1,800円以上の注文で送料無料

不連続の世界 の商品レビュー

3.5

146件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/09/14

『珈琲怪談』をよんで、塚崎多聞シリーズを読みたくなり読んだ本。『月の裏側』よりも構成は短編集のようになっていて、読みやすかった。1番最後の話に『珈琲怪談』の3人の友達が出てくる。 ほのかに怖い、日本の色んな風景の中でつむがれている、変わり者の多聞のホラー、ミステリーだった。

Posted byブクログ

2025/09/03

珈琲怪談の多聞の出てくる前作。 珈琲怪談ほど、統一感が無く面白くはなかったが、最後の一編を読んでこれで珈琲怪談に繋がるのかと納得がいった。

Posted byブクログ

2025/08/10

珈琲怪談の登場人物が出てくるということで読んでみたけど、あの4人が出るのは最後の「夜明けのガスパール」だけだった。 でも他の話も面白かった。

Posted byブクログ

2025/06/29

珈琲怪談が面白かったので多聞シリーズを探して読んでみました。静かな夜に読みながらぞくっとする。夜明けのガスパールでは、珈琲怪談のメンツが登場して嬉しくなった。「月の裏側」もよんでみようかな。

Posted byブクログ

2025/06/24

塚崎多聞シリーズ2作目。 シリーズものとはいえ、多聞さんが主人公というだけで特に話がつながっている訳でもなく… 無理に続けて読まなくてもよかったかもしれない。 こちらは短編集だったので、個人的には「月の裏側」より読みやすかった。「月の裏側」は、物語を掴むのに時間がかかってしまった...

塚崎多聞シリーズ2作目。 シリーズものとはいえ、多聞さんが主人公というだけで特に話がつながっている訳でもなく… 無理に続けて読まなくてもよかったかもしれない。 こちらは短編集だったので、個人的には「月の裏側」より読みやすかった。「月の裏側」は、物語を掴むのに時間がかかってしまったので。 不穏な怖さはこちらも同じく。何が怖いって、言葉でうまく説明するのは難しいのだけど…このはっきりしない感じが、きっと人を不安にさせて怖さを感じるのかも。

Posted byブクログ

2025/06/03

主人公の塚崎多聞は、不思議な人物だ。 他者へ首を突っ込んでいくのに、なんともサラッとしている。 わたしも、サラッとした人間になれたらいいのにな(笑) それから…… ここずっと、人と話していないな、と気づいた。 仕事上、人とは話しているけれど、結局話すことって仕事のことだから、...

主人公の塚崎多聞は、不思議な人物だ。 他者へ首を突っ込んでいくのに、なんともサラッとしている。 わたしも、サラッとした人間になれたらいいのにな(笑) それから…… ここずっと、人と話していないな、と気づいた。 仕事上、人とは話しているけれど、結局話すことって仕事のことだから、”人と話してない”のと同じ。 多聞のように取り留めもない流れるような会話をしたいな、と思った。

Posted byブクログ

2025/05/30

『月の裏側』の主人公、塚崎多聞が経験したトラベルミステリー。とても楽しめました。『月の裏側』と同じく、今までこんな感じの小説は、ほとんど読んだことがなかったので新鮮でした。 五つの短編集は、ちょっと不気味な出来事や、怖さを感じる出来事、過去にとらわれていた出来事、なるほどと思う...

『月の裏側』の主人公、塚崎多聞が経験したトラベルミステリー。とても楽しめました。『月の裏側』と同じく、今までこんな感じの小説は、ほとんど読んだことがなかったので新鮮でした。 五つの短編集は、ちょっと不気味な出来事や、怖さを感じる出来事、過去にとらわれていた出来事、なるほどと思う出来事が描かれていました。そして、五編目の「夜明けのガスパール」がとても印象的で、多聞の人柄がもたらした結果だと思いました。 あとがきを読むと、この短編集それぞれの舞台が気になり、訪れてみたくなります。違った目でその場所をみることができて、より楽しめそうです。 恩田陸さんの新作『珈琲怪談』を読むのが、とても楽しみになりました。図書館で予約待ちをしていますが、待ち遠しいです。 〈目次〉 木守り男 悪魔を憐れむ歌 幻影キネマ 砂丘ピクニック 夜明けのガスパール あとがき

Posted byブクログ

2025/05/27

多聞シリーズ2作目はやっぱり不穏な空気漂う5話の短編集。珈琲怪談はとても好みだったけど、なぜだろうこちらはあんまりしっくり来ず。「木守り男」と「悪魔を憐れむ歌」を読み切り「幻影キネマ」の途中で断念。ちょっと不気味さがあり怖くもありぞっとする楽しさもあるけど、重苦しさの方が勝ってし...

多聞シリーズ2作目はやっぱり不穏な空気漂う5話の短編集。珈琲怪談はとても好みだったけど、なぜだろうこちらはあんまりしっくり来ず。「木守り男」と「悪魔を憐れむ歌」を読み切り「幻影キネマ」の途中で断念。ちょっと不気味さがあり怖くもありぞっとする楽しさもあるけど、重苦しさの方が勝ってしまった気がする。そしてよくわからないまま読み終えていくので不燃焼気味に感じた。実際ありそうな話しなのがじわじわと怖いなぁ。昔よく音源に声が…とかあったのを思い出しやっぱりよくあるんだなぁと納得。多聞は好きなのでまた新刊が読みたい。

Posted byブクログ

2025/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

不思議な出来事を会話の中で紐解きながら解決(に至らない物もあるが)していくトラベルミステリー、短編集。 悪魔を憐れむ歌は他の話と違ってホラーに近いけど恩田陸らしく不穏な感じがしてからの最後にどーん!という感じ。セイレンの歌聴いてみたいけど怖いな〜! 幻影キネマと夜明けのガスパールはミステリーだけどそれぞれの話に出てくる苦しんでいる人が謎を解決したことで救われて良かった。心配して一緒にいてくれる友達が居るっていいことだと思う。 多聞さんがクールっぽい性格だったから最後の話はちょっと意外な展開だった。

Posted byブクログ

2024/07/15

ホラーではないと思う。けどそれでいいと思う。ホラーだと思って読むと後悔するかもしれないけど、普通に読めばかなりいい作品だった。多聞さんの出てくるの読んだのはこれが初めてだったのが残念だったなー。

Posted byブクログ