永遠の出口 の商品レビュー
子供の頃、 「なんてことのないあの頃」 にも 息が止まるような不安や 天にも昇る高揚があった。 子供には子供の世界があって 大人と同じように、それ以上に 精一杯感じて 一生懸命考えてた。 それを思い出した。
Posted by
絵都さんは児童文学作品しか読んでない。直木賞受賞ということで、最近はそれ以外の作風にも挑戦してるみたい。『永遠の出口』を読んでぱったり追いかけなくなった。出たときは食いついたが、読了→・・・。清々しい青春小説とはあまりにもかけ離れた味気ないストーリー、主人公に好感が持てなかったな...
絵都さんは児童文学作品しか読んでない。直木賞受賞ということで、最近はそれ以外の作風にも挑戦してるみたい。『永遠の出口』を読んでぱったり追いかけなくなった。出たときは食いついたが、読了→・・・。清々しい青春小説とはあまりにもかけ離れた味気ないストーリー、主人公に好感が持てなかったなど。当時はそんな感想しかもてなかった。作品は『DIVE!!』や『カラフル』が好き。
Posted by
森絵都さんの本は本当に大好き!これは少女が大人になっていく過程を描いた作品。文句なしに面白いです○●
Posted by
小学生4年生から高校生3年生まで毎年の少女の思春期を描いた小説。 小学生の時のお誕生日会、中学生の時にちょっと非行に走ったり、恋をしたり、初めてのバイト、父と母の喧嘩。 私がもうその年代を過ぎてしまっているからこそ懐かしくてまぶしくって、本人にしてはどんなに鬱屈した毎日でもどこか...
小学生4年生から高校生3年生まで毎年の少女の思春期を描いた小説。 小学生の時のお誕生日会、中学生の時にちょっと非行に走ったり、恋をしたり、初めてのバイト、父と母の喧嘩。 私がもうその年代を過ぎてしまっているからこそ懐かしくてまぶしくって、本人にしてはどんなに鬱屈した毎日でもどこかきらきらしているなぁと感じました。 でも全体の感想としては最後まで日常でしめくくられるのでちょっとまのびしてしまって読後のカタルシスはないかなぁ…という感じ。
Posted by
「ちびまるこちゃん」が少女雑誌「りぼん」に発表された当時を強烈に思い出した。 ある程度の年齢をすぎてから出会った作品に自分の子供時代を振り返らされることは、くすぐったいような大声をあげて逃げていきたくなるようななんともいえない感傷がわいてくる。
Posted by
主人公の少女がどんどんオトナになっていく課程を描いている。…のわりには現実感に乏しい気がした。子供時代の懐かしくなるようなエピソードはとても生き生きとしていたが、そのあとの屈折した時代は現実感がない。永遠にできないことなんてあまりにたくさんありすぎる。本当は全部手に入れられたら、...
主人公の少女がどんどんオトナになっていく課程を描いている。…のわりには現実感に乏しい気がした。子供時代の懐かしくなるようなエピソードはとても生き生きとしていたが、そのあとの屈折した時代は現実感がない。永遠にできないことなんてあまりにたくさんありすぎる。本当は全部手に入れられたら、それほどいいことはないのだろうが、取捨選択で生きていくこの世界では望みはない。それがわかるまでに時間がかかるのも事実。傷つかずに生きてくれればと親は願うのだろうが、傷つかずには前には進めないと思う。傷ついたからこそ見えるものがある。それが永遠という呪縛から解き放たれる瞬間なのだろう。無限の可能性の中から一つだけの現在を選ぶという出口。どれが正しいだなんて言えない。たぶん間違えたところで間違えではないのだろうし。結局、なんでもできるんだし、なんにもできないんだ。あれこれ悩むよりは目の前の何かを手に取りたい。それが生きていくことなんだと思う。
Posted by
共感できる部分がいっぱいあって、過去を思い出して懐かしい気持ちになった。昔のアルバムをみて、それを文章にしたような感じ!!
Posted by
主人公の子供時代から高校卒業までを短編形式でつづった、「作者初の児童小説の枠を超えた小説」。 この人はやっぱりリアルな子供を描くのが上手だなーと思います。 こういう可も無く、不可も無く、でも本人にとっては波乱万丈な人生って言うのは、ほとんどのひとがあてはまるんじゃないでしょうか。...
主人公の子供時代から高校卒業までを短編形式でつづった、「作者初の児童小説の枠を超えた小説」。 この人はやっぱりリアルな子供を描くのが上手だなーと思います。 こういう可も無く、不可も無く、でも本人にとっては波乱万丈な人生って言うのは、ほとんどのひとがあてはまるんじゃないでしょうか。 おもしろかったです。 短編のひとつが「女王の教室」にそっくりで驚きました。
Posted by
あーあるある!わかる!ていう、だいぶ共感した。うんうん、小学生ってこうだったよなあ、中学生ってこうだよなあ、て知らず知らず当時の自分と重ねてしまう。だけど森さん、カラフルと全然印象が違って驚いた。リアルに突っ込みすぎてるから「物語」として受け止められなくて、読後がすっきりしない。...
あーあるある!わかる!ていう、だいぶ共感した。うんうん、小学生ってこうだったよなあ、中学生ってこうだよなあ、て知らず知らず当時の自分と重ねてしまう。だけど森さん、カラフルと全然印象が違って驚いた。リアルに突っ込みすぎてるから「物語」として受け止められなくて、読後がすっきりしない。逆にエッセイ本だったら何度も読み返したかも。
Posted by
主人公の女の子の成長を、年齢を追って見ていくお話。中学パートは同感できるところアリでそこだけで泣いたさ。
Posted by