1,800円以上の注文で送料無料

キャッチャー・イン・ザ・ライ の商品レビュー

3.5

291件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    79

  3. 3つ

    93

  4. 2つ

    25

  5. 1つ

    14

レビューを投稿

2012/07/18

なんやこれ。おもんな。 犯罪者が読んでる小説とかいって有名になったけど、日本でこの本好きとか言ってる奴は信じられん。 どこがどう面白いという具体的なレビューもない。 英語が読める人だけが評価してるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2012/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

http://ameblo.jp/sweet--ballet/theme-10057301591.html

Posted byブクログ

2012/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなか良い小説。 何かを求めてさまよう少年の数日間を綴った話。 少年の苦悩が語られる中で、突如現れたタイトルの所以の話は、唯一と言っていい少年の素朴な夢・希望が語られる部分で物語の理解の鍵となる。 村上春樹はこういう小説を書きたいんだろうな、と思った。 アフターダークとかなり雰囲気が似ているように感じた。 話の筋もなんというか村上春樹的で、何も知らずに春樹の小説ですと言われたらそうですか、となってしまいそう。

Posted byブクログ

2012/06/05

読後、「まったく、まいっちゃうよね。ぶちまけた話。」とか言いたくなる。 ホールデンが一番気にいらないのは自分自身なんだと思った。私もそうだから、なんて言い方をするのは気持ち悪いか。でも、読んでいて自分とはまったく別の人間の話をされてるなんて気は全然しなかった。 何もかもが気に入...

読後、「まったく、まいっちゃうよね。ぶちまけた話。」とか言いたくなる。 ホールデンが一番気にいらないのは自分自身なんだと思った。私もそうだから、なんて言い方をするのは気持ち悪いか。でも、読んでいて自分とはまったく別の人間の話をされてるなんて気は全然しなかった。 何もかもが気に入らないんじゃなくて、正しいことには正しいと、間違ったことには間違っていると、気に入らないことには気に入らないと、そういう線引きがハッキリしてるだけだと思う。 何もかも屈折した受け止め方をしているようで、その実誰よりも感受性が強くて傷つきやすい。 自分に正直に生きようとするのはいつだってつらい。色んなものを敵に回す。それは覚悟とかじゃなく、思春期においてどう成長していくかの大きな分け目になるのではと思う。 ホールデンは、色んなことに怯えがあって、自殺なんてできやしなさそうなところと、それを自覚してるところがあるから好きです。人間らしくて。 彼の発言は物事の本質をついてたりするんじゃないのかなって思う。私自身、未成熟にも程がある人間だからわからないけれども。でも、“人っていうのはだいたいにおいてさ、君が今は話なんかをしたくないなと思うときにかぎって、議論に熱が入ってくるものなんだよね。”なんて発言はかなり同感だった。

Posted byブクログ

2012/05/28

村上氏が他で発言していた「翻訳には賞味期限がある。バージョンアップが必要」との意見には賛成。 名作でも訳の古臭さになじめず楽しめない作品があるし、新訳が出ると、埋もれていた作品が再び着目されることになる。 ただしキャッチャーについては野崎氏の訳は(多少の言葉遣いの古臭さはさておき...

村上氏が他で発言していた「翻訳には賞味期限がある。バージョンアップが必要」との意見には賛成。 名作でも訳の古臭さになじめず楽しめない作品があるし、新訳が出ると、埋もれていた作品が再び着目されることになる。 ただしキャッチャーについては野崎氏の訳は(多少の言葉遣いの古臭さはさておき)十分今でも通用する名訳。 野崎氏の約と村上氏の訳の両方を楽しみたい。 また、「翻訳夜話」「サリンジャー戦記」と合わせて読むとさらに楽しめる。

Posted byブクログ

2012/05/17

ついにこの本と向き合った。キャッチャー・イン・ザ・ライについて、『思春期にありがちな世の中の全てに対して反抗してしまう少年を描いた青春小説であり、ホールデンは若者の代弁者』みたいな論をよく見るけれども、わたしはそれにはあまり同意できない。確かに一見すると軽薄でちゃらちゃらしたこと...

