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キャッチャー・イン・ザ・ライ の商品レビュー

3.5

291件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    79

  3. 3つ

    93

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    14

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2012/02/16

なぜこれが名作?という類の一冊だった。 世の中のすべてのことが気に入らない、 常に悪態をつき、わけのわからない行動をとり、 落ち込んでばかりいる少年の日常。 主人公がいちばんクレイジー。 途中で転換があるのかとも思ったが、 気が滅入ったまま読み続けることになった。 この作品...

なぜこれが名作?という類の一冊だった。 世の中のすべてのことが気に入らない、 常に悪態をつき、わけのわからない行動をとり、 落ち込んでばかりいる少年の日常。 主人公がいちばんクレイジー。 途中で転換があるのかとも思ったが、 気が滅入ったまま読み続けることになった。 この作品が伝えたいことというものがもしあるのなら、 それを上手く読みとることができれば面白いのかもしれない。 とにかく描写、心情表現がネガティブ続きだと気が滅入るので苦手。

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2012/02/09

わたしの好きな感じではない 妹と弟のことをすごく好きなところが救いだけど、ほんとに世界のものみな気にいらないって言ってるみたい。 アメリカ文化。

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2012/02/05

3度目くらいの読了。 特に勉強ができるわけでもなく、スポーツもできるわけでもなく、女にもてるわけでもない少年ホールデン。未成熟な自分に気づくこともなく、青いその成長過程の自分を通して、社会を捉え、怒り、落胆し、打ちのめされる。 もう少し成長したときに、少し恥ずかしく思える無邪気さ...

3度目くらいの読了。 特に勉強ができるわけでもなく、スポーツもできるわけでもなく、女にもてるわけでもない少年ホールデン。未成熟な自分に気づくこともなく、青いその成長過程の自分を通して、社会を捉え、怒り、落胆し、打ちのめされる。 もう少し成長したときに、少し恥ずかしく思える無邪気さを失うことが、大人になることなんじゃないかと思います。 自らの至らなさを知り、できないことを知り、いつの間にかできそうにないと決めつけたことをたくさん作り、小さくまとまってしまう。 恥をさらして、そんなもの関係なく生きていけたらどんなにいいだろう、と思う今日この頃。 この本には、著者との契約に基づき、訳者である村上春樹のあとがきが収録されていない。ぜひ読んでみたいなぁ。

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2011/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

村上氏の訳が自分に合わなかっただけなのか、或いは。 「こういうティーンも、しばしばいる。」ということ。単純に。という風に読めてしまったのは、同族嫌悪もあるのだろうか。 人間の綺麗な部分や前向きな「結」だけが小説に書かれるべきだとは思わないけれど。でも、でも。 でも、と言いながら、私は何度かこの小説を読み返す、きっと。きっと教育への関わり方が変わる、節目節目に。 カール・ルースとのバーでの会話が印象的。

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2011/12/08

数年前に「ライ麦畑で・・・」を読んで、村上訳に再度チャレンジしたものの主人公の気持ちがよくわからない。 自分が実力不足なのかと思ってしまいます。

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2011/12/04

そんなにすごい本、というふうには思えなかった。。。 話の展開が速くて、それに今一つついて行けなくて、、ホールデンの「放浪」が実は実家の近くである所のニューヨークをふらふらしているに過ぎないってのにがっかりしてしまって。 帰るに帰れなくなった落ちこぼれが自己欺瞞と自惚れと、その裏...

そんなにすごい本、というふうには思えなかった。。。 話の展開が速くて、それに今一つついて行けなくて、、ホールデンの「放浪」が実は実家の近くである所のニューヨークをふらふらしているに過ぎないってのにがっかりしてしまって。 帰るに帰れなくなった落ちこぼれが自己欺瞞と自惚れと、その裏返しとして自らを卑下して語った何か、みたいな。。。 同じところをぐるぐる回っていることを自覚しながら、でもそれを正視できない。 別のところで訳者であるところの村上春樹が、フィービーを、ホールデンにとってのもう一人の自分、として語っていたけれど、それが正しい気がする。 現実のホールデンは、何が嫌いあれが嫌いと言う嫌悪感に追い立てられながら、じゃあ自分はどうなのか?という問いには答えられない。 フィービーは、その輪の外にいて、同じところを巡るホールデンの姿を正しく認識している存在。(それはホールデン自身が、本当は分かっている、ということでもある) クライマックスの回転木馬と、キャッチャー・イン・ザ・ライとは通じているのでしょう。恐らく。 ただ日がな一日回り続ける、日がな一日、落ちないように、キャッチし続けるだけの存在。 だけど、それは幸せなもの、幸せな輪を守るものとして。 そういえばリトル・ミス・サンシャインにも、自暴自棄になった兄に、両親の説得は通じず、ただ妹が寄り添ったら「わかったよ」になる、てシーンがあった。 自分より弱いものを守りたいという意識とか、それを美しいものとして思う感情。

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2011/11/13

「キャッチャー・イン・ザ・ライ」(J.D.サリンジャー:村上春樹 訳)を読んだ。前に「ライ麦畑でつかまえて」(野崎孝 訳)を読んでから実に30年以上経っているんだな。やれやれ。しかしどれだけ月日が経とうが翻訳者が変わろうがやっぱり私はホールデン君を理解してあげられないんだよ。

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2012/01/08

これもまた、5年前に読んだときよりもずっとずっと面白いと思った本でした。 ぐだぐだ考えすぎてた、迷いが(今よりは)自分の中を渦巻いていた以前よりも、(いちおう??)大人になったからでしょうかねぇ いろんな年齢で繰り返し読むと、それぞれで面白く感じる一冊だと思う! まとま...

これもまた、5年前に読んだときよりもずっとずっと面白いと思った本でした。 ぐだぐだ考えすぎてた、迷いが(今よりは)自分の中を渦巻いていた以前よりも、(いちおう??)大人になったからでしょうかねぇ いろんな年齢で繰り返し読むと、それぞれで面白く感じる一冊だと思う! まとまりないですが…。 ----- わたしも、ただ、ライ麦畑でずっと待ってて、走ってきて崖に落ちちゃいそうな子供をキャッチして過ごしたいな。 きっと地味に幸せだろうと、は思います。

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2011/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思春期・反抗期を描いた作品。 何に対しても「参っちまう」くらい嫌気が刺して、厭世的に物事を見てしまう思春期。 例えば、映画の安っぽさについて。例えば、周りの若者たちの俗っぽさについて。 嫌なのに出口が見つからない、あの時特有の感じが上手く表現されていると思う。高校生の時読んだら共感できたかな。

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2011/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大戦後間もなくのアメリカを舞台に、主人公のホールデン・コールフィールドが3校目に当たるボーディングスクールを成績不振で退学させられたことをきっかけに寮を飛び出し、実家に帰るまでニューヨークを放浪する3日間の話。 自身の落ちこぼれ意識や疎外感に苛まれる主人公が、妹に問い詰められて語った夢:<自分は、広いライ麦畑で遊んでいる子どもたちが、気付かずに崖っぷちから落ちそうになったときに、捕まえてあげるような、そんな人間になりたい...>が作品の主題となっている。このクライマックスシーンを導くために主人公の彷徨のストーリーが積み重ねられている。 期待しすぎたかも。これは10代後半に読むのがベストな時期だと思う。何回も読みたいとは思わないな~。

Posted byブクログ