1,800円以上の注文で送料無料

ナラタージュ の商品レビュー

3.8

611件のお客様レビュー

  1. 5つ

    195

  2. 4つ

    175

  3. 3つ

    149

  4. 2つ

    46

  5. 1つ

    16

レビューを投稿

2017/07/21

お願いだから、私を壊して? なにを寝ぼけたことを言ってんだって感じ。 家庭不和の悩みを教え子の小娘に話す葉山貴志先生、 ふつう逆だろう! しかも、君が好きだとか言って 離婚し独身のような素振りをふりまいておいて 実は、妻と縁りを戻すのでさようなら。 ラスト、記念のように結ば...

お願いだから、私を壊して? なにを寝ぼけたことを言ってんだって感じ。 家庭不和の悩みを教え子の小娘に話す葉山貴志先生、 ふつう逆だろう! しかも、君が好きだとか言って 離婚し独身のような素振りをふりまいておいて 実は、妻と縁りを戻すのでさようなら。 ラスト、記念のように結ばれる二人。 いや~ひどい話、まるで詐欺。 中盤に柚子という少女が何者かに犯され それを苦に飛び降り自殺する事件が起きる。 犯人が葉山先生だったら面白いなと 期待したが、なにも起こらず死んだ事実のみ。 罪な男、葉山先生でした。

Posted byブクログ

2017/07/06

途中まで何も起こらないが、後半は本当に胸が痛い。上手くいかないけど、諦められないけど、諦めるしかない。永遠に過去にならない地獄。

Posted byブクログ

2017/06/14

島本氏の作品の登場人物は精神的に弱く、やたらと薬を飲んだり自殺未遂をしたりすることが多い。 この作品の葉山先生や泉も同様で、読んでてイライラした。どうもこういう性格は苦手。 ストーリーも切ないというよりはむしろイライラ。 でもこの作者の文章が嫌いなわけではないので、もっと別のキャ...

島本氏の作品の登場人物は精神的に弱く、やたらと薬を飲んだり自殺未遂をしたりすることが多い。 この作品の葉山先生や泉も同様で、読んでてイライラした。どうもこういう性格は苦手。 ストーリーも切ないというよりはむしろイライラ。 でもこの作者の文章が嫌いなわけではないので、もっと別のキャラのストーリーで読んでみたい気はする。 で、結局「ナラタージュ」って何て意味だったの?(笑) 2017/06

Posted byブクログ

2017/05/31

映画化されると聞いて読んでみた。 こんなに必死で切ないような恋をしたことがないから あんまり響かなかったかも… 経験不足も読書に影響するものなんだろうなぁ( ´△`) けどこの人しかいない、みたいな思いを抱けるのは羨ましく思えるかも。 融通の効かなさにはんんーっとなることもあり...

映画化されると聞いて読んでみた。 こんなに必死で切ないような恋をしたことがないから あんまり響かなかったかも… 経験不足も読書に影響するものなんだろうなぁ( ´△`) けどこの人しかいない、みたいな思いを抱けるのは羨ましく思えるかも。 融通の効かなさにはんんーっとなることもあり。 一途な思いは人を傷つけ、自分も傷つけるものでもあるのだなぁと感じました。 でも葉山先生の態度が煮えきらないのも悪い。 この人が最初にビシッと決めてくれたら 普通に幸せになれたかもしれないのに、と思わずにはいられません。 恋とか愛とか一人の人に決めるとか難しいものですね。

Posted byブクログ

2017/05/05

映画化されると聞いて、ずっと積ん読になっていたのを引っ張り出して読んで見た。まあ恋愛小説ということで敬遠していたのもあるのだが、最近なぜか女流作家の恋愛小説を続けて読んでいるのだが。まあなんと言うか思いは分からんではないが粘着質で複雑で淫靡である。この葉山という教師も随分罪作りな...

映画化されると聞いて、ずっと積ん読になっていたのを引っ張り出して読んで見た。まあ恋愛小説ということで敬遠していたのもあるのだが、最近なぜか女流作家の恋愛小説を続けて読んでいるのだが。まあなんと言うか思いは分からんではないが粘着質で複雑で淫靡である。この葉山という教師も随分罪作りな男だと思うよ、ちょっと間違えばただのロリコン教師ではないか、そんな消せない恋愛感情を持ったまま結婚する男と主人公に本当の幸せが訪れるのかしら、続・ナラタージュがあってもいいのでは?

