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生物と無生物のあいだ の商品レビュー

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924件のお客様レビュー

  1. 5つ

    264

  2. 4つ

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  3. 3つ

    157

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  5. 1つ

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2010/12/18

軽妙にして深遠、そして手に汗も握れちゃう科学本。いやぁ面白かった面白かった。 下手な小説の10倍読ませる。

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2009/10/07

2008.09.25 面白かった。DNA、細胞、ウィルスについて分かりやすく説明してあって読みやすいし、それを取り巻く人たちの描写が印象的で飽きない。専門知識の全くない自分がここまで知識を得られるなんて、筆者は本当に頭がいい人なんだと思う。

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2009/10/07

読みやすい現代遺伝子学の入門書です。DNA発見の裏話とくに遺伝子の正体が当時有望視されていたタンパク質ではなく核酸だと指摘したエイブリーや、X線によりDNAの構造を解析していたロザリンド・フランクリンに焦点を当てる。また、遺伝子を増殖する機械(PCR)のアイデアを思いついたマリス...

読みやすい現代遺伝子学の入門書です。DNA発見の裏話とくに遺伝子の正体が当時有望視されていたタンパク質ではなく核酸だと指摘したエイブリーや、X線によりDNAの構造を解析していたロザリンド・フランクリンに焦点を当てる。また、遺伝子を増殖する機械(PCR)のアイデアを思いついたマリスなど、現代生物学のアンサングヒーロー(縁の下の力持ち)たちの話を中心に、遺伝子学の基本を学べる。また、生命の動的平衡を指摘し、同位体トレーサーをつかって、代謝の研究をしたシェーンハイマーの業績が強調されています。著者自身のアメリカ時代の研究としては、膵細胞の消化酵素を分泌する膜のタンパク質(GP−2)のことが書いてあります。iPS細胞については、発見前の出版なので触れていませんが、ES細胞の話もふれられています。文章は読みやすいですが、アメリカ帰りの独特な臭みがあり、日本語で書ける所をカタカナで表記しすぎです。

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2009/10/04

文系人間ですので理系の本はそれだけで、尊敬畏怖入り混じりつつ読ませていただくんですが、ほんとに文章の達者な方が理系に多くて恐れ入ります。未知の世界を教えていただくというよりも、柔らかな口調で話していただく感じで、抵抗なくそしてたいそう面白く読み進められました。 知らないことが沢山...

文系人間ですので理系の本はそれだけで、尊敬畏怖入り混じりつつ読ませていただくんですが、ほんとに文章の達者な方が理系に多くて恐れ入ります。未知の世界を教えていただくというよりも、柔らかな口調で話していただく感じで、抵抗なくそしてたいそう面白く読み進められました。 知らないことが沢山あるって知るのって面白くないですか?

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2009/10/04

DNAとあわせて読むと面白さ倍増だと思います。(ワトソンの言ってることとの齟齬が……笑) 生物がわからない人でも読めると思います。 生物をやってればより面白い。

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2009/10/04

ちょっと前まで「ベストセラー」として書店でよく平積みされていた本。思わず買っちゃいました。 内容は期待以上のことはそんなにありませんでしたが「生命とは動的平衡である」という話が面白かったです。 同位体を使って、食物から摂取したアミノ酸が体のどこに取り込まれるかという実験を行ったと...

ちょっと前まで「ベストセラー」として書店でよく平積みされていた本。思わず買っちゃいました。 内容は期待以上のことはそんなにありませんでしたが「生命とは動的平衡である」という話が面白かったです。 同位体を使って、食物から摂取したアミノ酸が体のどこに取り込まれるかという実験を行ったところ(成熟したネズミならもう成長しないのでエネルギー源として燃焼されてしまうだろうと予測した)、実は体のありとあらゆるところに取り込まれていることがわかりました。 私達の体って分子レベルでどんどん入れ替わっているんです。つまり5年前の自分と今の自分では、分子レベルでは全く別物だったりする訳で、引き継がれているのは「形質」とか「秩序」のみ。自分のカラダの中を物質が横切っていっているのです。(「自分」って何だ?と思いました) 放っておくと秩序が壊れる(エントロピーが増大する)のを、生命は破壊を繰り返して秩序を保っているのだと書かれていました。へー、なるほどー。 「秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない」 「システムもそうだ!だから再構築するんだよね。」とこれを読んだとき思ったとです。私の進学ネット再構築、その後の姿を考えるときの礎になってます。

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2009/10/04

福岡伸一氏の講演に行き,その帰りに思い出にと購入していしまった. 前半は,過去の偉人の業績について.後半は,福岡氏の研究についてといった流れであったのかな. 前半は楽しく生命の神秘について触れられたが, 後半はそこまでマニアックなとこまで知りたくないよというのが私の感想. 面白か...

福岡伸一氏の講演に行き,その帰りに思い出にと購入していしまった. 前半は,過去の偉人の業績について.後半は,福岡氏の研究についてといった流れであったのかな. 前半は楽しく生命の神秘について触れられたが, 後半はそこまでマニアックなとこまで知りたくないよというのが私の感想. 面白かったが,もう一生読まないと思う.

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2009/10/04

生命とは何か?という言葉に惹かれて買いました。 でも、生命とは何か?と聞かれて、○○だという納得した答えは得られませんでした。 得られるはずがない問いです。 生命とは何か? 生物学的に、倫理的に、あるいは細胞単位から。 どの観点から結論付けたところで、その説明は何だか物足りないも...

生命とは何か?という言葉に惹かれて買いました。 でも、生命とは何か?と聞かれて、○○だという納得した答えは得られませんでした。 得られるはずがない問いです。 生命とは何か? 生物学的に、倫理的に、あるいは細胞単位から。 どの観点から結論付けたところで、その説明は何だか物足りないものになります。 生命とは何か? 考えてみれば、生命とは奇妙なものです。 無生物のようにものではなく、動き回り、栄養を取り込み、子孫を残す。 生命とは何か?何のためにこの地球上に生まれたのか? 最も古くからある、でも答えようのない問いかけです。 きっと、答えなんてない問いです。 生命というものについて『知る』には、いい本です。

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2009/10/04

2008/1/25 読了 科学者の書く文書というのはとかく 難解で一般人には理解しにくいという イメージがあるが、本書はそのイメージ をくつがえすものだった。 (誤ったイメージだったらごめんなさい! 科学者の皆さん) 分子生物学を題材にした本であるが、 学術書とも入門書とも随筆...

2008/1/25 読了 科学者の書く文書というのはとかく 難解で一般人には理解しにくいという イメージがあるが、本書はそのイメージ をくつがえすものだった。 (誤ったイメージだったらごめんなさい! 科学者の皆さん) 分子生物学を題材にした本であるが、 学術書とも入門書とも随筆とも回想記 ともいいがたい。 流麗な文章で書かれており、学問の、 科学の、生命の奥深さに 感動さえ覚える一冊だった。

Posted byブクログ

2009/10/04

新書にしては主旨と関係ないこと(街の風景や著者の思い出などの描写)が多く書かれていて読みにくかった。 でも、DNAの特定部位の複製方法やネガティブ〜現象などの話は面白かった。

Posted byブクログ