不連続の世界 の商品レビュー
同じ主人公の短編集。 さらっと読めるけど ちょっと毒があるというか サスペンスタッチというか ホラーというか なにか潜んでるかんじがする話でした。 こんな主人公が側にいたら怖いなあ・・・ 最後の話は一番衝撃的でした。
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妻と別居中の多聞を、三人の友人が「夜行列車で怪談をやりながら、さぬきうどんを食べに行く旅」に誘う。車中、多聞の携帯に何度も無言電話が…。友人は言った。「俺さ、おまえの奥さん、もうこの世にいないと思う。おまえが殺したから」(「夜明けのガスパール」)―他四篇、『月の裏側』の塚崎多聞、...
妻と別居中の多聞を、三人の友人が「夜行列車で怪談をやりながら、さぬきうどんを食べに行く旅」に誘う。車中、多聞の携帯に何度も無言電話が…。友人は言った。「俺さ、おまえの奥さん、もうこの世にいないと思う。おまえが殺したから」(「夜明けのガスパール」)―他四篇、『月の裏側』の塚崎多聞、再登場。恩田陸のトラベル・ミステリー。 (文庫版BOOKデータベースより) *** 「木守り男」 最後、ちょっと怖い消化不良。 夢の話は良かった。 「悪魔を憐れむ歌」 聞いたら死ぬ、という噂の歌の話。 『暗い日曜日』を聞いてみたら、イントロからしてかなり不気味でした…。 「幻影キネマ」 話自体は痛々しいけど、多聞さんの人柄が出てる感じで好き。 「砂丘ピクニック」 砂丘と人が消えた話。 「夜明けのガスパール」 いきなりそんな方にいっちゃうの!?と途中ちょっとびっくり。 でも最後まで読むと納得。 どのお話も少し不思議で少し不気味な感じ。 恩田作品のこういう雰囲気が本当に好き。 あと、旅のお話も。 こういう旅がしたいなぁと思わせてくれます。
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『月の裏側』の多聞さんが再登場。 時系列はバラバラみたい。 ラストの話は好みが別れると思うけど読みやすい短編集です。
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恩田陸さんの本は総じて読みやすいです。今回はミステリーでしたが、ホラー要素が強く、クラシックを聞きながら集中して読みましたが怖くて部屋の明かりを増やしました。 しかしこの書籍のホラーはどこか幻想的で郷愁的。古い日本を思い出させてくれる昔ながらの古典的なアイデアを使い、怖い要素は強...
恩田陸さんの本は総じて読みやすいです。今回はミステリーでしたが、ホラー要素が強く、クラシックを聞きながら集中して読みましたが怖くて部屋の明かりを増やしました。 しかしこの書籍のホラーはどこか幻想的で郷愁的。古い日本を思い出させてくれる昔ながらの古典的なアイデアを使い、怖い要素は強いですが、どこか懐かしく共感できるものです。 恩田さん得意のブラックな展開も忘れず、すごく面白かった作品です。
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「月の裏側」の続編。 興味深く読めた箇所もあったけど、少しパンチが弱い感じです。 とっかかりは謎めいてて不気味で面白そうなんだけど、何となく不完全燃焼なところが合わない感じ。
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短編集で非常に読みやすかったです。 少しゾクッとする話を書かせたらやはりこの人はすごいなと思いました。
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ぞわぞわくる怖さ。ゆっくり流れる時間のなかで、たんたんと進んでいく主人公。そんな彼だから、ラストのSTORYに、驚いた。
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好きでした(*=ω=*)奇妙な味もするし、好きでした。使われている言葉が水彩画みたいなタッチって言うんでしょうか。うん。多聞さんにもっと会いたくて月の裏側も買ってしまいました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恩田陸・・・やっぱりじわじわと読み進む程に、怖い。怖いからもう恩田陸の本はやめようって思うのに・・・たまにやっぱり欲しくなってしまう。別に幽霊とかの話ではないんだけど、人の心理ってなにを恐怖と思うか難しいね。
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どこかつかみどころのない、それでいて誰とでもなじむ不思議な空気を纏う男性を主人公とした短編集。 彼の身の回りで起こる不可思議な出来事は謎めいていてとても魅力的です。 その謎が明かされる際のぞっとした感覚もたまりません。 出てくる土地の描写もとても魅力的で、気のおけない仲間とふらり...
どこかつかみどころのない、それでいて誰とでもなじむ不思議な空気を纏う男性を主人公とした短編集。 彼の身の回りで起こる不可思議な出来事は謎めいていてとても魅力的です。 その謎が明かされる際のぞっとした感覚もたまりません。 出てくる土地の描写もとても魅力的で、気のおけない仲間とふらりと旅に行きたくなりました。
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