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十角館の殺人 の商品レビュー

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55件のお客様レビュー

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2022/02/28

文庫版持ってるし、愛蔵版も読んだし 当然、犯人も知っているわけですが。 『硝子の塔の殺人』読んだら再読したくなり 児童書(YA)にもなってたと知って そっちで読んでみることにしました。 一字一句比べたわけじゃないけれど 別にルビが少し多いくらいで どこも内容変えてないんですねぇ...

文庫版持ってるし、愛蔵版も読んだし 当然、犯人も知っているわけですが。 『硝子の塔の殺人』読んだら再読したくなり 児童書(YA)にもなってたと知って そっちで読んでみることにしました。 一字一句比べたわけじゃないけれど 別にルビが少し多いくらいで どこも内容変えてないんですねぇ。 もっかい中学生くらいに戻って 初めてこの小説を読んで驚きたい! ちなみに…犯人知ってると 倒叙モノとして読む楽しみもあります。

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2022/01/08

おもしろかったー!!!!!めっちゃくちゃ読みやすくて、どんどんページをめくってしまう。本土と島が交互に描かれるんやけど、なるほど、本土の方もめっちゃ大事ですね。無駄な描写がひとつもない、全てが伏線、そして最後にすべて回収。 大学生7人が無人島のいわくつきの館にやってきて、からくり...

おもしろかったー!!!!!めっちゃくちゃ読みやすくて、どんどんページをめくってしまう。本土と島が交互に描かれるんやけど、なるほど、本土の方もめっちゃ大事ですね。無駄な描写がひとつもない、全てが伏線、そして最後にすべて回収。 大学生7人が無人島のいわくつきの館にやってきて、からくり、殺人予告、探偵役、などなど、ミステリー要素てんこもりのストーリー。読みながら、めっちゃ金田一少年っぽいな〜って思った。そして自分なりに推理しながら読むんやけど、本当にいちばん疑ってなかった人、そしてえええええええ〜ってなるトリック。拍手喝采。おもしろかった!!!そして終わり方もオシャレ!!!

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2021/10/18

作家さんの名前は昔から知ってたけど何故だか今ごろ読むことに笑 きっと平均点以上のミステリーだろうと思いつつ読み始めたけど良い仕上がりだ! 大分県の小さな平たい無人島に某大学のミステリーサークルの面々七人がお泊まり合宿することから陰惨な連続殺人が起きる。しかも孤島には七人以外は誰も...

作家さんの名前は昔から知ってたけど何故だか今ごろ読むことに笑 きっと平均点以上のミステリーだろうと思いつつ読み始めたけど良い仕上がりだ! 大分県の小さな平たい無人島に某大学のミステリーサークルの面々七人がお泊まり合宿することから陰惨な連続殺人が起きる。しかも孤島には七人以外は誰も居ない状況なのだ!名だたる欧米ミステリー作家名で呼び合う設定が馴染んでしまい本名が出てきても通称の方がイメージし易いのは何としたこと笑 大分や別府や臼杵や安心院などなど馴染みの地名で連想しやすくて一気に読了。事件の動機が今一の感想だけど良く出来たミステリーでした。まだ二十代の頃の作品、さすが賢い作家さんですね♪

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2021/03/01

ミステリー 【館シリーズ】 孤島の廃屋「十角館」に宿泊するミステリ研のメンバーたち。 初日の朝、中央テーブルに殺人予告プレートが置かれていた。 ただの悪戯か、それとも…? 極限の緊張感と疲労のなか、ひとり、またひとりと消されてゆく。 孤島と本土、二箇所の演出に揺さぶられるク...

ミステリー 【館シリーズ】 孤島の廃屋「十角館」に宿泊するミステリ研のメンバーたち。 初日の朝、中央テーブルに殺人予告プレートが置かれていた。 ただの悪戯か、それとも…? 極限の緊張感と疲労のなか、ひとり、またひとりと消されてゆく。 孤島と本土、二箇所の演出に揺さぶられるクローズドサークルの名作品。

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2020/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

純粋に面白かった。 安心・安定のミステリーもの、という感じで、最初から最後まで楽しめました。 表紙のイラストと登場人物をあてはめて読むと、更にイメージしやすかったです。 犯人の行動(島との行き来)が想像するだけで壮絶…と思いました。 館シリーズを読破したいと思います。

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2020/05/29

今更ながら有名作品にチャレンジ。これを書いた時の作者は作中人物と同年代、それを思うと青春ミステリーのイメージも宜なるかなと思う。館シリーズでは突出の作品と呼び声は高いが、私は時計館や水車館のが好き。でも、館シリーズは全制覇したい。

