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鋼鉄都市 の商品レビュー

4.1

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2015/05/22

 宇宙人殺人事件の捜査をすることになったベイリと宇宙人側の捜査官でロボットのベイリの活躍を描いたSFミステリー。  SF作家の描く未来都市はどれも魅力的なものが多いですが、この本の舞台となる鋼鉄都市”ニューヨークシティも面白いです。  かっての地球からの移民であった宇宙人たち...

 宇宙人殺人事件の捜査をすることになったベイリと宇宙人側の捜査官でロボットのベイリの活躍を描いたSFミステリー。  SF作家の描く未来都市はどれも魅力的なものが多いですが、この本の舞台となる鋼鉄都市”ニューヨークシティも面白いです。  かっての地球からの移民であった宇宙人たちへの反感、人間から職を奪ったロボットへの反感、人口が増えすぎたため食料など生活上の制限は多くドーム状の都市の中で生活せざるを得ない、とかなりわけありの世界観です。  そうした世界観だからこそ起こる事件や感情の機微などが読みどころです。ロボットに反感を抱きダニールに対し複雑な感情を抱くベイリ、 そうした感情や人間の心理を理解はするものの共感はせず、そのためどこかちぐはぐな言動をするダニール、 そうした二人のコンビのデコボコっぷりが読んでいて楽しかったです。  ミステリとしては少しあっさりと言う感じもしましたが、この鋼鉄都市という世界観をより深く表現するためにミステリの手法が採られたSFだったのかな、と思います。

Posted byブクログ

2015/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1954年に刊行されたSFミステリの古典。ニューヨークシティの刑事がロボットとパートナーを組み、かつての地球からの移民であり現在の支配者である宇宙人が斬殺された事件を追う。 60年経っても良いものは良い。質実剛健な面白さ。静かな夜に読んでいると時を忘れます。

Posted byブクログ

2015/01/15

SFミステリ アシモフの先見性に驚いた! ベイリとダニールのコンビがいい。 続編も読んでみたい。

Posted byブクログ

2014/12/24

SF設定のミステリーということで、前々から読みたいと思っていた。ミステリー的な謎解き部分は正直、あっと驚くというほどのものではない。むしろ、自然に溶け込みすぎて「え?」となるという点で面白く感じた。やはり、この本の読みどころは、アシモフの描く近未来の世界観だと思う。 50年以上...

SF設定のミステリーということで、前々から読みたいと思っていた。ミステリー的な謎解き部分は正直、あっと驚くというほどのものではない。むしろ、自然に溶け込みすぎて「え?」となるという点で面白く感じた。やはり、この本の読みどころは、アシモフの描く近未来の世界観だと思う。 50年以上前に書かれた作品なので、そのSF的世界観を「古臭いなー」と感じる場面も多々ある。しかし、現代的な記述も多くてびっくりする。たとえば、コンピューターにおける検索機能の充実性や、登場人物が普通にコンタクトレンズを使っていることなど(ウィキペディアで見てみると、コンタクトレンズが製品化されたのは1971年。この作品の18年後!)。 でも、それより何よりすごいと思うのは、描かれる世界観での理論の身体性・感覚性だろう。××だから××なのだ、という説明が抜群にわかりやすい。普通、違和感を覚えるものを説明することはとても難しい。なんか気持ち悪い、なんか違う、というのを他人に伝えることは、前提として何らかの基準や一般的な知識を必要とする。その想像の近未来においての「基準」や「一般」を決しておろそかにせず、しかし「特例」や「例外」を書くところが、この作品世界のすごいところだと感じた。 おそらく、論理が生きてるのだろう。で、今もそれが生き続けている……。こういうのを読むと、今自分たちが当たり前に持って共有している世界観が産声を上げた瞬間を垣間見ているようで、どきどきしてしまう。そして、そういう意味で、私達もこの世界の、この作者の子供なのだと思う。 実は最近『インターステラ―』を観て、一番最初に思い出した作品がこれだった。食糧難、他星への移住など、50年後のSFでもこの作品と同じ問題を取り扱っていることに、やはりアシモフの先見の明はすごいなぁ、と感心した。

Posted byブクログ

2014/12/11

電子書籍になってたので30年ぶりくらいに読んでみた。 人口過密で食料とエネルギー不足により効率優先で壁に囲まれ管理された都市に窮屈に住む地球人。さらにロボットにより人々は職を奪われつつあり不満がたまり暴発寸前の閉塞感漂う世界。 そんな中で起きた重要人物の殺人事件を、ロボット嫌...

電子書籍になってたので30年ぶりくらいに読んでみた。 人口過密で食料とエネルギー不足により効率優先で壁に囲まれ管理された都市に窮屈に住む地球人。さらにロボットにより人々は職を奪われつつあり不満がたまり暴発寸前の閉塞感漂う世界。 そんな中で起きた重要人物の殺人事件を、ロボット嫌いなニューヨーク市警の刑事ベイリと精巧に作られた人型ロボットのダニールがコンビを組んで解決するSF設定のミステリー。 SFと言っても何でもありの世界ではないので常識的な制約の中で話が進み、ミステリーとして成立している。 映画化の話を数年前に聞いたような気がするんですが、どうなったんでしょうね。

Posted byブクログ

2014/11/29

http://koedamebiyori.blog.fc2.com/blog-entry-355.html

Posted byブクログ

2014/06/05

アンドロイド、ロボット、SF。 アンドロイドと人間の刑事の話。 今一度読み返すと、機械と人という組み合わせが好きなため、ど真ん中でした。 ですが、好きすぎて最後が読めない状態に。

Posted byブクログ

2014/06/03

SFにはまりたいと思いとりあえず一冊。お・も・し・ろ・い……!!これをばりばりに文系の人にもう一度訳してもらいたい。

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2013/12/07

The Caves Of Steel is philosophical. Yeast fungus, sounds great!!

Posted byブクログ

2013/12/25

2013.12読了 旦那に勧められて。SFなのにミステリー、犯人が意外で、それでいて続編も気になる...。最初読み始めは登場人物やら設定やらがうまく頭に入らず、少し苦労したけれども、クライマックスは一気に読めた! イースト菌がベースになっている食生活、浴場、食堂などなんでも共...

2013.12読了 旦那に勧められて。SFなのにミステリー、犯人が意外で、それでいて続編も気になる...。最初読み始めは登場人物やら設定やらがうまく頭に入らず、少し苦労したけれども、クライマックスは一気に読めた! イースト菌がベースになっている食生活、浴場、食堂などなんでも共同、など未来の生活の様子が興味深かったけど、私にはすこし難しかった...(笑) ダニールとベイリのペアがいい味だしています。 わたしはいま、この地球で鳥肉食べられるから良かった〜

Posted byブクログ