1,800円以上の注文で送料無料

ウェブ時代をゆく の商品レビュー

4.2

180件のお客様レビュー

  1. 5つ

    73

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2011/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

10/12/12。同時期に出た(と思われる)NHKスペシャル取材班による「グーグル革命の衝撃」とまさに正反対の趣旨の著作。トーンとしては力強く楽観的で、変わりつつある情報化社会へのオプティミズムに満ちている。また「グーグル革命の~」とはグーグルという会社への評価がまったくといっていいほど違うので、2冊読むと、立場の違う両者の書くスタンスの違いから何か見えてくるかもしれない。 今作は数年前に読んだ「ウェブ進化論」がベストセラーになってから、著者が若者に向けて書いたウェブ時代に向けての仕事論・人生論である。 私自身は40代でもあり、彼が文章で熱いメッセージを送っている対象とはいいがたいため、没入して読むことはできなかったのが正直なところ。 作りとしては基本的に、著者が溜め込んだ印象深いテキストを抜き出し、それに著者の色をつけて仕上げたという感もある。 結論としては、ウェブ時代に向け、さまざまなことごとを多岐に及んで書いているため、10~30代の人は何度か読み、自分にとってひっかかるところをさらに調べ、考察を深めると意味のある書物となるように思えた。さらっと読んだだけではすぐに頭から抜けてしまいそうだ。

Posted byブクログ

2011/01/11

どう生きるのかが、一つの視点から書かれている。ウェブに興味が無い人も読んでいて損はないと思う。 特に第4章は生き方を探す一つの方法が書かれている。ロールモデルに触れ、常に「なぜ?」と自分に問いかる。そうやって、自分の中の理想像を固めていく。本書には書かれていないが、ロールモデル一...

どう生きるのかが、一つの視点から書かれている。ウェブに興味が無い人も読んでいて損はないと思う。 特に第4章は生き方を探す一つの方法が書かれている。ロールモデルに触れ、常に「なぜ?」と自分に問いかる。そうやって、自分の中の理想像を固めていく。本書には書かれていないが、ロールモデル一人一人に関して、なぜその人が良いと思ったのかをマインドマップにまとめるといいと感じた。 3章と6章には自分が大きい組織でやっていく方が向いているのか、小さい組織でやっていく方が向いているのかを判断する一つのヒントが提供されている。

Posted byブクログ

2011/03/15

本書では、読者に日々進展を続けるウェブ時代の今後の傾向と、その中でどう働きどう生きるかという問題を提示し、著者の経験から具体的な対処の手法を各種示唆している。 著者は、「大組織vs.小組織」という見出しで、大組織に向いている人、小組織に向いている人に対して、それぞれの組織の中で...

本書では、読者に日々進展を続けるウェブ時代の今後の傾向と、その中でどう働きどう生きるかという問題を提示し、著者の経験から具体的な対処の手法を各種示唆している。 著者は、「大組織vs.小組織」という見出しで、大組織に向いている人、小組織に向いている人に対して、それぞれの組織の中で成長し自己実現を図っていくための方法やその意義についてアドバイスをしている。しかし、本書全体を通じてみると、ウェブの時代は「けものみち」を「一人で生きる」のが望ましく、そのためのコツを説いているように思えた。この点に関しては、やや扇動的で違和感を拭えなかったが、それでもウェブ時代を生きていく上で最も大切なことは「勤勉の継続」という主張があり、この意見には大いに賛同できた。やはり何事においても勤勉に取り組むことが成功への一番の近道なんだろうなぁと改めて感じた。 また近いうちに読み返したいビジネス良書。

Posted byブクログ

2010/12/14

ウェブ進化は、「もうひとつの地球」 =広告収入 x チープ革命 x 群衆の叡智 x 組織の情報発信 を作って「時間」と「距離」と「無限」についてみんなの感覚を揺るがし、時代を変えた。その時代の生き方の指針をこの本は与えてくれる。この本でのその他のキーワード「人生をうずめる」「好き...

ウェブ進化は、「もうひとつの地球」 =広告収入 x チープ革命 x 群衆の叡智 x 組織の情報発信 を作って「時間」と「距離」と「無限」についてみんなの感覚を揺るがし、時代を変えた。その時代の生き方の指針をこの本は与えてくれる。この本でのその他のキーワード「人生をうずめる」「好きなことをやりたいように続けていく」「けものみち」「新しい職業」「古い職業」等これらはいつの時代も普遍的な考え方に思われるが、今ほどこれらのことに突き進んで成功する確率が大きい時代はない。 著者の父親への敬意、また、父親のような視線で日本の若者に期待を抱き、助言を与える著者に大きな愛を感じた。

Posted byブクログ

2019/01/16

インターネットさえあれば 地理的、時間的、経済的など色んな障壁に囲まれていた人が 同じ土俵に立つことが出来る。 冷静に考えると凄いことだな。 冷静に考えるとしばらくは英語主導だよな。 ということは、日本語のWebだけ見てても 大きなウネリは見えていないのかもしれ...

