キャッチャー・イン・ザ・ライ の商品レビュー
彼の状態はある意味思春期独特のものである思った。思春期、中高生の頃にこういうヤキモキした事が誰しもあるもの。それをそのまま全て文章にしてある。内容はある意味濃く、本の中では数日しかたっていない、それがまたすごい。
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2010/11/29 サリンジャーが天才的に繊細で、頭が切れることがよく分かる作品。 現在全世界で6,000万部売れているそうだ。 もしかしたら、ある種の人々はこれを読んで怒るか、 子供じみてるとか思うのかもしれない。 でも、ぼくはとても気に入ったし、 これからも大事にとって...
2010/11/29 サリンジャーが天才的に繊細で、頭が切れることがよく分かる作品。 現在全世界で6,000万部売れているそうだ。 もしかしたら、ある種の人々はこれを読んで怒るか、 子供じみてるとか思うのかもしれない。 でも、ぼくはとても気に入ったし、 これからも大事にとっておきたい話だと思った。 フィービーがものすごく可愛くてキュートで、 作品全体で大きな救いになっている。 彼女とホールデンとのやり取りは いつもとても可笑しくて、幸せな気分になります。 また、サリンジャーもグレートギャッツビーが 好きだったことが分かって、少し嬉しくなった。 できれば、もっと早くこの本に出会っていたかったです。
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ホールデン少年が世界中に悪態付きながら世界から爪弾きにされる話。パッとみると、ホールデン少年は頭のおかしい精神異常者に見える。 でも彼は我慢できないものには我慢できないと言う勇気がある。タフではないかもしれないけど、純粋だ。 そして彼には妹フィービーがいて、兄のDBがいる。 特に...
ホールデン少年が世界中に悪態付きながら世界から爪弾きにされる話。パッとみると、ホールデン少年は頭のおかしい精神異常者に見える。 でも彼は我慢できないものには我慢できないと言う勇気がある。タフではないかもしれないけど、純粋だ。 そして彼には妹フィービーがいて、兄のDBがいる。 特にフィービーは彼にとって、最も美しいものでかけがえないものだと思った。だからこそ、彼は最後の一線は越えなかったんだと思う。 そして僕の中にホールデン的な何かはある。 後半のフィービーとの会話、ミスターアントリーニとの会話はとても考えさせられた。 特にミスターアントリーニとの会話ではまともなことを言っているアントリーニの方がおかしいと思えるようになってくる。学校教育や社会とのコミットメントなんてくそくらえだと思えてくる。 無価値な大義だとかそんのことはどうでもいいから、まっとうに生きていきたいと思う
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最初の数ページで「ノリが合わない」と感じて読むのやめてしまった。 いつか再挑戦したい。その時まで(いつになるかなぁ)「積読」
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読んでいて印象に残っているのは 自分がこの本の世界にすっかり飲み込まれて 本当にアメリカにいるような感じになったこと。
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中3か高1の頃に読んだ、「ライ麦畑でつかまえて」。 自分の、どちらかというと隠しておきたい本音とか嫌な部分をこれでもかと見せられるようで、本当に痛かった。 目をそむけたくて仕方がなかったことを覚えています。 あれから十数年、ハルキ訳で再トライ。 高校退学が決まったホー...
中3か高1の頃に読んだ、「ライ麦畑でつかまえて」。 自分の、どちらかというと隠しておきたい本音とか嫌な部分をこれでもかと見せられるようで、本当に痛かった。 目をそむけたくて仕方がなかったことを覚えています。 あれから十数年、ハルキ訳で再トライ。 高校退学が決まったホールデン少年が、クリスマス休暇直前に学校の寮を飛び出し、ニューヨークの町へ。 自宅もニューヨークにあるけれど、事情が事情だけに帰れない。 安ホテルの部屋でも眠れない、孤独感と神経のたかぶり。 僕は頭がおかしいのかもしれない、でも、世の中はインチキな、気の滅入るやつらばかりじゃないか――。 かつて読んだときは、ホールデンの焦燥感を自らと重ね合わせて、リアルに痛みを感じたけれど、今は、ただ、ただ、切ない。 何がどう違うか上手く説明できないけれど、あの頃とは明らかに読み手である自分自身の立ち位置が違ってしまっているのです。 それがまた悲しくもある。 お金のないホールデンに小学生の妹、フィービーがクリスマスプレゼント用に貯めていたお金をくれる。 泣き出してしまうホールデン。 開け放した窓からの冷気に震えながら、涙の止まらない兄を抱きしめるフィービー。 …ああ、切ない。 ハルキ訳、いいですね。 蛇足ですが、今回読んでいて、なぜか、太宰治の「人間失格」と似てるなあ、と思ったりしました。
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当然のごとく野崎さんの訳とはずいぶん違う。読みやすかったけど、馴染めなかった。話自体があまり好みでないのも理由かも。
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サリンジャーの名作を村上春樹が新訳。そもそも原作を読んでいなかったのだが、まったく内容を知らなくて、タイトルからもっと女の子向けの話だと思ってた。(キョンキョンが愛読書だと発言したことで人気が出たこともあったし)タイトルのこのフレーズ、そういうことだったのかとやっとわかったが、何...
サリンジャーの名作を村上春樹が新訳。そもそも原作を読んでいなかったのだが、まったく内容を知らなくて、タイトルからもっと女の子向けの話だと思ってた。(キョンキョンが愛読書だと発言したことで人気が出たこともあったし)タイトルのこのフレーズ、そういうことだったのかとやっとわかったが、何か示唆的な気もする。日本語訳とはちょっとニュアンスが違うかな。反抗的で繊細な少年が学校を退学することになった。その数日間の行動と心情を丁寧に描いている。彼の複雑な性格の描写が非凡なのかもしれない。
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すごく人を選ぶ作品なのだなと感じた。 たぶんこれを若い時に読んでいたとしても全く共感できなかっただろう自信はある。
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2010年8月13日購入 実は読んだことがない本というのはけっこうあるが、これはその代表格。 どうも買ってみるのも悔しくて読まないでいたが つい500円均一に魅せられて購入。
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