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乳と卵 の商品レビュー

3.1

426件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    91

  3. 3つ

    168

  4. 2つ

    61

  5. 1つ

    28

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2009/10/04

何が良いのかまるで分からない俺は駄目なのだろうか? これたった130ページなのに読みきるのに一ヶ月掛かった。そのくらいツマラナイ話だった。 軽く本が嫌いになりかけるくらいに。 (2008.3.14)

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2009/10/07

第138回芥川賞受賞作品。長くたまに入る心地よい関西弁の文体が特徴的。女性的な生々しさが印象的。人って容れ物みたいだなという感覚を覚える。もう一方の収録の短編も。面白かった。

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2011/09/19

ただひたすら感覚で読みました。40代のわたしには、緑子のかたくなさも、巻子の焦りも、主人公のあきらめも経験済みでありますから。感じたのは、ひとという動物の物悲しさ、滑稽さ。こちらで皆さんの感想を読んで、なるほど!そういうことであったのね・・・などと納得いたしました。

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2009/10/04

感覚に鋭さがある作品だと思いました。この作品、絶対に男性作家では書けないし、精神面よりも肉体面からのアプローチで女性を描いているところがポイントでしょう。豊胸にしても生理にしても、男にはわかろうとしてもわからない部分ゆえに、どうしても入り込めない部分が大きかったのだが、『乳と卵』...

感覚に鋭さがある作品だと思いました。この作品、絶対に男性作家では書けないし、精神面よりも肉体面からのアプローチで女性を描いているところがポイントでしょう。豊胸にしても生理にしても、男にはわかろうとしてもわからない部分ゆえに、どうしても入り込めない部分が大きかったのだが、『乳と卵』というタイトル含めて「なるほどな」とは感じさせてくれる。芥川賞の選評でも、小川洋子や山田詠美が支持しているところを見ると、女性文学として一定の価値はあるのかな、と思います。

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2009/10/04

芥川賞受賞作ってことで読んでみた。 テーマとか人物とか、いかにも芥川賞ってかんじだなってのが第一印象。一文で感情、描写、会話をあらわすっていうのが樋口一葉のオマージュらしいけど、米はちょっと好きではないかも。でもだらだらとうっとうしくまでは思わなかったので、そういう技巧はさすが。...

芥川賞受賞作ってことで読んでみた。 テーマとか人物とか、いかにも芥川賞ってかんじだなってのが第一印象。一文で感情、描写、会話をあらわすっていうのが樋口一葉のオマージュらしいけど、米はちょっと好きではないかも。でもだらだらとうっとうしくまでは思わなかったので、そういう技巧はさすが。 buy 08/02/09 read 08/03/07

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2009/10/04

関西弁使用者が読むと、時たま「ん?」となる部分があったりもして、そこでテンポが崩れる。 言葉選び自体は、そんな悪いと思わないのだけれど・・・。 内容もそれほど深く掘り下げられているわけでもないので、あっさりさらりと読むくらいがいいのかな。 芥川賞ということで、期待していただけにち...

関西弁使用者が読むと、時たま「ん?」となる部分があったりもして、そこでテンポが崩れる。 言葉選び自体は、そんな悪いと思わないのだけれど・・・。 内容もそれほど深く掘り下げられているわけでもないので、あっさりさらりと読むくらいがいいのかな。 芥川賞ということで、期待していただけにちょっと残念。

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2009/10/04

芥川賞受賞作品。 テンポがよくって、すごく読みやすい。そんなに長い話じゃいし、あっという間に一日で読めた。 登場人物はぜんぶ女の人で、なのにその立場も、女としても、それぞれ違う。 女の人の生理現象が絡んだ苦悩を、ここまで赤裸々に書いた作品を初めて読んだ。 共感してしまう場面もちら...

芥川賞受賞作品。 テンポがよくって、すごく読みやすい。そんなに長い話じゃいし、あっという間に一日で読めた。 登場人物はぜんぶ女の人で、なのにその立場も、女としても、それぞれ違う。 女の人の生理現象が絡んだ苦悩を、ここまで赤裸々に書いた作品を初めて読んだ。 共感してしまう場面もちらほら。 最後のバトルが、物語のいいクライマックスになってて、そこがよかった。

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2009/10/04

女の人特有の悩み。男の自分には理解できない部分もあるけど、人それぞれ、いつの年代でも悩みというものはつきもの。悩む親子の心情が、それを客観的に見ている叔母の心情によってより鮮明に浮かび上がってくる。文体はあまり好きではないが、日常では考えられないことを体験させてくれるところは良か...

女の人特有の悩み。男の自分には理解できない部分もあるけど、人それぞれ、いつの年代でも悩みというものはつきもの。悩む親子の心情が、それを客観的に見ている叔母の心情によってより鮮明に浮かび上がってくる。文体はあまり好きではないが、日常では考えられないことを体験させてくれるところは良かった。

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2009/10/04

目がずっとくるしいくるしい、みんな生まれてこやんかったら何もないねんから、という緑子ちゃんの叫びに、思いもよらず涙した。「パークライフ」みたいな軽さだと思ってたら、意外に。いまどき昼のメロドラマでも言わないようなって、でもそういう台詞って現実に存在したからドラマになったのであって...

目がずっとくるしいくるしい、みんな生まれてこやんかったら何もないねんから、という緑子ちゃんの叫びに、思いもよらず涙した。「パークライフ」みたいな軽さだと思ってたら、意外に。いまどき昼のメロドラマでも言わないようなって、でもそういう台詞って現実に存在したからドラマになったのであって、それを「ふん」とあしらってしまうようになった現代人はかっこいいのか悲しいのか。それにしても毎回、都知事のコメントが不要。早く審査員を辞めて欲しい。

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2009/10/04

芥川賞受賞作品。 画がすっと浮かんでくる。男にはわからない女の悩み。わからないけど、すんなり頭にはいってくる。巻子の『ほんまのことなんてないこともあるねんで』という言葉強く印象に残った。

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