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海街diary(2) の商品レビュー

4.3

88件のお客様レビュー

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2014/02/23
  • ネタバレ

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「真昼の月」作:吉田秋生 15年前に父親が女を作って出て行き その2年後に母親も男を作って出て行き 残された「幸」「佳乃」「千佳」の3姉妹は、鎌倉に住んでいる ひょんなことから父が亡くなった知らせを受け ついフラフラと葬式へ出席してしまった先で、異母妹の「すず」と出会う で、なぜか「すず」を引き取ることになり「4姉妹」となる(笑) と、ここまでが前作のお話。 ん~~。私が語るとミョ~に簡単な話になってしまうが…(ハハハハ) さぞ重かろうっと思われる話の内容も、 この漫画の主人公達がドンと受け入れているので、そんなに重くはない。 表紙絵の雰囲気のように、フンワリとした色彩の中を… 時々、特急電車が走り抜けていくだけで、 ちょっと耐えれば、また何時もの静かな日常が戻ってくる 生活があるのだから、何時もの日常に戻らなければ埒が明かない(笑) そんなところが、実にリアルに描かれている 今回は表題作を入れて4編 「花底蛇」(カテイノジャ) 花底蛇とは…美しいモノの底には、恐ろしいモノが潜んでいるだよ~ってな 中国の故事にちなんだ話である 次女の「佳乃」さんは、地元信用金庫のOLさんをやっておりますが… 酒豪オヤジOLの「佳乃」さんが付き合っていた、大学生の彼「藤井君」が なんと、ホントは高校生じゃった~ってな オッタマゲルような事実を知ってしまった4女「すず」(笑) OLのお姉さんが、10代の高校生男子と付き合っちゃ~ダメってな法律はないが 新参者の妹「すず」としては、放ってもおけないのである。 さて、心の底にヘビを隠し持っているモノの正体は…誰でしょう? 酒豪OL「佳乃」さんなのか? それとも中学生の4女「すず」ちゃんか? ま・まさか…男性だけど美形な「藤井君」?(笑) 中国故事の「花底蛇」が、後からジンワリと効いてくる良い作品です 「二人静」 このタイトルは、源義経の愛人「静御前」からモジっていると思われる(笑) 頼朝に捕らえられ、白拍子として舞を踊らされたとき 敵将の面前で義経を恋慕う歌を堂々と歌ったという逸話から 美人で聡明で男子の中に混じっても 堂々とした強さを持った女性っという、イメージがある。 静御前と同じく鎌倉在住の4女「すず」ちゃんは 地元の少年サッカーチームに入るほどの、実力あるサッカー少女 最近、男子部員との体力差に悩み始める この少年サッカーチームには、「すず」ちゃんの他にもう一人女子が居る 同じサッカーチームに所属している少年をめぐる、女の争い! って程でもないか~(笑) あんまり爽やか過ぎて、拍子抜けするほどだが…中学生ならこんなもんか? 源義経だって静御前だって、出会って恋に落ちたのは十代 多分、今でいう中学生くらいの年頃だと思う 平均寿命が短かったこの時代、急いで恋をし、急いで出産しなければ 間に合わなかったからか?今に比べれば大人だの~ そういう私も、中学の頃はまだ恋も知らんかった(笑) 親友と呼んでおった女友達に、突然彼氏が出来て 結局、私はお邪魔虫かい?っと寂しくイジケた子供である(ハハハハ) 恋や愛より、友達との友情の方が私にとっては大切だった 何も気にせず男子や女子が入り混じって、ワイワイ遊べた楽しい一時が 恋や愛を知った途端に、壊れて消えてしまうようで怖かった そんな気持ちを30数年ぶりに思い出してしもうたわい (フォフォフォフォ)←笑が何故かバルタン星人っぽい(笑) ま、そんな郷愁にかられるほど、エエ~作品であった 他に「桜の花の満開の下」、 そして今巻タイトルにもなってる「真昼の月」の4編。 吉田秋生さんは、私よりも3歳年上なのだが よく、中学生の心情なんぞ描けるの~ 確かに少し大人びた中学生ではあるが、それにしても凄い(笑) 次回も楽しみである

Posted byブクログ

2014/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。 母親と言えど、一人の娘、一人の女。頭では わかっていても、向き合うと余裕がなくなってぶつかってしまう。わかるなあ。

