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陰陽師 瀧夜叉姫(上) の商品レビュー

4

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2017/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズの最初の方はかなり昔に読み終わっているので、ここからスタート。 長年積読になっていたものをやっとこ読む。 単純に図書館で本借りるタイミングがなかっただけなんだけど…。 初の(私が読んでいる現時点)長編。 平貞盛の顔にできた瘡の治療をする事を話のベースにし、百鬼夜行、各キャラクターの話を横軸に展開していきます。 後半で瘡の原因が平将門にかかわっている事がわかり、さてどうなるか? が、ざっくりなあらすじ。 例によって道満は話をかき回し、見物を決め込んでます。 最後は将門が生きていた時代に首だけになり、俵藤太が見に行ったときには将門の首だけがなくなっていたところで話は下巻に続きます。 相変わらずリズムよく読み進められるので、飽きなく読めます。

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2017/09/19

 京都出張をきっかけに読み始めた陰陽師シリーズ。出版されているものは読んでしまおうと購入しました。  シリーズ9作目。生成り姫以来の長編です。しかも上・下巻です。いつも短いお話でかなり満足させていただいておりましたが、長いお話もやっぱり面白かったです。  今回、平将門が登場するの...

 京都出張をきっかけに読み始めた陰陽師シリーズ。出版されているものは読んでしまおうと購入しました。  シリーズ9作目。生成り姫以来の長編です。しかも上・下巻です。いつも短いお話でかなり満足させていただいておりましたが、長いお話もやっぱり面白かったです。  今回、平将門が登場するのですが、自分が思い描いていた平家とは全く異なるものでした。私は好きでした。でもやっぱり切ない気持ちにさせられる場面が多かったです。  蟲毒の術。何かで読んだことがあったのですが、なんだったか思い出せずにもやもやしました。それにしても恐ろしい術です。毒虫を壷に閉じ込め、共食いをさせる。そして1匹残った虫を呪術に利用する。  道満という人、ふわふわして変な人なのですが、なんとなく誰にも、どこにも捕らわれない、ちょっと面白い人だなと思いました。(今回良いキャラだったからな。)

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2017/08/30

『陰陽師』シリーズは短編で次々とストリーが展開していくのが魅力的ですが、長編としてこうやって一つの物語をじっくりと楽しむのも良いなと思いました。 道満が暗躍。 この先、下巻で彼がどう出るかが気になります!!

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2017/04/09

陰陽師シリーズの長編。都で次々と怪異が起き、それらがとある人物の復活に繋がる。 ポイントポイントの良いとこで道満(晴明のライバル)が出てくるのがちょっと笑ってしまう。 ストーリー内のエピソードも凄まじく、読み応えがありました。

Posted byブクログ

2015/12/08

平安の都では、奇妙な出来事が次々と起きていた。巨大な蜘蛛の牽く車が姿を現わし、孕み女が、たてつづけに腹を裂かれ殺された。そんななか、顔にできた瘡が突然しゃべりだした平貞盛に晴明と博雅が呼び出される。それらは、やがて都を滅ぼす恐ろしい陰謀へと繋がって行く…。

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2015/07/15

ちょうこええー! 興世王あらあらしすぎる でも死んでも将門はもとに戻らなかった 将門がさらに呪うように桔梗を切ったのだろうね

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2014/09/27

陰陽師シリーズ長編。平将門の話がすごいインパクト。下巻を残し、まだ、物語の全体像がよくわからん。下巻、楽しみ。

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2014/01/16

妊婦が殺されたり、なにも盗らない盗賊が現れたり、巨大な蜘蛛が車をひいたりと不思議なことが立て続けにおこる京の都。しゃべり出す顔の瘡に悩む平貞盛に安倍晴明が呼び出されてから猛烈に動きだすのだが、そこにたどり着くまでに出てくる名前の多いこと。 この人はなにしたんだっけというのを何度か...

妊婦が殺されたり、なにも盗らない盗賊が現れたり、巨大な蜘蛛が車をひいたりと不思議なことが立て続けにおこる京の都。しゃべり出す顔の瘡に悩む平貞盛に安倍晴明が呼び出されてから猛烈に動きだすのだが、そこにたどり着くまでに出てくる名前の多いこと。 この人はなにしたんだっけというのを何度か経験しながら上巻を読み終えた。文章自体は単文単文で構成されているので、そこそこの厚みはあるがすぐに読み終えることが出来た。 シリーズ作品だけど、近所の書店にこれ以前がなかったので、いまいち晴明と博雅の距離感が分からない。近しい友人? 気兼ねのない親友?

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2013/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以前から気になっていた「陰陽師」シリーズ。読んだらハマるのは最初からわかっていたので、それがイヤで(笑)、第一巻を読んだあとは避けていた。・・・のだが、新作歌舞伎としてお目見えするというので、九月花形歌舞伎(歌舞伎座新開場こけら落とし公演)前にと、とうとう購入した。 ひとことでいうと、歴史エンタメとして非常に面白い。軽くさっと読めるし、深読みすれば萌え要素もあるし、かといってふざけているわけではなく、よくできていると思う。歴史の素養がある人ならとても楽しいだろう。 歴史小説、といえば永井路子や杉本苑子(あるいは司馬遼や池波、松本などなど)を連想するわたしには、少々軽すぎるとは思うけど。 内容は、平将門の乱以降の平安時代を舞台にした、魑魅魍魎の飛び交う怪奇ロマンス(といっていいのか)。将門の復活をもくろむ怪しげな輩と、それを阻もうとする俵藤太など。異変を察知する安倍晴明。謎の美女と、若い侍のほのかなロマンス。 将門ネタ、純友ネタ、俵藤太の武勇伝、因縁ネタ多数、いろいろ混じって時系列も行ったり来たりするのでややこしいが、すべてが最初に収斂していくあたりは上手い。最後までサスペンスを引っ張られるのでぐいぐい読めます。 難を言えば、表題になる滝夜叉姫の存在感が、思ったよりも薄いこと・・・ぐらいかなあ。

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2013/04/07

バラバラに見える流れが次第にひとつになる。 その過程で、この時代に生きた歴史上の人物が活躍する。 「大帝の剣」でもそうだが、一つの時代の登場人物を、ひとつところに集めて、暴れ回らせる、それがとても鮮やかですごい。 それぞれの怪異も、凄惨でおどろおどろしい。ワザマエ!

Posted byブクログ