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生物と無生物のあいだ の商品レビュー

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922件のお客様レビュー

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面白く読める学説史

分子生物学の観点からみた「生物」の世界とは、どんなものなのか……。いつもとは違う視点から見た世界の不思議。面白く読める学説史というのは、なかなかないと思う。知的好奇心が刺激され、ゾクゾクする。

yui

2025/01/06

DNAを巡る発見の歴史を紐解きながら、研究界隈のシビアな現実にハラハラ、細胞の働きや研究方法もわかりやすい説明で納得。生命の中の宇宙を感じることができる。

Posted byブクログ

2024/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

分子生物学者の視点から、生物とはどういうものなのかを考えさせられる一冊でした。 この本を読んでいて、分子が動く故に生物の体は分子の大きさにに対してここまで大きくならざるをえなかったこと。 遺伝子情報が完全に欠損しているより、一部欠けた不完全な遺伝子が紛れ込むほうが生物として欠陥が出てしまう過程の話などは非常に興味深く面白かった。 生物というものに興味がある人はぜひ読んでほしい。

Posted byブクログ

2024/11/23

「生物と無生物のあいだ」は、詩的な文体と科学的な内容が調和した読みやすい科学読み物です。生命が「動的平衡」という変化の中で維持される概念や、半年で分子レベルで体が入れ替わることなど、新しい発見がありました。生命システムの柔軟性についても学べます。専門知識がなくても楽しめる本ですが...

「生物と無生物のあいだ」は、詩的な文体と科学的な内容が調和した読みやすい科学読み物です。生命が「動的平衡」という変化の中で維持される概念や、半年で分子レベルで体が入れ替わることなど、新しい発見がありました。生命システムの柔軟性についても学べます。専門知識がなくても楽しめる本ですが、基礎的な生物学の知識があるとより理解が深まります。

Posted byブクログ

2024/11/18

生命を機械的に扱うこと、分解してみることの限界を指摘していて、その道を一度極めた方の言葉は説得力がある 他のメディアで動的平衡に触れていたので理解しやすい点もあったが、本書だけで捉えきるのは難しい 生物学でもあり、哲学的でもあり、人の生命、自然に生きるものとの、関わりを考え直すよ...

生命を機械的に扱うこと、分解してみることの限界を指摘していて、その道を一度極めた方の言葉は説得力がある 他のメディアで動的平衡に触れていたので理解しやすい点もあったが、本書だけで捉えきるのは難しい 生物学でもあり、哲学的でもあり、人の生命、自然に生きるものとの、関わりを考え直すよい機会となった

Posted byブクログ

2024/11/16

生物とは何か?接種したアミノ酸、タンパク質の半数以上が内臓や筋肉など体内の細胞内にとどまるとのこと。体は食べたものでできているので、質のいいものを食べないといけないのかとラーメン食べながら反省。。

Posted byブクログ

2024/10/17

難しそうな内容と思いきや、人物と情景の輪郭がクッキリしてて読みやすい。各世代のキャラクターが絡み合う感じが良い。漫画のクローズを読んでる感じに近い。内容真裏だけど。

Posted byブクログ

2024/12/28

文章がとても読みやすく、比喩なども上手でした。 研究者でありながら、そういう趣味や活動をしていたのかな?

Posted byブクログ

2024/10/07

生命科学がテーマの文章であるにもかかわらず、折々の情景描写が詩的で美しい。 DNAの二重らせんは、40年前でも教科書に載ってて、当たり前のことのように教えられたけど、科学者たちの一つ一つのトライアンドエラーの積み重ねと偶然やラッキー(時には人為も)の結果なんだなぁ、とわかる。 ...

生命科学がテーマの文章であるにもかかわらず、折々の情景描写が詩的で美しい。 DNAの二重らせんは、40年前でも教科書に載ってて、当たり前のことのように教えられたけど、科学者たちの一つ一つのトライアンドエラーの積み重ねと偶然やラッキー(時には人為も)の結果なんだなぁ、とわかる。 そうやって生命を構成するパーツを一つ一つ明らかにしながら、でも、生命はそれらパーツ全ての集合というわけじゃない、という結びが、まるでドラマのように味わい深く物語の余韻が残ります。

Posted byブクログ

2024/09/25

当時、タイトルからうっすら一度は自分も考えた問いについて惹かれて読んだのを覚えています。 人間の神秘的な構造と設計について改めて理解し直せました。

Posted byブクログ