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不連続の世界 の商品レビュー

3.5

146件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

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2013/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もうひとつ恩田さん。 幻影キネマが面白かったな。 直前まで読んでたからか 夜明けのガスパールと、いのちのパレードの夜想曲は 乙一さんっぽく感じた。

Posted byブクログ

2013/06/12

個人的に最近の恩田作品、途中まで面白いけど結末がう~ん・・ていうのが多かったが、この短編連作は着地点がしっかり決まってて面白かった。『月の裏側』を読んだのがずいぶん前なので多聞どんな人だっけ?と思いつつ読んだが、こんなに印象がつかみにくく姿かたちが薄いキャラだっけ?(その理由は最...

個人的に最近の恩田作品、途中まで面白いけど結末がう~ん・・ていうのが多かったが、この短編連作は着地点がしっかり決まってて面白かった。『月の裏側』を読んだのがずいぶん前なので多聞どんな人だっけ?と思いつつ読んだが、こんなに印象がつかみにくく姿かたちが薄いキャラだっけ?(その理由は最終話でわかる仕掛け)パッセンジャーという形容はぴったり。トラベルミステリというのも情緒があり、都市伝説的なぞわりとする怖さやどこか時間軸が狂ってる感覚が味わえるのも好み。『悪魔を憐れむ歌』『幻影キネマ』『夜明けのガスパール』が◎

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2013/05/30

あんまりよくわからなかったので、一章で読み終えた。途中で読むのをやめることは、ほぼないんだけど続きが気にならなくなっていたので、終了ー。 ホラー系はすきじゃないね。

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2013/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「月の裏側」の多聞が主役の中篇5作。 「悪魔を憐れむ歌」が一番印象に残った作品。世の中で怖いのは、不可解な現象より、やはり人間の意思が介在した出来事だな、と思った。霊的現象より、凄味があるような気がする。 「砂丘ピクニック」では、砂丘で遠近感が狂うという件に共感。鳥取砂丘を訪れたときに全く同じ印象を抱いたので、当時のことを思い出したくらいだった。

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2013/04/08

怪異って、人の記憶・感情が混戦してできあがるもの。 そういうテイストなんだけど、「悪魔を憐れむ歌」だけ、ホンモノの怪異譚だ。 人の悪意の話。この話しが、一番気持ち悪い。 日常の表面を、一枚剥いたら、気持ち悪いのが潜んでますよ。っていう話です。 いやー、気持ち悪い。

Posted byブクログ

2013/01/09

主人公の塚崎多聞は【月の裏側】にも登場した人物らしいのですが、私は未読。 でもそれとは関係なく、今回の作品にはあまり引き込まれなかったのが残念でした。

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2012/12/15

主人公が一緒の連作短編集のようなもの。これといって印象的な話もなく…。なんだかものすごく読みにくかった…。オチもイマイチよくわかんなかったなぁ

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2012/12/26
  • ネタバレ

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短編集でした。 多聞さんて、音楽プロデューサーの周りで起こる、ちょっと不思議で怖い出来事。きちんと理由(心理的な)のあるもの、ないもの。そういうお話。 自分では気づかなかったこと、わからなかったこと。 多聞さんは、ひょうひょうとしているように見えるけど、それで救われた人もいて。 そんな人だから、最後の一章の、かれのこと。がちょっとツラかった。

Posted byブクログ

2012/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「不連続の世界」 妻と別居中の多聞を三人の友人が「夜行列車で怪談をやりながら、さぬきうどんを食べに行く旅」に誘う。そして、友人は言った。「俺さ、おまえの奥さん、もうこの世にいないと思う。おまえが殺したから」 「不連続」をテーマとした短篇全5篇が収められた本作品には恩田氏の既存の作品と繋がる要素がかなり含まれているそうです、例えば主人公となる多聞もそのようで。しかし、私は恩田氏の作品はこれが初めてだったもので、そんなことはお構いなし。 私が恩田陸という作家について知っていたことは「幻想的な世界を描くらしい」ということです。幻想的と言えばファンタジーな感覚をはじめに連想しましたが、それ以外にもぬめっとしたりもやっとしたりどろっとしたりそんな何ともいえない要素を取り込んだ世界観が特徴的である、というのを考えていました。恐らく本屋で見た恩田作品の帯からの連想でしょうが。 そんな明も暗も含んだ幻想的な世界観ですが、この短編集で言うと、結構描かれているんではないかと思いました。例えば「木守り男」は一見は殺人事件を紐解くミステリーですが、肝心の木守り男は何やら大きな転機を教えてくれる謎の存在に留まっているので、何やら変な読了感でした。また、「悪魔を憐れむ歌」はホラー要素満載になっているし、一転「幻影キネマ」はホラーと見せかけておいての現実味のある物語になっています。 そして極めつけは「夜明けのガスパール」です。「ここに来て多聞が!?」という展開でした。また、そこには人間味を感じさせる要素も含まれているので、一時のホラー感はどっかにいってしまいました。 全短篇を通じて言えるのは「こうと思ったらそうではない」ということです。ホラーかなと思うと実はそんなことは無く人間味ある物語であったり、王道の推理物かと思いきや全く違ったりととても忙しい。そんな忙しい中で多聞の存在は思っていた以上に大きいかも知れません。 何せ全くペースが変わらないというかつかめないというか。この男のおかげでどんな物語か余計把握しにくいですね。ちょっと物語を軽くしてくれる抜けているところも実はそうでもないところも 出てくるので、非常に面白い存在ですけどw しかし、これを楽しむには恩田氏の別の作品を読んでからの方が良かったかなとも思います。

Posted byブクログ

2012/09/30

多聞が再び登場の短編集。トリックがありちゃんと落ちるが、このシリーズは自然の風景描写がキレイで雰囲気があるので、怖くはなくふんわりとした印象が残る。

Posted byブクログ