ついにこの本と向き合った。キャッチャー・イン・ザ・ライについて、『思春期にありがちな世の中の全てに対して反抗してしまう少年を描いた青春小説であり、ホールデンは若者の代弁者』みたいな論をよく見るけれども、わたしはそれにはあまり同意できない。確かに一見すると軽薄でちゃらちゃらしたことが書いてあるように思えるし、ホールデンは未熟だけれども、サリンジャーは決して若者の心の葛藤、みたいなものだけを書いたつもりではないとおもう。軽やかな口語調でするすると読めるけれども、ふと引っかかるところがある。あ、ここだ、と思うところがある。いくつもそういう一文に遭遇した。共通して言えるのは、ホールデンには未熟ながらも確固たる価値観があり(それは決して褒められたものではないのかもしれないけれど。現にフィービーには「けっきょく、世の中のすべてが気に入らないのよ」と言われている。これはあながち間違っていないとおもう。)、周りのあらわれる人々よりも善であったり真理であったりそういった何かプラスなものを見据えているのではないか、ということ。そういうのが、ちらり、ちらりと軽快で適当な語りの隙間隙間に見えるのがとても素晴らしいと思った。弱さに寄り添うということ、立場的で不条理な強さに疑問を持つこと、自分の頭でしっかりと考えないと視界が曇っていくということ、世の中は残念ながらインチキで満ち溢れているということ。そういうことがすごくたくさん書いてあるような気がして、血眼になりながら読んだ、そんなかんじ。 物語はいつ出会うかというタイミングがとても大事。わたしはまさに、今だった。今より前だったら分からなかったかもしれないし、今より後だったら懐かしむだけになってしまったかもしれない。でもそれはわたしが若者だからということではないと思う。決して反抗のちゃらちゃらした若者小説ではないということを強く感じた。村上春樹のこの物語についての解釈が読みたかったので、巻末削除が残念。翻訳について語っている村上春樹の文章を読みます。 追記 結局、この物語の中でホールデンはなにかしらの解決というものには全く行き着いていない。どんどん暗い方向へ彷徨っていくだけ。物語に必ずしも納得のいく解決が必要というわけではない、ということと同時に、わたしもホールデンのままかもしれないという恐怖。強い、負の方向への共鳴性を持っている気がして、結末についてはあまり考えたくない。

Posted byブクログ

2012/04/22

読むにはかなり年くい過ぎてる、つまりつまらないジジイにとっては軽く若過ぎる話って事だ。 ペンシー校を退学処分になったホールデンが一人語りで綴る崩れたくだらないアメリカンな青春小説。クリスマス休暇直前の土曜から月曜までの3日間の物語。 まずは寮でのいざこざ、ニューヨークに行ってのホ...

読むにはかなり年くい過ぎてる、つまりつまらないジジイにとっては軽く若過ぎる話って事だ。 ペンシー校を退学処分になったホールデンが一人語りで綴る崩れたくだらないアメリカンな青春小説。クリスマス休暇直前の土曜から月曜までの3日間の物語。 まずは寮でのいざこざ、ニューヨークに行ってのホテルでのいざこざ、バーでのいざこざ(トラブルばっか起こしているなぁこいつ)人を呼び出してはいざこざ、こっそり家に帰ってはいざこざを起こして百万回も吐きそうになってるし。 グタグタ病んだような長い表現は、流石に世界文学と村上春樹だなと思う。まぁ、本のタイトルの意味がわかったのはよかったけど。 で結局読んで面白かったってかい?そりゃ君、君がホールデンなんてヤツに語りかけられたら、おかし過ぎて眉間にシワを百万本寄せて「いい加減にしろ、黙らないか!」って言ってしまうよ。そんな感じだよ。レッチリとか聞きながら読むといいかもね。じゃあね。

Posted byブクログ

2012/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

随分前に読了(汗) 攻殻機動隊での引用から興味を持った作品。大人と子どもの中間を彷徨う青年の心理描写がとてもリアルに感じた。 村上春樹の訳だからなのか、「ノルウェイの森」がオーバーラップしてしまった。学生寮で生活する主人公と彼の価値観、それを取り囲む人間の描写や、グレートギャツビーや、身近な人の死や虚無、とかの設定がね。。「ノルウェイの森」、また読んでみようかな。

Posted byブクログ

2012/03/21

主人公にあまり共感出来なかったかな。世の中の全てがつまり、気に入らないのね。妹さんがしっかりしてると思った。その存在に主人公と同じく救われた。

Posted byブクログ

2012/03/08

ちょっと前に見た「攻殻機動隊」に出てきたので読んでみた。 他人のことを見下したり、社会を斜めにみているのに、自分自身は何もしない、何も出来ない主人公のホールデンの語りを読み続けるのは正直だるかった。 本当はもっと不満を書こうと思っていたけど、妹のフィービーとアントリーニ先生が...

ちょっと前に見た「攻殻機動隊」に出てきたので読んでみた。 他人のことを見下したり、社会を斜めにみているのに、自分自身は何もしない、何も出来ない主人公のホールデンの語りを読み続けるのは正直だるかった。 本当はもっと不満を書こうと思っていたけど、妹のフィービーとアントリーニ先生が少し代弁してくれたからちょっとは満足。というか、フィービーマジいい子。

Posted byブクログ