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永遠の出口 の商品レビュー

3.8

159件のお客様レビュー

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2009/10/04

子どものとき、未来は永遠と似ていた。永遠ほどの時間と、可能性に満ちていて、どんな未来も選べるかもしれない。大人になるということは選択肢を失っていくことでもある。有限の時に迫られて、選択するたびに、一つ一つ未来の可能性は限られてゆく。でも、子どものときに思い描いたようにはなれなくた...

子どものとき、未来は永遠と似ていた。永遠ほどの時間と、可能性に満ちていて、どんな未来も選べるかもしれない。大人になるということは選択肢を失っていくことでもある。有限の時に迫られて、選択するたびに、一つ一つ未来の可能性は限られてゆく。でも、子どものときに思い描いたようにはなれなくたって、いいじゃない?そういうもんだよね☆っていう、明るさがあって、いいな。友達は「ダークなちびまる子ちゃん」って言ってた。うん。そんな感じでもあるな。

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2009/10/04

とてもなつかシーサー(沖縄全然関係ない)「りぼん」とか「なかよし」とか「サンリオ」とか「お誕生会」とか。自分も一緒にタイムスリップした気分で一気に読めました。

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2009/10/07

その年齢でしか体験できない痛みを、また体験させられるような、そんな小説。 とてもとてもおもしろかった。

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2009/10/04

主人公の成長が表現されてて、面白い。不器用で切ない日々とか・・・。すごいなぁ。共感できるところけっこうあったような。 永遠って言葉は確かに心揺らす響きがあると思う。

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2009/10/07

私は〈永遠〉という響きにめっぽう弱い子供だった――。友情、秘密、家族、恋…10歳から18歳まで、揺れ動く少女の思春期。昭和50~60年代を背景に、新鋭がリリカルに描く長編。著者初の大人向け物語。

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2009/10/04

紀子という1人の少女の、小学校3年生から高校卒業までを 描いた物語。 家族や友達や恋や進路に、右往左往する紀子を見ていると、 懐かしくも気恥ずかしい思い。 不器用で、つまらないことに躍起になった「あの頃」を 思い出させる。 なんで若かりしころの自分て、あんなに赤面ものなんだろ。...

紀子という1人の少女の、小学校3年生から高校卒業までを 描いた物語。 家族や友達や恋や進路に、右往左往する紀子を見ていると、 懐かしくも気恥ずかしい思い。 不器用で、つまらないことに躍起になった「あの頃」を 思い出させる。 なんで若かりしころの自分て、あんなに赤面ものなんだろ。 でも、それだけじゃなくて。眩しくて目を細めてしまうような 感覚にもなって。 大人が思うほど純粋でもなく、焦れたり悔やんだり、 説明のつかないようなドロドロした気持ちも、言葉でうまく 表現してあるあたりが、あっぱれ。 思い出話のように、冷静に当時の気持ちを分析していたり、 日記のように、心の揺れ動くままに綴っていたり。 読み終えて軽く疲労感を覚えるほど(決して難しい文体じゃ ないのに)、こちらまで感情が浮き沈みさせられた。 「あの頃」ならば、こんな毎日平気で過ごしていたのに、 読むだけで疲れるなんて・・・。年とったんだなぁ。 大人になった今でも、永遠なんてものはやっぱりなくて 無駄なものにばかり囲まれている。 でも、昔よりはうまく立ち回れてしまう自分がいて。 それがなぜか悔しく思える。そんな本。

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2009/10/04

*図書館* 子どもの頃の記憶が断片的に蘇ってきてしまった。忘れかけていたコトも。 心に残った言葉もあったのに、何故か‘永遠’という意味がうまく呑み込めなかった。

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2009/10/04

07.2.21 色々とほーと思えるところが。 これを読むとあたしは順調に年を重ねたんだなと思う。

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2009/10/04

ものすごく読みたくて買った1冊。“永遠”という言葉は存在しないと感じている私ですが、読み終えると“永遠”という単語が少し好きになります。

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2009/10/04

図書館で借りました。 私<紀子>の小学生、中学生、高校生の時代がそれぞれ読みきりで語られる。 読みやすく、共感しやすい本かなぁ。 中高生向きかも。

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