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2019/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 互いを海外のミステリー作家の名前で呼び合うミステリー研究部の大学生が、十角館という変わった館で合宿を行うが、そこで一人ずつ殺されていく……という、クローズド・サークルの孤島もの。  孤島もののため、本土とは孤立しているとの思い込みを利用されたトリックだった。

Posted byブクログ

2019/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人にオススメされて読みました。この名作をまだ読んでいなかったのかよ!?まだ読んでいませんでした。 有名なミステリー小説作家のあだ名が付いた大学生たち、登場人物の名前もところどころ有名な作品の名前をもじっていてクスッとしてしまった。特に島田潔って!名前が出た瞬間から絶対モブではないだろうと思っていたけれど、探偵役でびっくりしてしまった。いいのか!?他作品の名探偵だけど!?でもはやみねかおる先生の解説によると発売当初の帯は島田荘司だったらしく、公認だ、へへへ…と笑ってしまった。良いなあ。続きがあるらしいけど、続きの探偵も島田潔なんだろうか…。 読了感はすごく不思議な気持ちで、表紙にいる7人の姿をまじまじ眺めた。私はオタクなので、こういう形で7人が立つとこの中から好きなキャラを見つけたり自分と似てると思うキャラを見つけたり、つまるところ愛着を持ち感情移入をするんだけど、それはあくまで善というか、ミステリーなら被害者か探偵に持つような感情だったので……彼らはこのミステリの中で、探偵でもなく被害者でもなく、殺人犯だったんだなとわかり不思議な気持ちです。展開が進んでいく中で、それぞれの個性を見せる彼らのことを魅力的だなあと思っていたけれども…。 7人、「犯人役」ですらないよね。この小説はミステリのことを甘美で浪漫に溢れた物語としているから…。飲み会の席でどんなことが行われたかは語られない。それはつまり、語ってももうどうしようもないような事件、ミステリではないということだよね。そこで人を殺した彼らは犯人ではなくて殺人犯。裁かれるべき罪人だと。 「ミステリを甘美で浪漫あるものとした小説」って言っちゃったけど、でもその上で、最後にヴァンが審判の時が来たと悟って、計画の全てを島田に差し出してしまったのは、この小説がミステリをそれだけだと思っていない証だよな。完璧な計画を立て、誰にも知られずに6人を殺した完璧な「犯人」であるヴァンは、けれど最後に裁きを受けようとする。千織を殺した6人に裁きを下さんと復讐の炎に燃えていたのに、自分も同じ裁きを受けるべき「殺人犯」だと悟ってる。ここで描かれる殺人事件は巧妙なマジックでも、読者の賞賛を浴びる優れた知的パズルでもない。悲壮で残酷な「人の命が奪われる瞬間」なんだよな。 でもそれはそれとしてトリックめちゃめちゃ面白かった!兼ねてから十角館は「叙述トリックの粋」とは聞いていたけどさいごまで見破れなかったー!島の7人の名前があだ名しかでないのは絶対なんらかのトリックのはず…とは思っていたし、守須が絵画に精を出すのを怪しいとも思っていたけど、「でも犯行の傍ら絵を書くのは大変だろうし…」となって思考が停止していたー!そうだよ3枚書けばいいじゃん!!モーリスだと思わされるのもずるいな。クソ〜。あとわざとらしく館の見取り図とか出してくるのもずるいな。そりゃ館に隠し部屋があるのか?とか思うじゃん。全然関係ないんだよな本当のトリックとは。チクショ〜 1日で一気に読んでしまったけれどすごく満ち足りた気分だ…。後味の苦さも良い。館シリーズ読んでいきたいです!満足

Posted byブクログ

2017/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初の学生たちの会話描写は退屈で、キャラはかなり癖があり愛着も全く持てず、最後まで読めるのかと不安にすらなりましたが、展開が進むにつれ面白くなってきました。超人的とも取れるトリックには疑問が残りましたが、全体的には楽しめました。他の館シリーズも読んでみようかと思います。

Posted byブクログ

2017/01/11

これは面白かった、久しぶりに鳥肌が立った。 「衝撃の一行」はまさしくそのとおりだった。 途中までは、これぞ王道というかんじで、連続殺人事件の犯人は誰か、というもの。 うーん犯人はこの辺の人物じゃないと納得行かないな、という更に上の展開を行かれた。 最後の種明かしは、少々蛇足感...

これは面白かった、久しぶりに鳥肌が立った。 「衝撃の一行」はまさしくそのとおりだった。 途中までは、これぞ王道というかんじで、連続殺人事件の犯人は誰か、というもの。 うーん犯人はこの辺の人物じゃないと納得行かないな、という更に上の展開を行かれた。 最後の種明かしは、少々蛇足感があった感じがする。 あだ名が慣れないというのがあったが、これのおかげのトリックかなとも思う。 あと、喫煙者多いなーと思った。

Posted byブクログ