1,800円以上の注文で送料無料

悪童日記 の商品レビュー

4.3

116件のお客様レビュー

  1. 5つ

    56

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2014/10/12

20代の時に一度読み、20年後に再読。 昔読んだときは、兄弟の逞しさが眩しく、震えが来る程衝撃的だった。 今読むと、兄弟の現実への適応力が現実離れしている様に感じ、途中で醒めてしまった。 読む年齢によって感想が変わってくるのでは。

Posted byブクログ

2014/04/21

異常な世界を生き抜くためには主観で生きてはいけない。戦争下で誰にも守ってもらえない彼らは、自分で自分を守ったのだろう。 双子って設定が、また巧妙。彼らが双子でなく一人っ子だったなら、客観視できるもう一人の自分を心の中に産み出したかもしれない。

Posted byブクログ

2014/04/05

西の魔女が死んだの鏡写しみたいな作品だなあという印象。全部持って行かなかったのはいつか戻ったとき用とかだと思っていたので最後の一文には驚かされました。続編も読もう。

Posted byブクログ

2014/02/26

戦争下の日々を生き延びるために、双子は世界との距離をとる。性は二人の目を通すと淡々として暴力性を帯びて見えた。あと二作の続編も読まないとちゃんとした世界は分からない感じだ。

Posted byブクログ

2013/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第二次世界大戦時下のヨーロッパの 暗澹たる雰囲気が漂っていて、 残酷というか、 かなり重くて読んだ後暗い気持ちになりますが、 そんなに長くないのですぐ読めました。 もう読み返したくないけれど、 3部作ということで 冷徹な双子がどうなっていくか、 続きが気になります。

Posted byブクログ

2013/08/07

(1999.10.08読了)(1999.09.25購入) (「BOOK」データベースより)amazon 戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にす...

(1999.10.08読了)(1999.09.25購入) (「BOOK」データベースより)amazon 戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。

Posted byブクログ

2013/04/29

http://www.haizara.net/~shimirin/blog/akiko/blosxom.cgi/book/20080719142259.htm

Posted byブクログ

2013/02/24

語り口の種明かしは作中にあるので、是非読んで、なるほど、ってなってほしい。 二人が語り部になっているので、この狭い世界での普遍を感じて、どんどん自分の価値観や視点が引き摺られていく感じ。 だから、最後にそういう選択をしても、ああ、うん、って納得してしまう。 その後も気になるので、...

語り口の種明かしは作中にあるので、是非読んで、なるほど、ってなってほしい。 二人が語り部になっているので、この狭い世界での普遍を感じて、どんどん自分の価値観や視点が引き摺られていく感じ。 だから、最後にそういう選択をしても、ああ、うん、って納得してしまう。 その後も気になるので、続編も読もうと思う。

Posted byブクログ

2013/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぼくらとおばあちゃんの生活を淡々と描くだけかなと読んでいたら、 痛みを忘れる訓練始めるあたりから、 聾唖の真似をするくだりら辺から、ただごとではない、と飛び起きた 差別、不具、性器、悪臭、あるがままに置いてあって、 それらを目を覆う必要もなく、自由に眺めることができる。 それは(「ぼくらは、どんなことも絶対に忘れないよ」) 権利だし、義務だなあ

Posted byブクログ

2012/09/23

ある双子と老婆が共に暮らす日々をつづったおはなし。 しかし、狂った世界観と明晰で無垢な双子が起こす事の数々がとても面白い。 この小説は1つの話が3ページくらいで書かれており、これが読みやすかった。 私にとっては、ラストの展開は衝撃的だった。

Posted byブクログ