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キャッチャー・イン・ザ・ライ
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キャッチャー・イン・ザ・ライ

J.D.サリンジャー(著者), 村上春樹(訳者)

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キャッチャー・イン・ザ・ライ

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2003/04/20
JAN 9784560047644

キャッチャー・イン・ザ・ライ

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商品レビュー

3.5

297件のお客様レビュー

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2010/01/15

おすすめ!

村上春樹版「ライ麦畑でつかまえて」。16歳の主人公・ホールデンは、時代も国籍も超えて若者たちに支持されてきた存在。インチキな大人に反抗しつつも疎外感と孤独感を持て余す彼と、同世代の人に読んで欲しい!

yui

2025/11/30

『banana fish』に出てきたから読んでみた。ザ・思春期真っ只中の男の子の話。彼目線の言葉が並ぶ。 わかるよ、社会に対して「なんでなん?」って思っちゃうし、考えても分からないことだらけだし、何者でもない自分のことを量でカバーした言葉で守りたくなっちゃうよね。誰にもわかっても...

『banana fish』に出てきたから読んでみた。ザ・思春期真っ只中の男の子の話。彼目線の言葉が並ぶ。 わかるよ、社会に対して「なんでなん?」って思っちゃうし、考えても分からないことだらけだし、何者でもない自分のことを量でカバーした言葉で守りたくなっちゃうよね。誰にもわかってもらえなかったとしても「考えた自分」はそこにいるんだから。いつか、主人公がこの頃の自分を俯瞰して見られるようになるといいな。

Posted by ブクログ

2025/10/29

愛読書は「ライ麦畑でつかまえて」。と公言して憚らなかった、思春期時代への贖罪として再読。一体なんの贖罪なのか。そして無論、当時は野崎孝訳版。 愛読書と言っておきながら、簡単なあらすじ以外は全く覚えていない。この小説を読んで、何を感じ何を考えていたのか、ほとんど全て忘れていた。 久...

愛読書は「ライ麦畑でつかまえて」。と公言して憚らなかった、思春期時代への贖罪として再読。一体なんの贖罪なのか。そして無論、当時は野崎孝訳版。 愛読書と言っておきながら、簡単なあらすじ以外は全く覚えていない。この小説を読んで、何を感じ何を考えていたのか、ほとんど全て忘れていた。 久々に読んでみると、苦しい。とにかく苦しい。何故ならホールデンがキツすぎて。というか、あまりにも当時の自分すぎて。ホールデンの、延々と続く他人を小馬鹿にした悪口と支離滅裂で幼稚な自分語りを聞かされているうちに、僕はもう反吐が出そうなほどうんざりしちまったんだよ。いや、本当の話。読んでいくうちに、一瞬ホールデンのことを好きになりかけたが、やっぱり最後まで大嫌いなまま読み終えた。でもそれは同族嫌悪。 そんなホールデンに、アーネスト先生は本当に聡明で的確な助言をくれた。先生の台詞こそが、この作品の趣旨なのではないか。わからないけど。ホールデンも当時の自分もピンとこなかったが、大人になった今、先生の一言一言が痛いほど胸に刺さる。特に先生が引き合いに出したヴィルヘルム・シュテールの詩には、この歳になってなお、自分は未熟者なのだと思い知らされグサリときた。 この本を読む当初、「自称ホールデン」だった過去の自分の浄霊が目的だった。しかし、図らずもホールデンそのものである自分自身の中の何かが成仏された。

Posted by ブクログ