キャッチャー・イン・ザ・ライ の商品レビュー
好きなシーンがたくさんあります。
語り手である主人公の繊細かつ優しさは時に自分のなかで、私もそう感じていたなぁと思い出すものにつながっています。
はならぐ
サリンジャーらしい文…
サリンジャーらしい文章を、春樹らしい訳で作り上げた作品だと感じました。社会が下らなくなってきて、それをどうしていいかわからない少年の葛藤が、文章いっぱいに描かれています。大人になる前は当たり前に持っていた疑問と葛藤を、細部にこだわって再現したすばらしいストーリーではないでしょうか...
サリンジャーらしい文章を、春樹らしい訳で作り上げた作品だと感じました。社会が下らなくなってきて、それをどうしていいかわからない少年の葛藤が、文章いっぱいに描かれています。大人になる前は当たり前に持っていた疑問と葛藤を、細部にこだわって再現したすばらしいストーリーではないでしょうか。この作品のテーマは、愛されたくて、同じくらいに愛したいということだと感じました。
文庫OFF
村上さんの訳は読みや…
村上さんの訳は読みやすくて良いです。前の人の訳のほうが味があるような気がしますが。
文庫OFF
「ライ麦畑でつかまえ…
「ライ麦畑でつかまえて」の、村上春樹さんによる新訳です。訳はなかなかいいと思いますが、私には話自体がいまいち好きになれません。主人公のくどくどした語り口に、途中幻滅してしまいます。しかしその中で、主人公が世の中にうんざりし、おちょくる様は、なかなかに的を射ているようではあります。...
「ライ麦畑でつかまえて」の、村上春樹さんによる新訳です。訳はなかなかいいと思いますが、私には話自体がいまいち好きになれません。主人公のくどくどした語り口に、途中幻滅してしまいます。しかしその中で、主人公が世の中にうんざりし、おちょくる様は、なかなかに的を射ているようではあります。主人公の3日間の放浪を描いた青春小説です。
文庫OFF
初めてのアメリカ文学。 村上春樹さん訳だからなのか、 スラスラ読めて、 章ごとの注意書きも とても分かりやすかった。 賢いが故に、 かなり独特な思春期を過ごす男の子の話。 面白かった。 舞台がニューヨークなのも新鮮。 やはり日本文学にはない、 独特の世界観だった。 これ...
初めてのアメリカ文学。 村上春樹さん訳だからなのか、 スラスラ読めて、 章ごとの注意書きも とても分かりやすかった。 賢いが故に、 かなり独特な思春期を過ごす男の子の話。 面白かった。 舞台がニューヨークなのも新鮮。 やはり日本文学にはない、 独特の世界観だった。 これからも少しずつ、 世界の文学に触れてみたい。 主人公のホールデンが言う 「僕が本当にノックアウトされる本というのは、読み終わったときに、それを書いた作家が僕の大親友で、いつでも好きなときにちょっと電話で話せるような感じだといいのにな、と思わせてくれるような本なんだ。」 と言うところに激しく同感。 本当にそれだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
村上春樹訳ということで再読。 以前読んだ時も思ったが、この作品はPSYCHOPATHやBANANAFISHなどでタイトルとして使われていたりしてシリアスなイメージがあったが、本編自体は悶々とした青年の物語ということでここに共感できるか否かで評価が決まってしまう。 個人的にはハマらないというか、わからなくはないけど共感はできないかな。
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『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる』を買った時に、ちょうど村上春樹訳の新書版もあったので購入。 前に新潮文庫で読んだけど、見事に内容を忘れていた。 村上春樹訳のせいか大分印象が違いました。 どちらの訳が良かったとかは、なにせ前読んだ内容を忘れているので、分かりません。 村上訳...
『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる』を買った時に、ちょうど村上春樹訳の新書版もあったので購入。 前に新潮文庫で読んだけど、見事に内容を忘れていた。 村上春樹訳のせいか大分印象が違いました。 どちらの訳が良かったとかは、なにせ前読んだ内容を忘れているので、分かりません。 村上訳の方があらすじは頭に入りやすかったとおもいます。
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もう20年くらい前になるのかな。いきって原著で読んでみたけど、まったく覚えていなかったので敗戦処理的に村上訳を購入。 最近出た「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる」を読みたかったから。 だいぶMurakamizedされてしまっているなあという第一印象。 手元に原著もあるから読...
もう20年くらい前になるのかな。いきって原著で読んでみたけど、まったく覚えていなかったので敗戦処理的に村上訳を購入。 最近出た「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる」を読みたかったから。 だいぶMurakamizedされてしまっているなあという第一印象。 手元に原著もあるから読み比べてみたけど、なんというか、これはもうクラシックの「解釈」のレベルで異なる。 私、ほとんど覚えていないけど、なんとなくの印象は覚えていて、でもホールデンはこんなにむかつく少年ではなかった。 村上さんと私の英語力を比べたらそれこそ雲泥なんだけど、それにしてもだいぶ村上ホールデンになっているなあと。 16の少年が「僕」の語り口をもったらそりゃ小生意気な印象になる。 物語自体はもちろん面白い。青春モノローグものとしては珠玉だろう。それは間違いない。 ただしこのホールデンを好きになれるかというと、私はなかなか首を縦にふれない。 同じく村上訳の青春モノローグである、マッカラーズの「結婚式のメンバー」は同じくだいぶMurakamizedされているけど、かわいらしかった。 きっとわざとなんだろうな。これが彼のホールデンの解釈なんだと思う。 読みやすいしわかりやすいし、相変わらず翻訳とは思えないくらいのクオリティなのは間違いない。 そこは太鼓判。 仮に面白いと思えなくても、読むのにそんなに時間のかかるような作品ではないし、生きている間に一度は読んでおいて損はないと思うので気になるなら読んでほしい。 たぶん私の言うこと、なんとなくわかると思うから。
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どんな本か知らずに手に取り読みました。 初めは主人公に共感できる部分もありましたが、だんだんと人の愚痴を聞いているような感覚になり、脳みその薄い私には内容の深さが伝わってきませんでした。もう少し物事を深く考えられるようになったらまた手に取りたいと思います。
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「何百万もの人間が〜」とか「奥さんは60歳くらい歳上」とか、物事をかなり大袈裟にいうところだけ親近感 「危うく息を引き取るところだった」つかいたい 妹のフィービーちゃんがとっても素敵 お兄ちゃんにどうにか留まってもらうために貸しをつくろうとするところとか、、 いいとこの子ども...
「何百万もの人間が〜」とか「奥さんは60歳くらい歳上」とか、物事をかなり大袈裟にいうところだけ親近感 「危うく息を引き取るところだった」つかいたい 妹のフィービーちゃんがとっても素敵 お兄ちゃんにどうにか留まってもらうために貸しをつくろうとするところとか、、 いいとこの子どもでいい学校に通う坊ちゃんが、社会や大人に反抗し落第し退学になる話 ナインストーリーズとかにやっぱり雰囲気似てる 面白さはわたしにはわからない、フィービーちゃんのとこだけすき
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