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悪童日記 ハヤカワ・ノヴェルズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 1991/01/15 |
| JAN | 9784152077042 |
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悪童日記
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商品レビュー
4.3
127件のお客様レビュー
第二次大戦末期、双子の「ぼくたち」はハンガリーとオーストリアの国境近くの小さな町で知恵をフル回転させてなりふり構わず、生きる。 ------------------ 偶然ですがこの本を読む前に佐藤亜紀さんの「黄金列車」を読んでいて、場所と時期が重なるのでとても立体的にこの時期の混...
第二次大戦末期、双子の「ぼくたち」はハンガリーとオーストリアの国境近くの小さな町で知恵をフル回転させてなりふり構わず、生きる。 ------------------ 偶然ですがこの本を読む前に佐藤亜紀さんの「黄金列車」を読んでいて、場所と時期が重なるのでとても立体的にこの時期の混乱するハンガリーの情勢や雰囲気を掴むことができました。 しかし「戦争」というものを差し置いても実にえげつないお話でした。登場人物の性的な変態っぷりやその描写もなかなかですし、もちろん駐屯してきたナチスやユダヤ人の移送、敗戦後の混乱とソ連軍の略奪など、戦争の惨禍もあますことなくえげつなく淡々と描き切っています。その容赦のない世界に適応せんと、人の命や財産を奪うことも躊躇せず、とはいえ人としての矜持を保つ、その幼い双子の姿には複雑な思いがします。 ところでこの物語は三部作になっていて、ラストまで読むと次を読まずにいられなくなるので早く続編も読まねば。
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※このレビューにはネタバレを含みます
第二次世界大戦当時、誰もが毎日を生き抜くことだけに精一杯だった時代、主人公の双子たちは母方の祖母に引き取られた。 母は「大きな町」に残り、父は戦争に行っている。 祖母は地元では「魔女」と呼ばれていて、自分の夫を毒で殺した疑いを持たれている。 孫である双子たちを「牝犬の子」と呼び、母から送られてくる仕送りはすべて横取りする。 しかし、祖母は働き者であった。 毎日、生きていくために一日も休まず働く。 双子たちは、働くことを決意する。 働くことによって、食べさせてもらい、自分に必要な投資(勉強)をする。 日記も始める。 そこには事実だけを書く、というルールを決める。 主観を入れることはNGだ。 「兵隊さんは親切だ」はNG。「兵隊さんはお菓子をくれた」はOK。 人間、生きていくには働くこと、が双子たちの大きなルールとなる。 目標を打ち立て、それに向かって努力する。 一人では到底できない目標でも、二人いたらできる。 毎日一生懸命働き、食料を貯め、お金を貯め、勉強をする。 双子たちのルールに当てはまる人たちに対しては、できる限りの支援を行う。 しかし、ルールの枠を外れると殺すことも厭わない。 生きていくために作り上げた、純粋で容赦のない倫理観。 そこには温かい愛などはない。 残酷なラスト。 双子たちは生き残る。 しかし、生き残る術は身についても、生きる喜びは身についたのだろうか。 そう考えてしまうこと自体、平和な時代を生きる自分の甘さなのかもしれない。
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以前『メロディアスライブラリー』でも取り上げられてた本。こんかい、たまたま読むことになった時、どこかで紹介されてたよね…と検索したら、上がってきた。 正直、タイトルからはもっとカラッとした、例えばロアルドダールあたりの雰囲気を想像してたけど、さにあらず。 舞台は第二次世界大戦下のハンガリーらしい。 ドイツの侵攻をうけ、やがてソ連赤軍が巻き返し、終戦へ…。こないだ読んだ『同志少女…』と同時代なんだけど、なんだろ、この雰囲気は⁈ この数年見てきたヨーロッパ映画にこんな雰囲気のものあったかもしれない。 こんな予想もつかない結末を含めて。
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