Posted byブクログ

2017/05/03

生徒と教師との恋愛もの。たまたま映画の予告編を見て、うーん???となりイメージが固まる前に原作を読んでおいた。これといって派手な展開や描写はなく淡々と雨の日のようにしとしとと語られる物語。

Posted byブクログ

2017/05/02

絶対に手に入らないけど、愛おしい人のお話。とても切ないけれど、望んでは手に入らない関係。相思相愛だけど声を大にして好きだとは言えないもどかしさ。2人で答えを出して、違う場所で幸せになれることを祈るばかりです。 この人からはなにも欲しくない。ただ与えるだけ、それでおそろしいくらい...

絶対に手に入らないけど、愛おしい人のお話。とても切ないけれど、望んでは手に入らない関係。相思相愛だけど声を大にして好きだとは言えないもどかしさ。2人で答えを出して、違う場所で幸せになれることを祈るばかりです。 この人からはなにも欲しくない。ただ与えるだけ、それでおそろしいくらいに満足なのだ。

Posted byブクログ

2017/04/06

前に一度読んだが内容を全く覚えていなかったため再読。 登場する男性というか、主人公、泉に恋愛で関わってくる男性がダメンズばかりでそこに一番驚いた。高校教師である葉山先生、泉に恋をする小野くんなどそれぞれ酷いなと思ったのだが、柔らかくみずみずしい表現につい引き込まれてしまった。 ...

前に一度読んだが内容を全く覚えていなかったため再読。 登場する男性というか、主人公、泉に恋愛で関わってくる男性がダメンズばかりでそこに一番驚いた。高校教師である葉山先生、泉に恋をする小野くんなどそれぞれ酷いなと思ったのだが、柔らかくみずみずしい表現につい引き込まれてしまった。 大学生になった泉に、高校時代の恩師である葉山先生から電話がかかってくる。卒業公演に参加して欲しいという変哲のないものだが、ずっと思いを寄せていた教師との時間を思い起こし、少しずつ2人の思いは近づいていく。葉山先生には泉と一緒にいられない理由があるのだか、手放すことも出来ずにいる。泉は卒業公演の練習で顔を合わせた小野くんと付き合い出すのだが、小野くんは泉を思うあまりに傷付けることでしか愛を図れなくなるなど、どの恋愛も気持ちが痛いほどに伝わってくる。狂おしい程純粋で若い恋愛小説だった。 葉山先生の優しさや良さは描かれているのだが、それ以上に脆さやズルさが際立つ。泉の要望を叶えているようで自分が溺れているような内面の弱さが其処此処に見え隠れする。 小野くんは葉山先生に惹かれる泉に嫉妬し、力で支配する場面が目立つ。 登場人物の内面がこれほど行動に表れ、それを冷静な目で眺める描写に揺さぶられた。 透き通ったガラスを伝い落ちる雫のように、透明でくっきりとしているのに冷たく隔たりがあるような、そんな印象だった。 2017年秋、松本潤と有村架純で映画化される模様。

Posted byブクログ

2017/04/06

2016年12月13日読了。 力作であろう、間違いなく。終わり方に賛否はあるだろうけど、これはこれで美しいと私は思った。好きではないけど。

Posted byブクログ

2017/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

切なくて、余韻が残る本。泉に感情移入するとどうしようもなくつらいけど、そこまで好きになれる人をみつけた泉がうらやましくも感じた。しかし葉山先生はずるい。 ところどころこのシーンいるかな?ってところがあつた。途中のドイツとか。 小野くんは途中まですんごく良かっただけに悲しかったな。 実写化が決まってるのでキャスト想像しながら読んでしまった。泉のたんたんとしたかんじ、有村架純いいかも。小野くんの坂口健太郎もいいかも。松潤の葉山先生はもう少しなよっとしたかんじでもいいかもな。映画もみてみたいけど、この話を映画化してもそんな良いことにはならない気もしてる。

Posted byブクログ