インターネットさえあれば 地理的、時間的、経済的など色んな障壁に囲まれていた人が 同じ土俵に立つことが出来る。 冷静に考えると凄いことだな。 冷静に考えるとしばらくは英語主導だよな。 ということは、日本語のWebだけ見てても 大きなウネリは見えていないのかもしれない。 そんな気持ちになりました。

Posted byブクログ

2010/11/29

結論から、やっぱり梅田さんの本はワクワクさせられて面白かったです。 なぜなら、話がネットを絡めたこれからの可能性を秘めた若者を熱くさせる内容が多いからだと思いました。 具体的には、私自身が現実に満足しないでネットに依存している点とリスクを恐れないで「好きなことをやる」姿勢・生き方...

結論から、やっぱり梅田さんの本はワクワクさせられて面白かったです。 なぜなら、話がネットを絡めたこれからの可能性を秘めた若者を熱くさせる内容が多いからだと思いました。 具体的には、私自身が現実に満足しないでネットに依存している点とリスクを恐れないで「好きなことをやる」姿勢・生き方が大事にさせれいる点が共感できているからだと思います。 全体気に本は「ウェブ進化論」に書いて挑戦したことの結果が書いてあるなと思いました。 特に前作同様、生き方や働き方(例えば、ロールモデル思考法、大組織VS小組織、新しい職業といった章がある)に焦点が当てられた内容で3年前に読みたかったと後悔しています。 今回、読んでみて印象に残ったものとして Only the Paranoid Survive Entrepreneurship Vantage point 「大組織適応性」がそれほど高くない人は、小さな会社で働き、実力をつけながら、少しずつでもよい場所に移って行けばいい。 これらは非常に読んでいて、これでいいんだ!! とすごく感銘しました。

Posted byブクログ

2010/11/25

オープンエデュケーションの現在がわかります。 とくにMITのOCWの話が興味深いです。 今は、インターネットにより、学ぶ環境がオープン化されて 学ぶ意欲がある人に、必読の本でしょう。

Posted byブクログ

2010/12/30

オプティミズムを基本とする爽快なウェブ論。 「誰かみたいになりたい」「こんな職業につきたい」という単純な願望から一歩進み、自分の志向性をより細かく定義していく。 そして、その志向性を発見するための道具が読書という考え方にはとても共感。 2010.10.08 読了

Posted byブクログ

2010/10/14

“ロングテール”やグーグルの企業文化を初めて知ったのは著者のWEB上での発信からだった。ほんとうに驚いた。パレートの法則(80:20の法則)を万有引力の法則のように この世の中を貫く法則と信じていたので“ロングテール”の現象は特に驚くとともに、インターネットの凄さを感じた。インタ...

“ロングテール”やグーグルの企業文化を初めて知ったのは著者のWEB上での発信からだった。ほんとうに驚いた。パレートの法則(80:20の法則)を万有引力の法則のように この世の中を貫く法則と信じていたので“ロングテール”の現象は特に驚くとともに、インターネットの凄さを感じた。インターネットという社会インフラが敷かれたいま、その可能性を個人一人ひとりに呼びかけている。シリコンバレーのような企業・ビジネス面での望みは日本では諦めたようだ。

Posted byブクログ

2010/10/07

梅田望夫氏の前著「ウェブ進化論」で語られたのは、現在のウェブの在り方についてですが、 本書「ウェブ時代をゆく」は進化したウェブに対して、 我々はどう向き合っていくかについて書かれています。 以下要約。 グーグルによって整理し尽くされたウェブで「知の高速道路」を疾走するには、 ネ...

梅田望夫氏の前著「ウェブ進化論」で語られたのは、現在のウェブの在り方についてですが、 本書「ウェブ時代をゆく」は進化したウェブに対して、 我々はどう向き合っていくかについて書かれています。 以下要約。 グーグルによって整理し尽くされたウェブで「知の高速道路」を疾走するには、 ネット環境さえあれば誰でも可能になった。 好きなもの・興味をもったものは調べるだけでなく、 SNSやオープンソースコミュニティのようなネットの島宇宙で、 同好の士たちと学ぶこともできる。 自分のやりたいことを見つけ、それに没頭することができれば、 ウェブは無限大の可能性を与えてくれる。 だがウェブは、 何かが起きるのを待っているタイプの者に対しては何も与えてはくれない。 ウェブを使えば誰もがスキルアップできる今日では、 ウェブに対して能動的な者と受動的な者の差は圧倒的なものになるのだ。 経験も知識も薄い若い内は、 とにかく「サバイバルすること」こそが重要で、 人生のある時期以降は社会全体のことを意識していけばいい。 気になった箇所は以下 ----------------------------------------------------------------------------------------------- 業界全体の中で「見晴らしのいい場所」であればそこで何年か過ごすことがその後のキャリアにプラスに働くし、面白い人と出会う可能性も高い。 金銭的な動機より、そういう無形の価値を重視したほうがいい。 ベンチャーとは「緊張感溢れる仕事環境に身を置くことで、個が成長できる場」と位置づけるのがいい。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- インターンを通して最近思うことは、 まだまだ知らないことが多すぎるということ。 梅田氏のいうように自分が今どんな場所に立っているのかもわからない。 でも知識や経験を増やし、自分の糧にすることが一番自分のためになると信じています。 経験や出会いを若い内から意識し続け、 将来何か「人生をうずめる」ほどやりたいことを必ず見つける。 社会全体に対する貢献をしたいと常々思うが、 そのやりたいことがはっきりするまでは、知識や経験に対して貪欲に生きることが重要だと感じています。

Posted byブクログ