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漂流 の商品レビュー

4.4

152件のお客様レビュー

  1. 5つ

    67

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2011/08/22

吉村ファンにたまたま出会い、その人との共通の話題作りのため(笑)、手に取った一冊(^_^;) 江戸時代、シケに遭って無人島にたどりつき、 12年間もの漂流生活を送った長平の生き様を描く長編ドキュメンタリー。 最初は4人で漂着するのですが、仲間がどんどん亡くなっていく孤独な様は、...

吉村ファンにたまたま出会い、その人との共通の話題作りのため(笑)、手に取った一冊(^_^;) 江戸時代、シケに遭って無人島にたどりつき、 12年間もの漂流生活を送った長平の生き様を描く長編ドキュメンタリー。 最初は4人で漂着するのですが、仲間がどんどん亡くなっていく孤独な様は、本当に心が痛くなります。 そんな中、生きながらえる方法を徐々に編み出していく姿からは目を離せません。 洞察力や生きていくための知恵以上に、前向きな気持ちの持ちようが大事なんだと、思い知らされる一冊です。 まだ読まれたことがない方には、ぜひオススメします。

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2011/08/05

史実に基づいた漂流記。著者の作品ははまると止まらなくなります。 ラストがあっさりしすぎなのでこの評価ですがよかった。

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2011/07/24

絶望からの帰還。実話を元にしたというのが信じられないくらい、壮絶な記だ。何が起きてもあきらめないこと、知恵を働かせること。頭と共に、体も動かし続けること。人間と言うのは、どんな逆境も跳ね返す大きな可能性を秘めている生き物だ。そう思い知らされた一冊だった。

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2011/07/19

母に勧められて読みました。高知県安芸市出身なので地理が目に浮かんで、漂流し始めた皆の不安がよくわかりました。冒頭のぐいぐいと引っ張っていく筆致は流石ですが、帰国してからの心理をもっと描いて欲しかった。できれば方言を使えば一人一人の個性がより際立ったのになあ。

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2011/07/16

江戸/天明年間の実話。 無人島に流れ着いた主人公は12年と半年の歳月を要して生まれ故郷の土佐に戻る話。

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2011/06/14

10年以上まえに読んだ本なのであまりよく覚えていないが 漂流先で ビジョンもなく しかし 防寒や食料を確保していきることの困難さを感じた。 絶海の孤島に何があり、何を使って生きるかはその孤島にのこされた本人次第でいろいろあるにも全く何もないにもかわる。 普段 様々なレディー...

10年以上まえに読んだ本なのであまりよく覚えていないが 漂流先で ビジョンもなく しかし 防寒や食料を確保していきることの困難さを感じた。 絶海の孤島に何があり、何を使って生きるかはその孤島にのこされた本人次第でいろいろあるにも全く何もないにもかわる。 普段 様々なレディーメイドに囲まれている私たちは生きる力を失っていないだろうか。自然との共生が都会でもしたくなる。(そんな牧歌的な内容ではなかったが・・・)

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2011/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸時代の漂流譚。この本の主人公、長吉(後の野村長平)は漂流から12年後に同じ島(鳥島)に後から着いた漂流仲間達と船を作って帰還。水もなく木も生えない火山島で暮らす知恵がすごい。(しかし耐え切れず亡くなる仲間も多数。) 幕府による取調書の内容以外はフィクションだと思うが、これが本当によくできていて、内容もとても興味深くて面白く読めた。 「序」の第二次大戦後に南方の島で発見された元日本兵達の話(特に「アナタハンの女王」)も印象的だった。 この作者さんの本は以前にもいくつか読んでいるけれど、史料から生き生きとその時代を描くところが素晴らしい。

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2011/04/24

いや~かなり面白かった。一気に読んでしまった。江戸自体の漂流記ですが、シケにあってアホウドリで有名な無人島鳥島(八丈島のさらに南)に漂流してしまった水夫(達)のお話。実話です。ですからもちろん最後には生還しています。しかも12年間の無人島生活を経て。最後には流れつく木材や釘などで...

いや~かなり面白かった。一気に読んでしまった。江戸自体の漂流記ですが、シケにあってアホウドリで有名な無人島鳥島(八丈島のさらに南)に漂流してしまった水夫(達)のお話。実話です。ですからもちろん最後には生還しています。しかも12年間の無人島生活を経て。最後には流れつく木材や釘などで自分たちで船まで作ってしまう。役所に残っている記録があり、作者がそこから想像力たくましく小説に仕上げています。結構長編ですが、作者の淡々とした語り口が良くて読みやすい。他の作品も読んでみたくなります。

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2011/03/05

とても面白かったです。絶海の孤島で自分もその場にいるような想像(妄想)をめぐらせながら読むと熱くなります。鳥島には行けないけど、360度周りに海の水平線しか見えないような島に行ってみたくなりました。

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2011/02/24

四国新聞2011.02.17。一面コラム『一日一言』で紹介。 聟島にアホウドリが戻ってきた話題で。

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