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ナラタージュ の商品レビュー

3.8

611件のお客様レビュー

  1. 5つ

    195

  2. 4つ

    175

  3. 3つ

    149

  4. 2つ

    46

  5. 1つ

    16

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2020/01/21

最後の作者の簡単なプロフィールに「思春期の繊細な感情や心の営みを鮮やかに表現し、10代・20代の読者からの支持も高い」とあってショックを受けた。世の10代・20代はこんなに大人なのかと思った。自分がその頃にこの話を読んでも、少しも理解できなかったと思う。私が幼すぎるだけなのか。 ...

最後の作者の簡単なプロフィールに「思春期の繊細な感情や心の営みを鮮やかに表現し、10代・20代の読者からの支持も高い」とあってショックを受けた。世の10代・20代はこんなに大人なのかと思った。自分がその頃にこの話を読んでも、少しも理解できなかったと思う。私が幼すぎるだけなのか。 ‪作者が22歳の頃に出た本だ。これを読んで共鳴できる同世代かそれよりも歳若い人たちがうらやましくもあり、自分とは別の世界の人なんだと思った。私はやっぱり何十周も周回遅れだ。

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2019/10/30

◆二人に降り注ぐ雨が物語を引き立てる◆ 大学2年生となった泉の元に、かつて想いを寄せていた高校の恩師葉山から、高校の演劇部の手伝いをしてほしいと電話がかかって来るところから物語が始まる。映画化され、話題を呼んだ作品だ。心が弱い二人が互いに心の傷を慰め合いながら、寄り添う複雑な恋模...

◆二人に降り注ぐ雨が物語を引き立てる◆ 大学2年生となった泉の元に、かつて想いを寄せていた高校の恩師葉山から、高校の演劇部の手伝いをしてほしいと電話がかかって来るところから物語が始まる。映画化され、話題を呼んだ作品だ。心が弱い二人が互いに心の傷を慰め合いながら、寄り添う複雑な恋模様や感情を天気によって繊細に表現しているのが印象的な作品だ。特に、許されない二人に降り注ぐ雨のシーンはグッとくるものがある。ぜひ雨の日に読んでほしい小説。

Posted byブクログ

2019/09/27

とても静かに、たんたんと主人公の述懐で過去を回想するストーリーでした。 静かだけど、その奥にある熱情も随所に感じられました。 葉山先生、ひどい男だな。

Posted byブクログ

2019/09/06

やっぱりこの作家さんと自分とは合わない。表現の仕方とか。構成とか。 しかし何でこれがこんなにも人気になったのか。設定かなあ。。ありきたりだけど、ありきたりな設定に読者は案外心惹かれる。

Posted byブクログ

2019/03/01

13年前、2006年はストーカーやDVがまだ問題視されてなかった頃? 小野君は本当に恐ろしかった。 葉山先生と工藤泉の愛が切なすぎる。

Posted byブクログ

2019/01/23

失念してましたが再読でした。深浅大小あるもののこういった恋愛経験がある訳ですが、とにかくみんな嫌いw 葉山も小野も柚子に犯罪者は当然として、泉もみんな嫌いです。

Posted byブクログ

2018/11/18

3.9 インパクトはありました。 ただ、あまり納得はしてません、なんでこうなるの? という展開が多く、敢えて不幸な方へ話を展開させている気もしました。

Posted byブクログ

2018/07/25

進めんでも進んでも実ることのない恋 お互いがお互いを信頼し、愛しているからこそ縋ってしまう ダメとわかっても相手が何をしているか気にしてしまう でも2人が一緒にいてもブラスのことが生まれるわけではない恋 深い恋愛小説だった

Posted byブクログ

2018/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恋愛小説は苦手です。 でも、この本はいつか読んでみたいなぁと思っていて、やっと読めた。 葉山と泉のどうしたいの?どうなりたいの?っていう感じ。 小野君が泉にしてしまった一つの暴力。 柚子がうけた暴力と、彼女が選んだ道。 そして、泉と結婚することを決めた彼。 「きっと、子供だったから愛とは違うとかじゃなくて、子供だったから、愛してるってことに気付かなかったんだよ」って言った彼。 そこまで知ってるのに?なんで? 最初はいい言葉だなと思ったけど、結婚するとなるとなんか薄っぺらく感じてきてしまった。 と、色々な要素が入りまくりで、頭の中ぐちゃぐちゃです。 泉が葉山に惹かれたのは、雛鳥が初めて見るものを親だと思うっていうのと同じで、初めて自分に向けられた激しい悪意からすくいあげてくれた人だからという感じがしてしまう。 対して葉山は言葉通り、誰かをものすごく傷つけた反面、誰かを救うことで現実から逃げられた…ってだけではないのかな…と。 戻ったのに、写真を隠し持っているところなんて誰に対しても不誠実な人だなとしか思えなかった。 ていうか、せめて誰にも言うなよ…。そして聞いちゃった友達も友達で本人目の前にして打ち明けるなよ…こいつらなんなんだよ…っていう思いが一番強く残っている。 奥さんは幸せだろうか。 泉と婚約者は、うまくやっていけるのだろうか。 こんなことを言っては元も子もないのはわかってるけど、なんでそこまで引きずるのさ…っていうのが一番の感想かもしれない。 ずっとモヤモヤと考えてしまう。 でも一気読みでした。 また時間をあけて読めば全く違う感じになっているかもしれない。

Posted byブクログ

2018/07/02

ひさしぶりに心が揺さぶられた。 大切なひとを失いたくなくて必死でもがいたり、行き場のないどうしようもない感情を持て余している描写が心にせまる。 人生で一番の恋を思い出す本。

Posted byブクログ