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2014/01/08

kananoさんから布教本。中学生とは思えぬほど、すずちゃんって考え方も、言う事も、人との付き合い方も大人じゃないですか?高校生の朋章も同様に。家庭環境が複雑だと、そうならざるを得ないんだろうか。いい方向に真っ直ぐ伸びて良いんだけれどもね

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2013/10/15

自分の母親のことを「この人も“娘”だったんだ」という幸の言葉にそうだよなあと思った。長女なので幸の心の機微に共感することが多い。家族だから絆されてしまう部分を上手く描いてる。一巻の出来が良かっただけに期待を裏切られないかと心配したけど杞憂に終わったことを覚えている。帯コピー「焦燥...

自分の母親のことを「この人も“娘”だったんだ」という幸の言葉にそうだよなあと思った。長女なので幸の心の機微に共感することが多い。家族だから絆されてしまう部分を上手く描いてる。一巻の出来が良かっただけに期待を裏切られないかと心配したけど杞憂に終わったことを覚えている。帯コピー「焦燥と勇気。」

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2013/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5巻まで読んでからの感想なので、5巻までのネタバレが含まれてるかもしれませんのでお気をつけて。 ここで彼に突撃していくのはすずすごいな。あとしっかり姉妹になってて素敵だね。あと、読み返してみると、花底蛇が付き合いの始まりみたいな感じだね。 二人静での風太がかっこいい。あれは惚れるね。 どの話も複数人の話しが絡みあっていて、それでいてそれぞれが少しずつ関連してて、面白い

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2013/06/09

 表情豊かで個性的な人物たちが確かなデッサン力で動き回っている。中学生を人格のある中学生として描く姿勢と技量!これは即買い(笑) 帯の「巡りゆく季節の中-古都・鎌倉を舞台に繰り広げられる、家族の情景」、「4姉妹の成長を優しく、厳しく、温かく見つめる…」で、だいぶ前に新聞書...

 表情豊かで個性的な人物たちが確かなデッサン力で動き回っている。中学生を人格のある中学生として描く姿勢と技量!これは即買い(笑) 帯の「巡りゆく季節の中-古都・鎌倉を舞台に繰り広げられる、家族の情景」、「4姉妹の成長を優しく、厳しく、温かく見つめる…」で、だいぶ前に新聞書評で高評価の漫画だと思い出した…続く

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2013/05/30

中学生の登場人物たちの恋愛ネタ。 微笑ましい。 その一方で、骨肉腫で足を切断、不倫の恋などのシリアスな話題も。

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2013/05/29

前作を読んでから二年程経ち、あの頃の自分はまだ人生分かってなかったと反省とちょっとの後悔を込めつつ、続編へ突入です。 この作品は、人生の伏目で思い出せそうな、或いはあって欲しいと願える作品です。私にとってはそんな作品です。 皆色々あるんだなぁ、私も変わっていかなきゃなぁ、そう自然...

前作を読んでから二年程経ち、あの頃の自分はまだ人生分かってなかったと反省とちょっとの後悔を込めつつ、続編へ突入です。 この作品は、人生の伏目で思い出せそうな、或いはあって欲しいと願える作品です。私にとってはそんな作品です。 皆色々あるんだなぁ、私も変わっていかなきゃなぁ、そう自然に背中を押してくれる、この作品に感謝です。

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2013/05/28

腹違いで一緒に住むことになったばかりの末妹すずちゃんは、しっかり者で優等生のイメージだったけれど、サッカーチームに入ってからとても生き生きしていて中学生らしくていい。長女幸姉の母に対する反発と自身の恋愛の矛盾など、誰も完璧でないのが、「そんな幸姉いやだな」などと思いながらも好きに...

腹違いで一緒に住むことになったばかりの末妹すずちゃんは、しっかり者で優等生のイメージだったけれど、サッカーチームに入ってからとても生き生きしていて中学生らしくていい。長女幸姉の母に対する反発と自身の恋愛の矛盾など、誰も完璧でないのが、「そんな幸姉いやだな」などと思いながらも好きになってしまう。

Posted byブクログ

2013/05/02

本当はいつもそこにあって、だけどたまにしか現れることのない真昼の月。そういうことはよくあるものです。 相変わらずすずちゃんが可愛い。

Posted byブクログ