残された部員らによる探偵散策は巧妙につながってお...

エピローグを見たあとにプロローグを見返して、すべてがつながった気がした。内容自体は少し古い小説のため目新しくはなかったが、読者に真相をほのめかしつつ欺くという点では、巧みな点が非常に多かったように思われる。角島での惨劇と本島における残された部員らによる探偵散策は巧妙につながっており、ミステリー初心者の自分にとっては驚かされる結末だった。

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2013/12/28

大どんでん返しのミステリーが読みたくて、ミステリーに新風を吹かし、「衝撃の一行」で有名だったこの本を手に取ってみた。 たしかに本書の構成を島/本土、あだ名/本名というミスディレクションをうまく使うことで最後のオチをオチ足らしめている。 たしかになかなか面白かった。

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