陰陽師 瀧夜叉姫(上) の商品レビュー
清明と博雅のやり取りが好きな陰陽師シリーズ。 滝夜叉姫は上下巻からなる大作で 上巻は、あまりにも有名な平将門の最期が おぞましい。。。 そんな将門の言葉で、心に残ったのが 『桔梗よ、哀しみと憎しみは、人を変えるのじゃ…』 『変わりとうて変わるのではない。 変わらずにおれぬから...
清明と博雅のやり取りが好きな陰陽師シリーズ。 滝夜叉姫は上下巻からなる大作で 上巻は、あまりにも有名な平将門の最期が おぞましい。。。 そんな将門の言葉で、心に残ったのが 『桔梗よ、哀しみと憎しみは、人を変えるのじゃ…』 『変わりとうて変わるのではない。 変わらずにおれぬから変わるのさ。 もはや、もどることはできぬ』 『鬼』というものは さまざまな環境が 己の心に住まわせてしまうものなのか。。。 将門のこの思いが 下巻へ続くのか。。。
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今回は平将門の話がベースになっている。 相変わらずの博雅、晴明なのだけど、話が進むにつれ、将門が切なくて悲しくなってくる。 道満は晴明のことが好きだよねといつも思う。 読み終わって、将門の話を読みたくなり、永井路子さんの怨霊列伝を読み返した。 下巻が楽しみ。
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日本語の美しさを噛み締められる、私にとって大切な一冊。 何度も何度も読み返してしまいます。 リズミカルで柔らかな文章、鮮やかな風景。 神秘的な晴明に、彼の心を揺らす紳士的な博雅。 これを好きにならないはずがない。 このシリーズがきっかけで、バディものに目覚めたと言っても過言ではな...
日本語の美しさを噛み締められる、私にとって大切な一冊。 何度も何度も読み返してしまいます。 リズミカルで柔らかな文章、鮮やかな風景。 神秘的な晴明に、彼の心を揺らす紳士的な博雅。 これを好きにならないはずがない。 このシリーズがきっかけで、バディものに目覚めたと言っても過言ではないのです。 本当に二人の関係性がいい。 掛け合う言葉、向ける心のひとつひとつが美しくて透き通っている。 出会えてよかったと思える物語です。
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都の怪異に関わるのは、平将門?彼は、呪怨の言葉を口にして消え去った、謎の人物。下巻の展開が気になる。
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腹の底では、ぬしも、この都なぞどうなってもよいと思うているのであろうがよ(p.198)/ビッグネーム、瀧夜叉姫がタイトルになっている巻。どういう展開になるか/将門の乱から二十年弱/主要登場人物は晴明、博雅、道満、賀茂保憲、平貞盛、俵藤太、祥仙、桔梗、滝子姫/そして、将門の乱。
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久しぶりに陰陽師シリーズを読みました。 映画化原作とのことで、シリーズを初めて読んでもついていけますし、夢枕獏先生が初めての人にもオススメです
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京都では将門ゆかりの人物に次々と事件が起こるようになっていた。将門が謀反したのが20年前 p344 女に釘を打たれる夢をなん度も見て苦しむ平経基。晴明は女の生き霊(隠態)だという。 p360、平将門登場!! まさか陰陽師に出てくると思わず、びっくり 将門は俵藤太が、久々に会...
京都では将門ゆかりの人物に次々と事件が起こるようになっていた。将門が謀反したのが20年前 p344 女に釘を打たれる夢をなん度も見て苦しむ平経基。晴明は女の生き霊(隠態)だという。 p360、平将門登場!! まさか陰陽師に出てくると思わず、びっくり 将門は俵藤太が、久々に会いにいくと顔が変わって、性格も荒々しくなって(興世王の影響?)、戦いでは分身6つを使ってくる。 児干?
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今度見る歌舞伎の原作なので予習のために読んだ。 最初は新鮮な世界(日本の昔のホラーテイスト)で楽しかったけど下巻を読むのは少し辛いかも。すごく続きが気になる!ほどではなかった シリーズものだから順番に読めば違ってくるかも
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本作は「陰陽師」というシリーズの中の1作である。「陰陽師」とは、実在した安倍晴明(921-1005)という陰陽師をモデルとしているという主人公が活躍するシリーズで、長く書き継がれていて多くの小説作品が在り、それらを原案とする映像作品も多く制作されている。 “呪”(しゅ)というよう...
本作は「陰陽師」というシリーズの中の1作である。「陰陽師」とは、実在した安倍晴明(921-1005)という陰陽師をモデルとしているという主人公が活躍するシリーズで、長く書き継がれていて多くの小説作品が在り、それらを原案とする映像作品も多く制作されている。 “呪”(しゅ)というような事は、現代の目線では酷く判り悪いが、平安時代に在っては誰かが書き綴った日記等にも言及が在って、数々の説話文学にも材料を供している、「確りした“歴史”」という側面も在る、大きな存在感を示しているモノだ。この「陰陽師」というシリーズは、そういう辺りに題材を求めたファンタジーで、なかなかに愉しい。怪異な事件が在って、優れた陰陽師である安倍晴明が、色々な話しを聞き付けて伝えると同時にそして行動を共にすることも多い源博雅と共に解決に向けて奮闘し、周辺に色々な人達の物語が在るというような展開が基本だ。長短様々な作品が在るのだが、本作は「少し長いモノ」ということで構想され、足掛け3年、正味丸2年の雑誌連載を経て纏まった作品であるという。 上巻では、序章で何やら怪異な出来事が起こっているが、ここに未だ少年という極若い年齢だった安倍晴明が居合わせたという様子が描かれる。そして長じてシリーズのよく在る雰囲気で話しが始まる。表立った公な感じの場では、より高い地位なので丁寧に話す源博雅が、個人的な友人として安倍清明の所を訪ねて、酒を呑みながら談笑する訳だが、博雅は清明に酷く気になる出来事の話しが拡がっていると伝える。或いはシリーズの物語の最初の方の「パターン」なのだが、こういうのが何となく好い… 博雅が清明に伝えるのは、孕んだ女が惨殺され、腹を裂いて胎児が引出されたという惨い事件の散発が話題になっているという事と、実際に金品を奪うのでもない、不思議な強盗が現れているという件だった。その不思議な強盗に関しては、少し名前が知れた年配の人達の屋敷に現れているということであったが、清明はその被害に遭った人達の名を観て気になることが在った。
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晴明は、都に大きな異変の前兆があると感じた加茂保憲から、顔にできた瘡に苦しむ平貞盛を救ってほしいという依頼を受けますが、貞盛のもとを訪れた晴明は、蘆屋道満がこの件かかわっていることを知ります。その後も、都にいくつもの異変がつづけて起こり、それらはすべてちょうど二十年前の事件の関係...
晴明は、都に大きな異変の前兆があると感じた加茂保憲から、顔にできた瘡に苦しむ平貞盛を救ってほしいという依頼を受けますが、貞盛のもとを訪れた晴明は、蘆屋道満がこの件かかわっていることを知ります。その後も、都にいくつもの異変がつづけて起こり、それらはすべてちょうど二十年前の事件の関係者たちをめぐるものであることが明らかになっていきます。 将門伝説を題材にとった長編で、かなりおおがかりなストーリーとなっています。飄々とした態度で事件のなりゆきを見つめる道満はもちろん、将門の首級を上げた俵藤太やとらえどころのない浄蔵など、登場人物たちもそれぞれが独特なキャラクターの持ち主で、これらの仕掛けを著者がどのようにまとめて一つの物語へとかたちづくっていくのか、たのしみです。
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