シュガーマンのマーケティング30の法則 の商品レビュー

ジョセフ・シュガーマン(著者),佐藤昌弘(訳者),石原薫(訳者)

2021/01/31

ブログのために読んだ本だが、初めてこういうものを読んだので、大変勉強になった。名著と言われるだけのことはある。

マーケティングについては、無知の分野なので、学びが新鮮な気もする。

2021/01/04

「影響力の武器」と同じく、真理トリガーや購買意欲、心理学についてまとめてある良書。
お客がモノを買う95%は、無意識の決断である。その無意識下に入り込むテクニックを学べる。
コピーライティングしたあとに、見直しのポイントを見つける際に手元においておきたい本。

○最も大切なこと
・顧客に誠実であること、顧客を知ること。商品を知ること。
・小手先の言い逃れは大風呂敷は必ず見抜かれて、逆に信用を落とすことに繋がる
・売り込む対象物の知識や情熱が生半可なものしかなければ態度に表れて、消費者から見放される

○30の法則
1.一貫性の原理
2.商品の特性やアピールポイントを理解する
3.顧客の特徴を知る。顧客の特徴というのは売り込みに最も反応する顧客感情のこと
┗ 我々は顧客を知らない。知らないからこそたくさんテストして、最も効果のあるアピールポイントを知るべき
4.欠点を隠さずハッキリと伝える
5.欠点を克服する
6.客を巻き込む。体験をさせる
7.誠実さは有言実行から生まれる
8.物語の力を活かす
9.権威づけをする。専門領域を持つ
10.比較によってお買い得感を出す
11.感覚に訴える
┗ 効果的なセールスは、いずれも言葉・印象・感情にあふれ、感覚に訴えかける
12.理屈や論理で正当化できるように
13.「安く買いたい」という強欲さにつけ込む
14.信頼性・信憑性を担保する
15.満足度の確約
16.流行や周知のことと商品を結び付けるリンキングテクニック
17.帰属欲求に働きかける
18.収集欲求
19.切迫感
20.限定品、希少価値、特別感
21.単純明快の力
22.罪悪感。何かを貰ったらお返しをしなくてはの心理に訴求する
23.具体的・詳細に説明する
24.親近感
25.パターンニング&うまくいっている先人から学ぶ
26.期待感
27.好奇心
28.市場とのマッチングを考慮する
29.考えさせる力で引き込む
30.正直さ

2020/11/29

各トリガーにわかりやすいエピソードが載っていたので内容が非常に理解しやすかった。
数多くの消費者側の心理や販売する側のテクニックを学ぶことができ、何か物を売る職業に就いている人は必見の本だと思う。
私は物を売る職種には就いていないが、普段の生活で活かせるものがあれば活かしていきたいです。

2020/11/15

私は、販売員でも広告業界で働いているわけでもなく、全くマーケティングには関係ないのだけど、
確かにこんな時にこんな心理で買ってしまうし、こんな時には買いたくないと思うことがバッチリ書かれていて、とても面白かった。
物を売る時に限らず、人に何かを伝えたいときにも、人を惹きつける方法として、とても役に立つのではないかと、思った。
誠実さとは、言行一致のことであるというワードになるほど〜と納得してしまった。

以下まとめ

嘘がなく、シンプルで、全てを出し過ぎず、ストーリー性があったり、あたかも自分が所有者になったかのような感覚を持たせたり。
コレクションしたいと思わせたり、限定、希少性を持たせたりすることが大切。

2020/11/22

非常に為になる。この一言に尽きる。
帯にもあるが、モノを売る仕事に就く人は読んでおいて損がない。
クスリと笑えるユーモア溢れる文調と経験に基づく効果的なマーケティング手法。技を盗もうと本書を手に取った、読者である私たちでさえも、華麗に彼の手中に誘われてしまう。

非常に実践的な内容と、面白くそしてわかりやすい文章。名著。本書を傍らに置き日々の仕事に励みたい。

2020/10/27

購買意欲の法則性を紐解いた1冊。
マーケティングの本と聞くと小難しい用語が並んでいて専門知識がないと読み進められない印象があるが、この本は違った。
私たちが何かを決める時に踏むプロセスを具体例で示しながら、それを抽象化して何がそうさせるのかを分かりやすく説明している。
各章のタイトルをみるだけで何が書かれているのか自分でも予想しながら楽しむことができる。
1番惹かれたのは小難しいテクニックや人を欺く方法ではなく顧客に対して、商品に対して真摯に向き合うということが大事だということ。
マーケティング初心者にとって入門書になるのではないだろうか。

2020/09/08

30の法則はシンプルで的確。また法則を説明する具体例の選び方、言葉のチョイスにも、まさにマーケティングのセンスが発揮されています。読みやすいです。
最重要な心理トリガーとして「正直さ」を挙げていることにも本書の骨太さを感じました。

2020/09/08

一番響いたのは、誠実とは、有言実行。という言葉。
マーケティングにおけるポイントとなるテーマを印象的な具体例とともに説明してくれる。
読んでいて気持ちが良かった。

顧客の感情と、合理的な理由はなにかを常に考える。
ストーリーでセールスする。
誰よりも、自身の商品の特徴に詳しくなる。

2020/08/30

創造力で顧客とプラスサム・ゲームができる本

心理学を使ったマーケティングの本です。
実際のエピソードをふんだんに取り入れており、口語的で読みやすいと思います。
販売の仕事をしていて、自分の仕事に繋げていくことができれば、間違えなく以前よりもたくさん売ることができるようになるでしょう。

ここに出てくる心理学的トリガーについて、「一貫性」「返報性のルール」などがまとめられた『影響力の武器』という書籍を併読すると、さらに理解が深まるのではないでしょうか。

訳文にわかりにくさを感じた分をマイナス評価としました。

2022/10/04

30と言っても中身は相当濃いものばかり。
積読とアウトプットをしていかないと身にならないし、実践できれば大きなアドバンテージを得ることが出来そう。